アジャイルなチームをつくるふりかえりガイドブック の商品レビュー
プロジェクトやチーム状況を見直し、改善につなげるアクション「振り返り」。 私は、主にアジャイル開発(特にスクラム開発)の流れの中で実施する KPT 形式の振り返りしか知りませんでしたが、それ以外にも数多くの手法があることを、この本で初めて知りました。 それらの手法にもそれぞれ...
プロジェクトやチーム状況を見直し、改善につなげるアクション「振り返り」。 私は、主にアジャイル開発(特にスクラム開発)の流れの中で実施する KPT 形式の振り返りしか知りませんでしたが、それ以外にも数多くの手法があることを、この本で初めて知りました。 それらの手法にもそれぞれ特徴があって、チーム状況に応じて使い分けるのが効果的かも。 例えば、チーム発足直後は課題が多く出るため、KPT では Problem(問題点)ばかり挙がってモチベーションが下がってしまうことがあります。なので、チーム形成期には Fun/Done/Learn や YWT のように、問題ではなく「学び(わかったこと)」にフォーカスする手法を用いることで、モチベーション低下を回避するのがよさそう、など。 また、この本では振り返りの手法だけでなく、実施時の注意点や、昨今の世相に合わせてオンラインでの振り返り実施のポイントなども取り上げられています。「そんなのわかってる」と思ってることでも、改めて言語化されたそれを読んでみると、意外と実践できていないこともあるなどの「気づき」もありました。 かなりの情報量が詰め込まれている高密度の本なので、本の厚さのわりに読了まで時間がかかりましたが、新しい知識とおろそかになっていた点に気づかされるなど、参考になった点がとても多い本でした。 表題には「アジャイルなチームをつくる」とありますが、アジャイル開発を採用していないチームやソフトウェア開発以外のプロジェクトなど、いろんなチームや組織の改善につなげられるトピックが満載の良書だと思います。
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アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット チームファシリテータ・アジャイルコーチである森 一樹 氏の著書です。 「ふりかえり」の具体的なやり方がわかる本と謳っている通り、ふりかえりの初心者に向けた入門書になっています。 ...
アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット チームファシリテータ・アジャイルコーチである森 一樹 氏の著書です。 「ふりかえり」の具体的なやり方がわかる本と謳っている通り、ふりかえりの初心者に向けた入門書になっています。 【本書で学べること・考えること】 - ふりかえりとは? - ふりかえりの目的 - ふりかえりの進め方 - ステップ1:ふりかえりの準備をする - ステップ2:ふりかえりの場を作る - ステップ3:出来事を思い出す - ステップ4:アイデアを出し合う - ステップ5:アクションを決める - ステップ6:ふりかえりをカイゼンする - ステップ7:アクションを実行する - ふりかえりの手法20例 - ふりかえりの構成例 - 悩みに対するQ&A 読んでみての感想です。 私はふりかえりの経験がKPT法で行った10数回の初心者です。 そんな私でも自分で開催しようと思えるくらい、丁寧に説明されています。 特に手法の説明が豊富で、引き出しが増えました。 また、質問例があるのも実際に開催するときに助けになると思います。 入門書としては良書です。 ふりかえりは、やっても単発で終わりがちで意外と継続が難しいと感じています。 チーム内で価値観の共有がまず必要なので、チームメンバーがこの本を読んだ上で取り組めると良いなと思いました。
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アジャイル開発におけるふりかえりに焦点を当てた本。ふりかえりとは何か、どのように導入・運用・改善するか、具体的なふりかえり手法、ふりかえりに関するFAQとひたすらふりかえりについて記載がある。ひたすらふりかえりについて記述があるが、各章の導入部で漫画形式でのストーリーで説明してお...
アジャイル開発におけるふりかえりに焦点を当てた本。ふりかえりとは何か、どのように導入・運用・改善するか、具体的なふりかえり手法、ふりかえりに関するFAQとひたすらふりかえりについて記載がある。ひたすらふりかえりについて記述があるが、各章の導入部で漫画形式でのストーリーで説明しており具体的に活用方法をイメージしやすくなっている。 さまざまな角度からふりかえりを取り上げているので、他人にふりかえりを説明する上で参考になる。また、ふりかえりと関連の深い別トピックについてはカラムで紹介しており、知識を発展しやすく整理されている。 一方で全編を通して同じふりかえりについて説明していることもあり説明などが重複しているようにも感じる(大事なことなので何度も説明しているとも読める)。
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ふりかえりについて型をちゃんと勉強したことがなかったので読んでみた。ふりかえりのふりかえりはやってみたい。
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自ら成長する強いチームを作るためのふりかえり手法についてまとめられた書籍。 ふりかえりの基本的な流れに対して、各プロセスでどのようなことに注意すべきか、どういった手法が有効かが記載されており、チームに1冊あると心強い本だと感じた。
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多いなー。だから、 「なるほど!」という事も 「わかってるけど」という事もありました。 クリエイティブな部署なら参考になるのでは。 現場だとなかなか難しいですね。
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「ふりかえり」というお題で本が1冊書けるのかと思って読み始めたけれど、いろいろな手法があったり、ふりかえりが効率化しカイゼンにつながるポイントもあったりして、買って良かった一冊。ふりかえりのときに責任を追求するとアイデアが出にくくなるというのは納得。物事はプラスとマイナスの両面が...
「ふりかえり」というお題で本が1冊書けるのかと思って読み始めたけれど、いろいろな手法があったり、ふりかえりが効率化しカイゼンにつながるポイントもあったりして、買って良かった一冊。ふりかえりのときに責任を追求するとアイデアが出にくくなるというのは納得。物事はプラスとマイナスの両面があり、悲観的に捉えるよりは、良かった面に目を向ける方が長期的に見て良い方向に向かうという考え方は実践したい。そのために必要な3つのポイント:立場を変えて見る、自分の思考の癖を把握する、メンバー同士で力を引き出し合う。
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ふりかえりといえばKPTのことでしょ?と思ってる人、ふりかえりがいまいち捗らないと悩む人には是非一度読んでいただきたい一冊。
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ふりかえりの心構えと手法、型や進め方をまとめたガイド本。 初めてふりかえりを実施するチームメンバーと、意識や心構えの認識合わせをするのに参考になりました。ふりかえりの活動に慣れたチームであっても、質を上げるためのヒントも詰まっています。定期的に再読したい本です。
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ふりかえりの導入の仕方からどういう手法があるかを解説した本。 導入してみたいけどやり方がわからないって場合に読むといいと思う。
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