人生、何を成したかよりどう生きるか の商品レビュー
佐藤優氏の著書は何冊か読んでいて、また新しいことを得られるかと思い読んでみた。私の不勉強で内村鑑三氏が何を為したかは知らないで読み始め、本書は彼の講演内容を解説しているのだが、内容についてもピンとこなかったため、モヤモヤしたまま読了してしまった。佐藤優氏は著作が増えるにつれて、内...
佐藤優氏の著書は何冊か読んでいて、また新しいことを得られるかと思い読んでみた。私の不勉強で内村鑑三氏が何を為したかは知らないで読み始め、本書は彼の講演内容を解説しているのだが、内容についてもピンとこなかったため、モヤモヤしたまま読了してしまった。佐藤優氏は著作が増えるにつれて、内容がそれぞれ浅くなってきているのではないかと危惧している。
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本書は1894年7月16日夜7時と翌日の17日朝8時に当時34歳の内村鑑三が箱根で99名の若者の前で行った講演会の記録。 現代と比べて、人々の精神はより大人であり成熟していると感じてしまう。 曽於反面、現在でも人々の悩みは、同じなのではないかとも感じる 気に入った言葉 ・今一番...
本書は1894年7月16日夜7時と翌日の17日朝8時に当時34歳の内村鑑三が箱根で99名の若者の前で行った講演会の記録。 現代と比べて、人々の精神はより大人であり成熟していると感じてしまう。 曽於反面、現在でも人々の悩みは、同じなのではないかとも感じる 気に入った言葉 ・今一番足りないのは、元気(Life)ではないでしょうか ・この世を作った天は、いつも人間を助けようと思ってい、私たちに恩恵を与えてくれる。だから私たちは天の事前法則に従えば天は自然に私たちをたすけれくれる ・脅す宗教と脅しのない自己啓発
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前半は内村鑑三の講演の話が書いてある。 後半は著者の佐藤優さんの解説と考えが書いてある。 内村鑑三は決して高い身分ではなかったが、自分の努力次第でどうにでもなるということを伝えている。 そこで大事なのが、お金、事業、思想を残す、だと述べている。 佐藤優さんが言う ・嫌いな人は...
前半は内村鑑三の講演の話が書いてある。 後半は著者の佐藤優さんの解説と考えが書いてある。 内村鑑三は決して高い身分ではなかったが、自分の努力次第でどうにでもなるということを伝えている。 そこで大事なのが、お金、事業、思想を残す、だと述べている。 佐藤優さんが言う ・嫌いな人は自分の影かもしれない。 ・学歴よりも学問知識を大切に この2つは、ふむふむと思ったところだった。
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以前一度、内村自身のものを読んだが、本屋で平積みされておりなんとなく手に取った。最近読書をおろそかにしていたので、ハードルの低いものからと思った気がする。 佐藤の現代語訳は大変読みやすかった。内村の豪胆さが感じられ気持ちよかった。コンプライアンス意識がいきわたった現代語訳だが、メ...
以前一度、内村自身のものを読んだが、本屋で平積みされておりなんとなく手に取った。最近読書をおろそかにしていたので、ハードルの低いものからと思った気がする。 佐藤の現代語訳は大変読みやすかった。内村の豪胆さが感じられ気持ちよかった。コンプライアンス意識がいきわたった現代語訳だが、メタ的にもこの本が掲げている「生き方」としてのメッセージを含むようだ。 後半は佐藤自身の現代を生き抜くためのメッセ-ジと言ったところだが、内村に対して言及している部分は面白かった。内村の信仰は強制されたもの、しかし強制されたものであったがゆえに自分で選んだものよりも内面化した、という柄谷行人の言及を引用しているところは興味をひいた。内村についてもっと知らなければなと 21.3.5
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