いわいごと の商品レビュー
シリーズ8作目。この巻は麻之助の縁談がまとまるまでの話が続く。お雪さんが前半の揉め事に関わって来るが、はてさてどうなるのやら。個人的には南沢奈央さんのイメージが残るお寿ずさんが消えていくのが悲しいなあ・・・
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麻之助なお気楽のおかげで揉め事がすんなりいくのがほほえましい。団子で終わらせる話よかった。ただ、お嫁さんがこんな感じで決まるのはびっくりした。てっきり記憶を無くしたお雪さんだと思っていたのに。あまりときがかかりすぎると縁がなかったことになるらしい。昔の人は親や周りの人がこうやって決めるからみんな結婚してるんだなと改めて思った。
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いよいよ麻之助の縁談がまとまることになるのでしょうか。……と思いきや、麻之助に限らず次々起こる縁談話が次々と流れていき(笑)、他人事ながらとんでもなくはらはらさせられます。だけどそんな中でも飄々として物事を見失わない麻之助は実に頼もしい……のでしょうか。頼もしいんだよね、これって...
いよいよ麻之助の縁談がまとまることになるのでしょうか。……と思いきや、麻之助に限らず次々起こる縁談話が次々と流れていき(笑)、他人事ながらとんでもなくはらはらさせられます。だけどそんな中でも飄々として物事を見失わない麻之助は実に頼もしい……のでしょうか。頼もしいんだよね、これって。 お気に入りは「八丁堀の引っ越し」。与力へと昇進した相馬家の引っ越し最中に発生した泥棒事件。そもそもなぜ相馬家が与力になることになったのか。その裏事情を探り、謎を解き明かすのはこれが一番ミステリとしての読みごたえがありました。泥棒が何を欲していたかの答えにも納得。 そしてついに「いわいごと」であれやこれやにけりがついて、ようやくおめでたい話と相成ったものの。これでますます麻之助に持ち込まれる困りごとが増えそうな気もしています。頼りになる人も見つかったことだし、これからの活躍がさらに期待されるところですね。
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+++ なかなか縁談がまとまらず、周囲をやきもきさせる麻之助。そんな彼の元に新たな縁談が三つも! 果たしてその行方は……!? +++ タイトルからして、麻之助にやっと春が来るのかと思いきや、なかなかすんなりとは事は運ばない。相変わらず支配町の厄介事は押し寄せてくるし、今回は、支...
+++ なかなか縁談がまとまらず、周囲をやきもきさせる麻之助。そんな彼の元に新たな縁談が三つも! 果たしてその行方は……!? +++ タイトルからして、麻之助にやっと春が来るのかと思いきや、なかなかすんなりとは事は運ばない。相変わらず支配町の厄介事は押し寄せてくるし、今回は、支配町以外の厄介事まで飛び込んできて、珍しくまじめに働く日々なのである。さらには、その副産物とでもいう縁談が三つもやってきて、しかもそれがどれも問題がありそうな話で、その調べまで自分でしなければならないことに。踏んだり蹴ったりのようだが、そのおかげで、やっと最後には本当に嫁を取ることができたので、めでたしめでたしではあった。これからの麻之助夫婦の活躍に期待ができるシリーズである。
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まんまことシリーズ第8弾。 長く決まらぬ縁談。新たに舞い込んだ縁談。 数々の縁談に奔走する麻之助の元に嫁いだ 表紙の花嫁御寮は誰なのか。 そうきたか。 [図書館·初読·4月7日読了]
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まんまことシリーズ第8弾 表題通り、今作の大きな軸は麻之助の縁談。 伸び伸びとなっていた縁談も決まる時はサクっとまとまっていく。次作では新婚生活も軸となっていくのだろうか。 残るは吉五郎だが、回りまわって一葉とまとまるのか。ありそうではあるが、いつも受け身的な吉五郎にはもう少...
まんまことシリーズ第8弾 表題通り、今作の大きな軸は麻之助の縁談。 伸び伸びとなっていた縁談も決まる時はサクっとまとまっていく。次作では新婚生活も軸となっていくのだろうか。 残るは吉五郎だが、回りまわって一葉とまとまるのか。ありそうではあるが、いつも受け身的な吉五郎にはもう少しドラマチックな縁結びがあっても面白そう。
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初出 2019〜20年「オール讀物」シリーズ第8作 お気楽者の町名主の跡取り息子麻之助が、どんどんたくましくなって、とうとう後妻をもらう。 最初の事件は、中途半端な20両の富くじを協同で当てた若者3人の「もめている旅の行く先を決める」という妙な依頼を、麻之介は金を生かしてそれ...
