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誰かが見ている の商品レビュー

3.8

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

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  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    2

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2022/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2017年。第52回。 自分の子を好きになれないスーパーでバイトの主婦。現実の不満をもてあまし、ブログでなりたい自分になる。不穏な感じで始まり、先が気になり、どんどん読み進める。セックスレスに悩む主婦など4人の主婦が交差し、果ては幼稚園児の誘拐。途中で思い直し、未遂になるのだが。 ずっとイヤな感じだったのだが、結末は大団円。だが、好きになれなかった子を急に受け売れられるものなのか?とか突っ込みたくなるw セックスレス夫婦のうつ病はまだわかるけどー。 先が気になってとっとと読み終わってしまった~

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2022/05/06

ちょっと不気味な表紙。 「誰かが見ている」「誰かに見られている」と思うと何だか途端に窮屈。 ちゃんとしなくちゃ。皆が出来ている事なのにどうして私には出来ないんだろう。頑張っているのに何故報われないんだろう。 みんな言わないだけで悩んでいるし、努力している。 でも、苦悩の果てに...

ちょっと不気味な表紙。 「誰かが見ている」「誰かに見られている」と思うと何だか途端に窮屈。 ちゃんとしなくちゃ。皆が出来ている事なのにどうして私には出来ないんだろう。頑張っているのに何故報われないんだろう。 みんな言わないだけで悩んでいるし、努力している。 でも、苦悩の果てに何も得られなかったら? そんな沼にはまってしまうと視野が狭くなる。 誰かを妬んだり、傷つけてしまう事もある。 「あなたの頑張りは誰かがちゃんと見てくれているよ」 そう言ってくれる人が傍にいたら結果は変わったかもしれない。

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2022/02/07

・我が子を何故か愛せない千夏子 ・セックスレスに悩む妊活中の結子 ・デキ婚を迫る彼氏に悩む保育士の春花 ・タワマンに住む優しく、できるママの柚季 基本的に上の4人の目線で描かれてます。 女の嫉妬・嘘・心の闇…よく描かれてます。 どうなるの?え?この人の本心はそこなの?と次へ次...

・我が子を何故か愛せない千夏子 ・セックスレスに悩む妊活中の結子 ・デキ婚を迫る彼氏に悩む保育士の春花 ・タワマンに住む優しく、できるママの柚季 基本的に上の4人の目線で描かれてます。 女の嫉妬・嘘・心の闇…よく描かれてます。 どうなるの?え?この人の本心はそこなの?と次へ次へと読みたくなる本。 そして…最後までドロドロだったら、後味わるいけど…終わり方もgoodでした。

Posted byブクログ

2022/01/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めは、ハラハラしちゃう展開が予測できて億劫になったけどどんどん面白くなってくる。 人の弱さと、自分を守るために他人に攻撃する脆さが主観的によく描かれていて、それぞれの登場人物の行動と気持ちに納得ができる。 一見関係ないと思われた女たちが最後はそこでつながるのかという展開は圧巻する。 不妊であったり、モラハラであったり、見えづらいけど絶対に被害者加害者が近くにいることをストーリーのきっかけにしている。傷つけ傷つけられてる、でもその裏にはそれぞれの人のそれぞれの事情があることを説得力を持って描くことで読んでる側も救われる気持ちになる。 これがデビュー作とは驚くほど、人の心に寄り添った深い話だった。

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2021/12/27

「目尻のシワの数だけ優しい言葉を知っていそうだと思った」という一文(曖昧な記憶だが)がとても心に残った。 後半一気に謎が明らかになっていくのが爽快で読むのを止められなかった。 ただ、自分は女性であるため、かなり嫌な気持ちになる箇所が多かった。

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2021/11/23

女性の人生あるあるが詰まっておりあっという間に読めた ただし、帯にあった「ラストで発かれる最大の嘘」は誇張 読み終わった後にどの展開がそこに当てはまったのかわからず読み直した

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2022/05/15

思っていたより重く、深かった 自分の本心をさらけ出すのは、たとえ夫婦でも、 親、兄弟姉妹、親友でも難しい 人間関係において勝手な憶測や、 妬みで尚更拗れてしまうこともある 人と人って本当に難しい SNSって自由で便利だけど…本当に怖い

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2021/10/29

本当にサスペンスかと疑うくらい前半はサスペンス感がなかったが、後半の勢いがすごい。 女の、そして夫婦の、親子の、家族の表面化されない負の部分が滲み出てきて好き。ボタンを掛け違えたまま見て見ぬ振りして生活を送る苦しさとか悲しさがうまく表現されてた

Posted byブクログ

2021/10/28

つながり出してからの勢いがすごかった。 世間は狭いし、ネットは消しても残る。 ネットの怖さ、人間関係の怖さ、夫婦関係の怖さ、親子の怖さ。 最初はなかなか読み進められなかったけど、後半は一気読み。

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2021/10/28

思っていた以上に重かったが、話に入り込んでしまい、1日で一気に読んだ。 女の、そして男(というか夫)の嫌なところを凝縮したような話だった。でも彼女たちの気持ちはわからないでもない。程度の差はあれ、似たようなことを思うことは皆あるはずだ。だからこそ読んでいて辛かった。 自分が辛い...

思っていた以上に重かったが、話に入り込んでしまい、1日で一気に読んだ。 女の、そして男(というか夫)の嫌なところを凝縮したような話だった。でも彼女たちの気持ちはわからないでもない。程度の差はあれ、似たようなことを思うことは皆あるはずだ。だからこそ読んでいて辛かった。 自分が辛いときは他人の痛みに鈍感になる。いつでも隣の芝生は青く見える。他人より優れていると思われたい。自分を偽り傷つけることをやめられない。打算で人付き合いする。 彼女たちは極端だったが、私自身の20年そこそこの人生を振り返っても、思い当たる節はたくさんある。終わりまで読み進め、ようやく救いが見えたときには泣いてしまった。 自分は今後、就職して、結婚、出産して、仕事復帰して…と簡単に人生設計を考えていたが、家庭や子供を持つことが怖くなってしまった。純粋な無垢な存在を自分の闇に巻き込まず、幸せにすることができるのだろうか。 しばらくはもう読まない、というか辛くて読めないけど、いつかまたこの物語が必要になる気がするので、手元に置いておきたいと思う。

Posted byブクログ