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人生、何を成したかよりどう生きるか の商品レビュー

3.6

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2024/05/13

( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )

Posted byブクログ

2024/03/03

内村鑑三が1894年夏休みに箱根に若者を集め、講演した内容の書き起こし、「後世への最大遺物」。 それを現代でもわかりやすい言葉遣いにし、登場人物等にふんだんに注釈を加えた前半。 そして後半は元外務省主任分析官の佐藤優さんの解説。 時は明治27年。日清戦争開戦の時代。 黒人や女性...

内村鑑三が1894年夏休みに箱根に若者を集め、講演した内容の書き起こし、「後世への最大遺物」。 それを現代でもわかりやすい言葉遣いにし、登場人物等にふんだんに注釈を加えた前半。 そして後半は元外務省主任分析官の佐藤優さんの解説。 時は明治27年。日清戦争開戦の時代。 黒人や女性軽視など、違和感のある部分もあるが 致し方ないのかもしれない。 内村鑑三の人間的な部分が垣間見える。 欧米の事業家、思想家の名前もたくさんでてきて それに関する注釈を丹念に読むだけでも 当時の世界の勢いとか情勢が浮き上がるきがする。 生き方として まずお金を儲けなさい そして事業をしなさい(=働きなさい) それができなければ、教育に携わるか、本を書くかして、思想を残しなさい。 それができないのなら、よりよく生きなさい 善い行いをするよう心掛けた、弱者を助けた、 こうした正義を毎日積み重ねましょうと。 後半の佐藤氏の解説も秀逸。 コロナ禍という特殊な状況で書かれたので ちょっと違和感を感じることもあるかもしれないが とても良い。

Posted byブクログ

2024/01/29

日本を代表する思想家内村鑑三の講義を現代訳で噛み砕いた前半と、佐藤優さんが現代に置き換えて長い注釈としている後半。 まずお金、そして事業、それができなければ自分の想いを文字とすること。この行き先の分からない世の中で、自分がどうあるべきか、どう生きたいかを立ち止まって考えることが重...

日本を代表する思想家内村鑑三の講義を現代訳で噛み砕いた前半と、佐藤優さんが現代に置き換えて長い注釈としている後半。 まずお金、そして事業、それができなければ自分の想いを文字とすること。この行き先の分からない世の中で、自分がどうあるべきか、どう生きたいかを立ち止まって考えることが重要とある。 しかし、立ち止まれない、考えたくない、どうにもならないと思ってしまう時、人はどうすればいいのだろうか。自分と向き合うことはとても難しいが、まず嫌でもノートに考えていることを書き出すことから始めるしかないのかもしれない。

