これからのマネジャーが大切にすべきこと の商品レビュー
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経営学の大家であるヘンリー・ミンツバーグのブログを書籍化したもの。 ミンツバーグを初めて知る、読むという方にはオススメである。 私としてはいろいろな書籍を拝読しているので、その寄せ集めという感じで、ミンツバーグらしい深い切り込みが足りないという印象を受けた。 その中で気づきとなったのは以下である 成功するマネジャーが備えている資質 ・内省的・思慮深さ・賢明さ・献身・洞察力・率直さ・人脈が豊富・愛嬌・鼓舞する力
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印象に残った点 ・地に足のついたマネジメント。ネットワーク内を縦横無尽に。 ・全員が同じ意見なら、だれも考えていないのと同じことだ。ベンジャミン・フランクリン
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初めて全部読んだかも。 なんだかんだとミンツバーグの本は買っておきながら読んでないことが多いのだが、それは近しい思考だから、内容わかるため? マネジャーの仕事以来のファンなのだが、ここ最近の著作は買ってもいない。もう少し積読減ったら読もう。
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元ヤフーの方の輪読講座で使用。 やってみてわかったけどマネージャーってつくづく難しい。そんな自信がない管理職の元では部下も不安だったろう、彼らにとってのキャリアに関わることだから失敗はしないほうが良いけどあまり上手く出来なかった。もちろん毎年、少しずつ自分も成長していったのは実感...
元ヤフーの方の輪読講座で使用。 やってみてわかったけどマネージャーってつくづく難しい。そんな自信がない管理職の元では部下も不安だったろう、彼らにとってのキャリアに関わることだから失敗はしないほうが良いけどあまり上手く出来なかった。もちろん毎年、少しずつ自分も成長していったのは実感出来てるけど、もっと早く良いマネージャーになりたかった。 マネージャーのいろんな大変なことは経験してみないとわからないが、経験する前に知っておきたかった。この本はそれを助けてくれるかもしれない。説教くさくないのが良いし、MBAとかビジネススクールとかグロービス的なモノを軽くディスってるのも小気味良い。 メモしたいくつかのフレーズ。 「マネジャーには際限なくあらゆることが降りかかる」 「メールでは、言葉による情報しか伝わらない。声の調子も聞こえないし、身振り手振りも見えない。雰囲気も感じ取れない。しかし、マネジメントで重要なのはそういう情報だ。電話で話すとき、私たちは笑ったり舌打ちしたりする。会って話せば、うなずいたり首を振ったりして、賛意や不同意を表現する。観察力の鋭いマネジャーは、こうした手がかりを見逃さない。」 ・しかし、変わっていないものにも注意を払う必要がある。 ・判断に迷う場合は、まずやってみる以外にない。実行するために決めるのではなく、決めるために実行するのだ。 ・人々に学習する能力があり、学習を支援する体制が整っていれば、どこからでも戦略は生まれる。機会さえあれば、誰もが新しいアイデアを考えつき、それが戦略に発展していく。 ・既存の戦略を活用すべきときと、新しい戦略に転換すべきときを見極めるのが、マネジャーの大切な役割になる。 ・大勢の人が一体となり、ゆっくり足並みをそろえて、混沌とした状況の中を前進していく——これと同じことが組織でもできればいいのではないだろうか。 生きた牛のような組織をつくるためのヒントは、牛のように歩くことの中にある。みんなが一体になって仕事をし、一体になって歩くことが重要なのだ。マネジメント論ではリーダーシップが神聖視されるが、それよりも重要なのは、言うなれば「コミュニティシップ」だ。 ・リーダーが不要なわけではない。特に、新しい組織にコミュニティシップを確立したり、既存の組織でそれを維維持したりするためには、リーダーの役割が欠かせない。不要なのは、過度にリーダーシップを重んじる姿勢だ。誰か一人を選んでリーダーの座に据え、その人物を組織づくりの唯一の最重要人物と位置づけ、途方もない金額の給料を支払うようなことは、もう終わりにしたほうがよい。コミュニティシップの中に組み込まれた「必要最低限のリーダーシップ」が一番だ。 ・マネジャーや、経営を論じる専門家や大学教授は、変革を説くことには慎重であるべきだ。それよりも、もっとコミュニティシップに関心を払ったほうがよい。 ・最高幹部たちに必要なのは、ほかの階層のマネジャーたちが何を考えているかを知ることだ。 ・やることがないマネジャーほど危険なマネジャーはいない。マネジャーとは、そもそも精力的な人たちだ。そうでなければ、マネジャーにはなれない。そんな人物にマネジメント不可能な職務を与えると、その人は自分にできる仕事をひねり出す。 あとは省略。同意できるキーワードの宝庫でした。
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あまり頭に残らず。 ようは現代経営批判。 リーダーシップよりも繋がり。組織は誰もが引っ張っていけて本当の組織という思想。
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「危機意識を高める、ビジョンをつくる、ビジョンを周知徹底する、短期的成果を上げるための計画を立て、それを達成する等」が参考になりました。現場で意識して行動や発言をしていきます。
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アート、クラフト、サイエンスという3つの要素のなかの、サイエンスが過剰に評価されている状況に警鐘を鳴らし、現場に根ざしたのコミュニティシップの重要性を説く内容。「より多く」ではなく「より良く」を重視しよう、という主張にも共感できた。
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■著者はマギル大学の工学部機械工学科を卒業し、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院にて1965年に経営学修士及び1968年に博士を取得。現在、カナダのマギル大学の教授である。 ■「マネジメントは、リーダーシップを振りかざすことではなく、地に足をつけて現場に関わっていくことで...
