十日間の不思議 新訳版 の商品レビュー
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帯に堂々と「後期クイーン的問題」と謳って、ネタバレしているのには困ったもんだ。ここでのクイーンは騙されます、少なくとも一度は間違った推理をします、と明言してるようなモンだからねえ。まあ、そういうものとして読んで、きちんと面白かったからよしとしよう。この新訳で始めて、「十日間の不思議」を読む人はみんなそんな読み方をするんだろうなあ。
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探偵が調査のつもりが巻き込まれて振り回されていく様子が面白い。事件が解決してからの展開にびっくりした。
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『災厄の町』『フォックス家』と世間的には成功とは言えなくとも、関係者を満足させて一応の平和をもたらしてきたライツヴィルを三度目訪れたエラリイと、彼を迎える表面的には豊かな一家。 この結末はつらい。 ライツヴィルといえば田舎特有というか、ねっとりした人間関係、ガサツでいやらしい群衆たちというイメージだけど、これまでの二冊に出てきた不快な人々の中でもダントツ不快な二人!と起こりながら読んでた(笑) でも最後は辛い。なんともいえない。なるほど、これがエラリイのトラウマになるわけだ…。
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九日目に謎は解かれた 恐喝してきたのはだれだったの? それもハワードとサリーのお芝居だったの? 謎は解けたの……? そして遅れてやってきた十日目 真実は……?
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「自分はたびたび記憶喪失になる。その間、自分が何をやっているのか見届けて欲しい」と古い知人であるハワードに頼まれたエラリイは、三度ライツヴィルへと赴くこととなる。 大富豪の父親のディードリッチ、若く魅力的な継母サリー、仲の悪い叔父ウルファート――そこでエラリイはとある秘密を知らさ...
「自分はたびたび記憶喪失になる。その間、自分が何をやっているのか見届けて欲しい」と古い知人であるハワードに頼まれたエラリイは、三度ライツヴィルへと赴くこととなる。 大富豪の父親のディードリッチ、若く魅力的な継母サリー、仲の悪い叔父ウルファート――そこでエラリイはとある秘密を知らされ脅迫事件に巻き込まれるが―― 一言で言うと、とてもドラマチック。これはクイーンの作品の中でも上位に食い込むのが納得の面白さ。 冒頭の登場人物一覧を見ると分かりますが、登場人物はアレだけしか提示されないけれど、そこで繰り広げられる物語がお見事でした。 ライツヴィルもの3作目ですが、このラストの締め方のビターな感じも併せて良い。
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推理小説における探偵の意味というのを考えてしまった。 謎を解きました。めでたし、めでたしにはならない事をこう描くのか。 若い頃じゃなくて、今、出会えた方がよかったのね。 クイーン、こわい(~_~;)
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