Posted byブクログ

2024/02/03

前半は頭にスッと入ってこない内容で何度も読み返す感じだったが、後半はとても分かりやすかった。後、まとめよう。

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2023/12/20

富や名声にとらわれる必要はない。ひたすらに自分と向き合い、生きることで、「生き方」が遺産となる。「なぜ生きるのか」より「どう生きるのか」に思いを巡らせよ。

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2022/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内村氏の代表的日本人を読みたがったが、なぜか手に取ったのがこの本。 最近全集でこれを同じ講演を読んだが難しく。この本を手に取れてよかった。 佐藤氏の解説もよかった。講演当時と今の日本社会は似ていると書かれていて信憑性が増した。 またこの解説では、いま何をしたらいいのかも書かれており、親切だなと感じた。 内村氏の講演について。 正直、お金の話をしてるのにびっくりした。表題より精神論をキリスト教に関連して講演されているものと考えていたので、お金が大切だと言われ、( ゚Д゚)。キリスト教的な思想はあまり感じられなかったが、聴講者がキリスト教関係者だったからかもしれない。 まずはお金儲け、事業を起こす、出来なければ教育に携わるか本を書くかして思想を残す。できない人はまっとうな生き方をする。と内村氏は勧めている。自分はどれだろうか? 内村氏について、キリスト教関係者、明治時代当たりの思想家、学校設立に関係している、英語ができて海外に日本人の特性を広めた人、ぐらいの知識しかなかったので。あと何冊か読まないとなと感じた。 佐藤氏の解説について。 現代の格差、医療・地域・学歴・情報・世代間・雇用・教育格差を上げられ、教育格差でリアルで学ぶことの重要性を説かれていた。コロナによるリモート学習の弊害から、誰と、誰から、どうやって学ぶか、ニュアンスや学閥での政治学などリアルに学ぶことの重要性が明らかになってきたと。キリスト教プロテスタントの生い立ちが書かれていて、とても勉強になった。お金は卑しくない。3年分の生活費をもつべき、夫婦の場合は別財布にするなど、具体的なことが書かれていて、少し笑った。学生中(時間がある間に)数学検定2級、漢字検定準1級もしくはIELTS。日商簿記2級を取ることも薦めていた。

Posted byブクログ

2021/12/17

10代、20代の頃内村鑑三の一日一生と言う本に心身ともに支えられた。この本は前半部分を内村の伝説的講演を現代的に分かりやすく書き直したパートで成っている。とても読みやすく馴染みやすい文体で、言葉の一つ一つが心に染み、若い頃よりも今読むと、さらに自分の生き方やキャリアにヒントを与え...

10代、20代の頃内村鑑三の一日一生と言う本に心身ともに支えられた。この本は前半部分を内村の伝説的講演を現代的に分かりやすく書き直したパートで成っている。とても読みやすく馴染みやすい文体で、言葉の一つ一つが心に染み、若い頃よりも今読むと、さらに自分の生き方やキャリアにヒントを与えられたように思う。お金、事業、思想を自ら生きた遺産として世に残すことを若いクリスチャンたちに勧める内容となっていて、その「何故か」の部分が信仰から生まれた思想でより重要となる。人がこの世の命を終えて天国に帰るとき、この世でかき集めたものは何一つ持って行くことはできない。だからお金を儲けるのは好ましくないというのが旧教的な考えであるがカルヴァンは資産を生み出すことの必要性を唱えた。内村の信仰はその思想の遺産を受け継ぐものだが、つまりお金も事業も与えるという愛の行為であることを信仰に基づき確信し自らの思想として伝えている。 思想を遺せという言葉の通り、内村の信仰遺産はこれほどの時間が経過した現代も私たちを励まし続ける。

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2021/10/09

思想家内村鑑三を佐藤優氏が解説した本。 内村鑑三さんの考え方は面白い部分もあるが、自分の肌に合わない部分もあり、さらっと読み流して終わらせてしまった。自分には思想に関しての基本的な理解力が不足しているのかもしれない。

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2021/09/15

なかなかに読みやすい本でした。 内村鑑三に興味があるというよりは、解説の佐藤優さんてどんな人かな?という思いで読みました。 わかりやすい解説でした。 佐藤さんは頭のいい人なんだとわかりました。

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2021/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こんな考え方もあるのか、と思った本。内村鑑三氏は、まずお金を儲けなさい、事業をしなさい、それが無理なら教育か本を書くかして思想を遺しなさい。それらが出来ない人は生き方を真っ当にしなさい、と言った。これらは全て、後世に残すためのものである。ただ、よりよく生きるとは、人の価値観、考え方によって違ってくる。自分の人生を後世に残すというのが自分の頭にはなかったこと。今まで、死ぬ瞬間にいい人生だったといえる人生を過ごそうと思ってたが、この本を読んだり、自己分析したりして、周りの評価も自分の人生に大きく関わるなと思った。自分が結果を出して、周りに評価され、後世に残すものが増える人生が現時点で考えた、いい人生。そして、前々からおもっていたことだが、本も出版したいと改めて思った。教育に携わるかどうか、今の自分はお金を有効に使えてるかどうか、どんな事業をやるか、など色々考えさせられた本だった。

Posted byブクログ