■著者はマギル大学の工学部機械工学科を卒業し、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院にて1965年に経営学修士及び1968年に博士を取得。現在、カナダのマギル大学の教授である。 ■「マネジメントは、リーダーシップを振りかざすことではなく、地に足をつけて現場に関わっていくことであるべきだ。」この言葉にこの本の全てが集約されている。 ■もともとは同氏のブログに書き留めたものの中から、特に有意義だと思える42本を選んで、マネジャーが寝る前にベッドで読めるような本を作りたいと考えて編成された本である。 ■日本人、日本のことが結構出てくる。著者は日本にも造詣が深いように感じる。日本語訳も自然で読みやすかった。
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組織論の大家であるミンツバーグのマネージャーに向けたストーリー集。 仕事における思考の再整理のヒントを掴みたく、手に取った。 ショートストーリー形式で、短い隙間時間でも読み進められた。 内容は、目から鱗というよりは、自分がすでに考えていたことを整理してくれる本であった。 考えてい...
組織論の大家であるミンツバーグのマネージャーに向けたストーリー集。 仕事における思考の再整理のヒントを掴みたく、手に取った。 ショートストーリー形式で、短い隙間時間でも読み進められた。 内容は、目から鱗というよりは、自分がすでに考えていたことを整理してくれる本であった。 考えていること、やるべきことを思い浮かべながら、ゆっくり読み進める時間は、とても有意義だった。 印象に残ったのは、下記の内容。 ・マネジャーの選考では、候補者にマネジメントされた経験のある人の声を聞け ・人は変化するものばかりに目を向けがちだが、ほとんどのものは変わっていない。変わっていないものにも注意を払うべき ・IMPMにおけるマインドセット(振り返り/分析/広い視野/協働/行動) ・物事の全体像は高い場所から見下ろして描く必要は必ずしもない(グローバルとワールドリーの違い) ・ベストよりグットを目指す(自分自身と競うことが重要)
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ミンツバーグの、これまでの著作のエッセンスが詰まった本書。 マネジャーが良かれと思って取り組んでいることが、組織を悪い方向へと動かしている場合があります。 42のストーリーにより、より良いマネジメントを実践するための道筋を示してくれます。 「もっと多く」の経済を「もっとよく」の...
ミンツバーグの、これまでの著作のエッセンスが詰まった本書。 マネジャーが良かれと思って取り組んでいることが、組織を悪い方向へと動かしている場合があります。 42のストーリーにより、より良いマネジメントを実践するための道筋を示してくれます。 「もっと多く」の経済を「もっとよく」の経済へ転換させるべきだ。社会を悪化させるのではなく向上させるために、量から質への転換を果たす必要がある。長持ちする製品、ヘルシーな食品、一人ひとりに合わせたサービス、堅固な教育を生み出すために、私たちは努力すべきだ。「もっとよく」を目指せば、雇用は減るのではなく増える。しかも、より健全な組織における、より高給の仕事が生まれるのだ。人はよい仕事に就けば、満足感を 覚え、よりよい人生を送ることができる。「もっと多く」ではなく、「もっとよく」を目指そう。 ー 202ページ 最高の仕事を成し遂げるのは、人と競争するのではなく、自分自身と競争している人だ。そのような人物は、ライバルの中でのベストではなく、自分のベストを尽くしている。 ー 203ページ 高い水準を目指す姿勢を捨てるのではなく、一番にならなくてはならないという思い込みのほうを捨てるべきだ。そうすれば、自分にとって最善の結果を得ることができるのだ。 ー 205ページ
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