初出 2019〜20年「オール讀物」シリーズ第8作 お気楽者の町名主の跡取り息子麻之助が、どんどんたくましくなって、とうとう後妻をもらう。 最初の事件は、中途半端な20両の富くじを協同で当てた若者3人の「もめている旅の行く先を決める」という妙な依頼を、麻之介は金を生かしてそれぞれが嫁をもらったり婿に入ったりして望みを叶えると言う意外な解決に導く。 麻之介の友で定町廻り同心見習いの吉之助の荷物から血の付いた大包丁が見つかり、吉之助の縁談がふっとび、義父の相馬小十郎の吟味方与力への昇進が消えかかるが、麻之介の推理で犯人とそそのかした人物が分かる。 小十郎の昇進の背景には、前任吟味方与力の不正が露見した事があるのだが、その贈賄側とされた両替商が実は無実の罪を着せられたとわかり、麻之介が風呂敷から真犯人を割り出す。 ある町名主の親子が事故死して、その町を誰が担当するか決まるまで麻之介が代理を務めることになるが、意外に頼りになって粋な解決方法を見せる麻之介の家が、町内の希望で後継支配に決まる。 町年寄へ貸しを作った麻之介に嫁を世話する話になり、町年寄が動いたところ、3口も縁談が来たがいずれも訳ありで、麻之介は友人たちに応援を頼んで、それぞれあるべきところに落ち着き、一緒に動いた別の町名主の娘で、代理の時に手伝ってくれた和歌が嫁に来ることになった。読者はみんなそうなると予想しただろうね。 最後は麻之介とは縁が無かった花梅屋のお雪の縁談の最中に消えた沽券状(土地の権利証)のありかをお和歌が推理してみつけるという展開は、今後に期待が持てそうだ。
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まんまことシリーズ第八弾。 人の縁は、思わぬ事で離れ、又は結びついてゆく。 麻之助と吉五郎の縁談はどうなるのか?表紙の女性は誰? こたえなし・・・富くじの当選金で旅に行く約束が、行く先で揉め、 更に、旅自体が不可能に。そんな三人の悩みとは? 吉五郎の縁談・・・縁談の相...
まんまことシリーズ第八弾。 人の縁は、思わぬ事で離れ、又は結びついてゆく。 麻之助と吉五郎の縁談はどうなるのか?表紙の女性は誰? こたえなし・・・富くじの当選金で旅に行く約束が、行く先で揉め、 更に、旅自体が不可能に。そんな三人の悩みとは? 吉五郎の縁談・・・縁談の相手の家の問題と血まみれの刃物が もたらす波紋。将来を憤る男の悲しみが起こした事。 八丁堀の引っ越し・・・小十郎の昇進により、与力の屋敷に引っ越す 相馬家。前任と商人の賄賂、泥棒の謎は風呂敷で始まった。 名指し・・・町名主が決まるまでの間、仮名主となった麻之助。 奔走する中で、ある区切りをつける事となる。そして名主は。 えんむすび・・・町年寄から麻之助に示された、三つの縁談は訳あり。 友たちの助けでそれらを解決した麻之助だが、思わぬ展開に。 いわいごと・・・意外な相手との縁談が決まる中、同様に縁談の 決まったお雪が紛失した沽券状の行方の捜索を依頼。 人々の想いが交錯する展開に。謎解きが秀逸。 江戸の暮らしが色濃く現れた、縁談や引っ越し。 “いわいごと”とはいえ、関わるのはヒト。 親族関係・町年寄と町名主と店子・仕事とその人間関係、等、 悲喜こもごもが繰り広げられる内容の短編連作です。 人の縁の面白さよ。 愚痴をこぼしながらも、やることはきちんとやり、 人への気遣いと気配りが充実し始めた、麻之助。 友の吉五郎と清十郎、頼れる両国の貞、大人の丸三と大倉屋は、 何かあったら出し惜しみせずに手助けしてくれます。 今回は、奉行所や同心たちの仕える小者、岡っ引きたちや、 町名主たちや町年寄との縁が出来ました。 今後も、樽屋や西森名主は登場する予感、大です。 そして祝言。新たな門出に幸あれ(^^♪
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帯を見て、麻太郎のお相手は誰?とわくわく。 最後まで引っ張るとはw たどりつくまでに色々もめ事はあったものの、結果オーライ。 よかった、よかった。 麻太郎もひとつ前に進めたね。
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