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傷痕のメッセージ の商品レビュー

4

124件のお客様レビュー

  1. 5つ

    38

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2024/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

末期癌だった父親・水城穣が亡くなり、本人の遺言によって遺体は病理解剖にかけられることに。解剖を進めていくと胃にメッセージが書かれていることを知る。このメッセージから父親は自分の死後何を伝えたかったのか。そこから始まる28年前の事件の真相とは。 外科医(今は病理部に出向中)である水城千早と、同級生で千早の指導医である刀弥紫織、28年前に起こった折り紙殺人事件で穣とタッグを組んでいた桜井が穣の胃に刻まれたメッセージから折り紙殺人事件の犯人を追っていく。自分が考えていた犯人と違っていてうわーって思った。立花材木の社長の息子じゃなくて長女で八木沼建設に後妻として入った和歌子かい。はぐらかされるように書かれているからちょっとモヤモヤしたけど犯人が判明した時は面白かった。 水城千早は28年前誘拐された陣内桜子だった。本当の水城千早は穣の骨が弱くなってしまう遺伝子が強く出て、転倒した際に亡くなってしまった。子供に中々恵まれなかった中でようやく誕生した一人娘が亡くなり、精神が限界に達した母は車内に放置されていた赤ん坊をさらってきてしまった。それが千早であり、両親が亡くなった後で自分とは血が繋がっていないことを知るのはマジできついと思う。でも両親は愛情を込めて本当の娘として思っていたのだなと思う。医療用語も出てきて勉強になった。

Posted byブクログ

2024/08/08

知念実希人さんの本は昔から好き。 自分の呆気ない思い込みによって気づくと騙されていて、まさに手の上で転がされているかのよう。 家族とは。父と娘、千早たちの絆が深まっていくのも良かった。 期待していただけにちょっと物足りなさは感じた。 「千羽鶴」とても気持ちが悪かった。

Posted byブクログ

2024/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

探偵がでてくるわけではないが きになってあっさり読み進められた なんらどんでんがえしのような盛り上がりも感じなかったが、 最後の主人公と父の関係性など伏線回収はスッキリした

Posted byブクログ

2024/07/09

傷痕のメッセージ 著者: 知念実希人 医師の千早は、父の遺言に従い遺体を解剖すると、胃の内壁に暗号を発見します。28年前の連続殺人事件の犯人を追うために父が警察を辞めたことを知り、千早は病理医の友人・紫織と協力してその暗号を解読しようとします。同時に28年前の事件と酷似した殺人...

傷痕のメッセージ 著者: 知念実希人 医師の千早は、父の遺言に従い遺体を解剖すると、胃の内壁に暗号を発見します。28年前の連続殺人事件の犯人を追うために父が警察を辞めたことを知り、千早は病理医の友人・紫織と協力してその暗号を解読しようとします。同時に28年前の事件と酷似した殺人事件が発生し、現在と過去の謎が絡み合う中、二人の医師が真相に迫ります。 知念実希人さんの医療ミステリーは、作品ごとに異なる専門分野を扱っている点が魅力です。今回は病理医が主役となり、天久鷹央シリーズに登場する刑事の桜井も登場して、新たな切り口での謎解きが楽しめます。 ※病理解剖は、亡くなった患者の臓器や組織を観察し、高精度の病理診断を行う重要な医療行為です。これにより死因の正確な理解や治療の適切性の検討が可能となり、医療従事者にとっても診断や治療の改善に役立ちます。ご遺族にとっても、故人の生前の状態を詳しく知ることで、喪失を受け入れる助けになります。

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2024/05/19

父親の死後、遺言通りに病理解剖を行うと胃に暗号が刻まれていた。そうまでして誰かに残したかったメッセージとは。 28年前、そして現代に起こる殺人事件、病理医とタッグを組んでの暗号解読、と、わくわくする設定と飽きさせない展開でした。

Posted byブクログ

2024/03/30

血のつながりだけで家族になれるわけではない、そう最後に伝えた時の本当の気持ちを知ることができたからこそ、主人公は辛い真実にも向き合うことができただと思う。

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2024/03/21

どんどん展開が進んで先が気になり楽しく読めた。病理医が故人の意思を必死で探し伝える素晴らしい姿だと思った。 父が千早に最後に言った言葉については第一章で予想はついていて、そんなわかりやすい結果ではないかな、と思っていたけどその通りだったのが少し残念な部分ではあった。 犯人は予想が...

どんどん展開が進んで先が気になり楽しく読めた。病理医が故人の意思を必死で探し伝える素晴らしい姿だと思った。 父が千早に最後に言った言葉については第一章で予想はついていて、そんなわかりやすい結果ではないかな、と思っていたけどその通りだったのが少し残念な部分ではあった。 犯人は予想がつかなかったけど、千早が自ら行動していて犯人に狙われるのでは…とヒヤヒヤした。 刀祢と千早の友情が深まっていって良かった。

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2024/03/10

外科医、水樹千早は、1年間病理部に出向することになり、同期の解剖医、刀祢詩織が指導医となった。 その矢先、千早の父が癌で亡くなり、「死後は必ず解剖をしてほしい」と遺言を残していたことが判明。 解剖にあたった詩織は、胃壁に書かれた暗号のようなメッセージを発見する。 衝撃を受ける千早...

外科医、水樹千早は、1年間病理部に出向することになり、同期の解剖医、刀祢詩織が指導医となった。 その矢先、千早の父が癌で亡くなり、「死後は必ず解剖をしてほしい」と遺言を残していたことが判明。 解剖にあたった詩織は、胃壁に書かれた暗号のようなメッセージを発見する。 衝撃を受ける千早。 そこへ父の後輩だったという桜井刑事が訪れ、父が刑事を辞めるきっかけとなったという28年前の未解決事件について語る。 そしてまた、28年前の事件と同じ人物の犯行と思われる殺人事件が発生した… 千早と詩織は医師なのに探偵ばりの行動力と推理力を発揮し、桜井刑事も訳ありで、捜査本部から離れたところで核心に迫っていく。 こちらも推理しながら読み進めたが、すっかり騙されてしまった。 動機の部分は医師である作家さんならではのストーリー展開で、親子愛、友情の深さも感じられる厚みのあるミステリーだった。

Posted byブクログ

2024/02/23

さいこー。 予想していたことが当たったけど、犯人はハズレたのが残念。 推理サスペンスだから推理しながら読んでいて、スゲー引き込まれました。 面白い。 一度読む価値ありです。

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2024/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

胃に暗号刻まれてるとか斬新すぎてめちゃめちゃ引き込まれた。しかも、遺体からしかメッセージが読み取れなくてって言うのがすごい今までになくて引き込まれた。 最後犯人わかった時もずっと名前呼ばれないから勝手にあの人だろって想像して話し呼んでたのに名前呼ばれた瞬間違う人すぎてはっ!?!?!?ってなった。 まじこう言う、いかに自分の固定概念が曖昧なものかっていうのを教えてくれるどんでん返し系のミステリーは面白い。 この瞬間を味わうために本を読んでる。 そして、この感情を日常に取り入れてどんどん自分が無意識に勘違いしてたことを覆して行けたらいいな

Posted byブクログ