そして扉が閉ざされた 新装版 の商品レビュー
ドロドロの人間関係からくる殺人事件ものを見たい方はどうぞ まさに昼ドラ 人間関係だけでいえば何となく東野圭吾「レイクサイド」を思い出してしまった 本格推理ではあるが結末は案外呆気ない印象 なんか色々と釈然としない作品 アイスピックそこに置くか?とかもうちょい雅代に関しても掘...
ドロドロの人間関係からくる殺人事件ものを見たい方はどうぞ まさに昼ドラ 人間関係だけでいえば何となく東野圭吾「レイクサイド」を思い出してしまった 本格推理ではあるが結末は案外呆気ない印象 なんか色々と釈然としない作品 アイスピックそこに置くか?とかもうちょい雅代に関しても掘り下げて欲しかった
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岡嶋二人著の作品は、『クラインの壺』に続いて、2作目です。やはり、面白いです。シェルターに囚われた男女4人という密室という設定です。男女のグループが囚われるお話の場合、私はその中での殺人が起きるケースを多く読みましたが、この作品は、事件が起来た後にその事件について議論する為の場所...
岡嶋二人著の作品は、『クラインの壺』に続いて、2作目です。やはり、面白いです。シェルターに囚われた男女4人という密室という設定です。男女のグループが囚われるお話の場合、私はその中での殺人が起きるケースを多く読みましたが、この作品は、事件が起来た後にその事件について議論する為の場所として、用意されています。 事件の結末も予想していなかったので、驚きです。
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シェルターに閉じ込められた男女4人が事件の真相に 迫って行く様を丁寧に描いていた。 登場人物も少なく、基本的にシェルターのみ、 それでも中弛みせず、通して面白い。
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最近、昔読んだ岡嶋二人の作品を呼んでいる。面白さだけは覚えているが内容はほとんど忘れている。ミステリー再読にはちょうどいい。今回はストーリーというよりも文庫本解説に驚いた。あの島田荘司御大であるのだが、そこに書かれている内容で ミステリーの型の説明の一例としてバレリーナの不可解な...
最近、昔読んだ岡嶋二人の作品を呼んでいる。面白さだけは覚えているが内容はほとんど忘れている。ミステリー再読にはちょうどいい。今回はストーリーというよりも文庫本解説に驚いた。あの島田荘司御大であるのだが、そこに書かれている内容で ミステリーの型の説明の一例としてバレリーナの不可解な殺人事件を題材とあげているいるのだが、なんと今読んでいる島田荘司の最新作がまさしくそれなのだ! ちなみにこの解説が書かれているのは平成2年、今からざっと30年以上前。 その頃から構想していたのかは不明だが、たまたまほぼ同時に読み出した2冊分にこんな偶然が重なったことに一番驚いた~
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男女4人が地下シェルターに閉じ込められるシーンから話しが進みどう展開していくのか予想して読みましたが、まんまと騙されました。4人がそれぞれ犯人は誰なのか推理していくストーリーは面白かった。
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本格ミステリとしては論理的で緻密。複数の伏線をしっかりと見極める事で、真相に辿り着くことができるようになっている。 本格ミステリ好きとしては、たまらない作品となっているだろう。 ただし、登場人物たちが、全く魅力的ではない。もう全員嫌いといっていいくらい。 真相を見極めるために読み...
本格ミステリとしては論理的で緻密。複数の伏線をしっかりと見極める事で、真相に辿り着くことができるようになっている。 本格ミステリ好きとしては、たまらない作品となっているだろう。 ただし、登場人物たちが、全く魅力的ではない。もう全員嫌いといっていいくらい。 真相を見極めるために読み進めたいのに、登場人物たちの性格が邪魔をして読み進められない。個人的に、読者として事件の謎を解くための一番の障害が、登場人物たちだった。 読後は真相が分かったスッキリ感と、やっとこれで彼らの話を聞かなくていいという解放感で、複雑な感覚があった。
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亡くなった友人の母親により核シェルターに閉じ込められた男女4人。友人の死は本当に事故だったのか、それとも……。 ひたすらに四人の証言のみで真実を探らなければいけない。記憶を辿って、照らし合わせていくそれだけなのに、面白い。ただ、亡くなった友人含め登場人物全員、好きじゃないな!笑 ...
亡くなった友人の母親により核シェルターに閉じ込められた男女4人。友人の死は本当に事故だったのか、それとも……。 ひたすらに四人の証言のみで真実を探らなければいけない。記憶を辿って、照らし合わせていくそれだけなのに、面白い。ただ、亡くなった友人含め登場人物全員、好きじゃないな!笑 特に咲子と雄一。なんだかな〜。
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今でいうマーダーミステリーゲームを思わせる設定の密室会話劇パニックミステリー 80年代の作品という事もあって、キャラクターがどことなくバブリーというかトレンディドラマのようで、いまひとつ馴染めず 真相もオチも、少々拍子抜け感があった
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1987年刊行の新装版。事故と判断された娘の死に疑問をもつ母によって、4人の男女が拉致されシェルターに閉じ込められる。脱出を試みるもうまくいかず、同時に事件を振り返り何が真実なのかを導きだす。昔の作品なのでスマホなんて無い。店から電話をかけるときも、他の人が使い終えるのを待つとい...
1987年刊行の新装版。事故と判断された娘の死に疑問をもつ母によって、4人の男女が拉致されシェルターに閉じ込められる。脱出を試みるもうまくいかず、同時に事件を振り返り何が真実なのかを導きだす。昔の作品なのでスマホなんて無い。店から電話をかけるときも、他の人が使い終えるのを待つというレトロな一面も。主人公の女性に対してガンガンいくところなんてバブル時代によくいたタイプに見えるし、時代を反映している。4人も拉致して閉じ込めるのを母親一人でやった、というのが多少引っかかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
岡嶋二人さんの作品、初読です。 本作は、地下にある核シェルターに閉じ込められた男女四人がそこからの脱出に試みながら、その三ヶ月前に起きた富豪の一人娘である彼等の女友達の不審な事故死の真相に迫っていくという展開。密室からの脱出というサスペンスと謎解きが融合した本格推理もの。 言葉のやり取りに多少の古臭さ?を感じる作品だなと思っていたら、本作の刊行が1987年ということで30年以上前に発表された作品であることを知りビックリです。アイデアと設定にはまるで古臭さは感じられません。 ただ読後感としては、よく女手で地下のシェルターに男女四人も運べたなとか、そんなに都合良く?悪く?アイスピックが刺さって即死しちゃうかなぁとか思ってしまいました。
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