ヴィンテージガール の商品レビュー

川瀬七緒(著者)

2023/06/11

元々こういう探偵系は好きだけど、これは斬新な切り口で面白かった！服飾に造詣が深く、文化服装出身のこの著者しか書けないストーリーだと思った。

2023/05/31

最近はまった作家さん。
服飾業界のことはわからないけど、今までにない感じで新しいと思った。
でも個人的にはあんまりはまらなかったかな。

2023/05/28

面白かった。

ライトな読み口のミステリーだけど、亡くなった少女が「誰からも愛されなかった」とされていたのは、なかなかにしんどかったなーっ
馴染み深い地名が出てきたのもあいまって重たく感じてしまった。
でも小説としては登場人物も魅力的で第2作目も読みたい！

2022/12/04

この作家さん、底が知れない。
デビュー作は呪術、法医昆虫学のシリーズをずっと読んできたけど、今度は仕立屋だと？そしてそのいずれも魅力的な登場人物たち、そして予想を裏切る展開。
新刊コーナーに次回作があるのを見つけて前作を探して戻って来たけど、この作品だけでしばらく余韻に浸っていたい気分。
いや、すごい人が出てきた。

2022/12/04

いやぁおもしろい。事件はとてもやるせないけども。
衣類からわかることの多さにも驚くし、小春のキャラもとても好き。

2022/11/21

仕立屋探偵　桐ケ谷京介。
彼は美術解剖学と服飾の深い知識によって、服を見ればその人の受けた暴力や病気などまで分かる特殊な能力がある。
確かに特殊だ。そこまで分かるのはすごすぎる。
でも、神のような腕を持つ整体師や、五感や記憶機能が異常発達している警察官の物語だってあるのだから、問題なく受け入れて入り込める（笑）

京介とコンビを組むのは、同じ商店街でヴィンテージショップの店長をしている水森小春。
独特の世界観をもった美しい女性だが、忖度なしで辛辣な物言いと、ゲーム好きで70万人超えの実況動画配信をしているという変わり種で面白い。

事件は、１０年前に遺体で発見された身元不明少女の殺害・遺棄と思われるもので、真実が少しずつ分かっていくとともに、社会の闇の中で命を落とした少女への思いで苦しくなる。
でもこの二人のコンビがとても良いので、シリーズを続けてほしいなと思う。
杉並警察署の南雲警部が、二人と事件の捜査で関りを持つのだが、今後も良い味を出してくれる気がします。
川瀬さん、法医昆虫学捜査官シリーズに続いてお気に入りになりそう！

2022/10/31

うーわー、面白かったこれ。
夢中になって読んでしまった。美術解剖学と服だけでよくたどり着けるな。小説だけど。
誰が犯人なんだろ、どうしてそんな特殊な服を着ていたのに身元が判明しないんだろうと謎が謎を呼ぶ感じで夢中になってしまった。
死因、亡くなった状況はあまりにも悲惨で辛いものだった。
ただ、証拠隠滅した磯山さんがこれからどうなるのかが中途半端で、そこだけ残念だった。
そして私が桐ヶ谷の立場なら、磯山さんの頼みは断れなかっただろな。

2022/10/28

昆虫系以外の話を読むのは初。
今回は服飾。服のシワや生地はもちろん着回しを見ただけでその人の健康状態や環境が分かってしまうという。可哀想な女の子の犯人は……突き詰め方がもう少し切り崩されてたら読みやすかったかな。おもしろかったけど。

2022/10/21

服飾の知識で未解決事件を解き明かす、というのは斬新。
しかし、強引過ぎる。
セリフが洗練されてないから、説明・無駄が多いし、キャラによる書き分けも微妙。

2022/10/25

高円寺南商店街で小さな仕立て屋を営む桐ヶ谷京介は、美術解剖学と服飾の知識によって、服の皺を見ただけでその人の状態が判ってしまう能力を身につけていた。
　テレビで公開捜査のニュースを観た京介は、身元さえ判らない少女の着ていた奇妙な柄のワンピースに目を惹かれ警察へ接触を試みるが…

洋服の些細な皺から健康状態や暴力を受けていたとか分析する京介の能力が凄すぎます。
そして、警察とは違う着眼点で事件を捜査し、手掛かりを掴んでいく姿にワクワクしながら読み進めました。相棒のヴィンテージショップを営む水森小春も又服飾の知識が豊富で、良いコンビでした。

事件の真相は意外な展開でしたが、京介だからこそ解決に導けたんだと思います。
シリーズ化している様なので、次巻も楽しみにしています。