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首都直下地震と南海トラフ の商品レビュー

4.9

8件のお客様レビュー

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2024/04/05

今後確実に起こると言われている南海トラフ巨大地震や首都直下地震、富士山噴火について、ただただ怯え目先のことを考えるだけでなく、それらがもたらしてくれる恩恵など「地球規模で長期的な視野」を持つことが重要であると学んだ。ただ、やはりこれらの災害は怖いので防災グッズくらいは家に置いてお...

今後確実に起こると言われている南海トラフ巨大地震や首都直下地震、富士山噴火について、ただただ怯え目先のことを考えるだけでなく、それらがもたらしてくれる恩恵など「地球規模で長期的な視野」を持つことが重要であると学んだ。ただ、やはりこれらの災害は怖いので防災グッズくらいは家に置いておこうと思った。

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2022/06/18

鎌田先生による、標題の解説と今いる「日本人」のこれからの生き方を先生流に紹介されています。各章冒頭で一般人代表として、室井滋さんとの対談引用され、その引き出しにより私のような一般人がどのように対応したら良いのか、分かりやすく説明されています。地球科学的な時間軸で物事を捉える必要性...

鎌田先生による、標題の解説と今いる「日本人」のこれからの生き方を先生流に紹介されています。各章冒頭で一般人代表として、室井滋さんとの対談引用され、その引き出しにより私のような一般人がどのように対応したら良いのか、分かりやすく説明されています。地球科学的な時間軸で物事を捉える必要性をご主張され、ご先祖様から受け継ぐ日本人の感性の重要性について納得行くものでした。また活動期にある日本列島に今生きる日本人として考えるべき課題に目が覚めた思いです。ストックからフローへ行動を見直すきっかけになり、僅かでも意識と活動の変化をしたいと感じました。

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2021/11/14

京都大学を定年退官された火山学の第一人者である鎌田浩毅先生による自然災害に関する内容。 各章冒頭の室井滋さんとの対談を織り交ぜながら、わかりやすく解説。 地震・火山をはじめとする自然災害との向き合い方がよく分かった。 首都直下地震も南海トラフ地震も近い将来100%起こるが、...

京都大学を定年退官された火山学の第一人者である鎌田浩毅先生による自然災害に関する内容。 各章冒頭の室井滋さんとの対談を織り交ぜながら、わかりやすく解説。 地震・火山をはじめとする自然災害との向き合い方がよく分かった。 首都直下地震も南海トラフ地震も近い将来100%起こるが、人間世界の時間軸でばかり考えずに地球の歴史のスパン著者の言葉で言う「長尺の目」で考えるとごく当たり前の事。この本を読めば自然との付き合ううえでの見方、考え方が変わると思う。

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2021/08/31

南海大地震に関してもなんとなくくらいにしか捉えていなかったけれど、2030年台におとずれる可能性が高いという話を聞いて、現実味を帯びた。富士山の噴火にしかり、データから見るといつ起きてもおかしくない状況だと言われており、起こらないものとして過ごすのではなく、起こる可能性の高いもの...

南海大地震に関してもなんとなくくらいにしか捉えていなかったけれど、2030年台におとずれる可能性が高いという話を聞いて、現実味を帯びた。富士山の噴火にしかり、データから見るといつ起きてもおかしくない状況だと言われており、起こらないものとして過ごすのではなく、起こる可能性の高いものとして常に備えが必要なのだと感じた。 こういった地球規模の視野でものごとを考えると、仕事など目の前のことに囚われすぎていたことに気づいた。 仕事でミスをする。期限を守れないなど、長尺の目で見るとちっぽけに感じるようになって、それよりも空いた時間を家族と過ごしたり、教養を身につけたりと豊かな人生を送る方がよっぽど重要だと思うようになった。 身体的にも精神的にも疲れた時は、地球スケールで考えることが、楽になるためのキーなのだろう。

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2021/07/12

やはり首都直下型地震と南海トラフ関連の地震は必ず起こるのですね。本書は単に恐れるなではなく、どういう心持ちでいるかが書かれています。更にこれからの人の生き方についても作者の意見が書かれており、とても参考になりました。

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2021/05/12

素人にもわかりやすく説明されているので、実際に存在している地震リスクについて理解できた。これまで報道などで聞いたことはあったが、日本において太平洋側に巨大地震が来る、ということは予言でもなんでもなく、既定のものなのだ、ということを初めて知った。 この本は、地球の45億年という途方...

素人にもわかりやすく説明されているので、実際に存在している地震リスクについて理解できた。これまで報道などで聞いたことはあったが、日本において太平洋側に巨大地震が来る、ということは予言でもなんでもなく、既定のものなのだ、ということを初めて知った。 この本は、地球の45億年という途方もない歴史のなかで地震や火山を語ったことでむしろ説得力が増したように思う。そしてその流れのなかでの地球温暖化や化石燃料への見解の箇所も読みごたえがあった。その延長での筆者の「生命力・オーラ」賛、スローライフ推奨はギリギリセーフ、という感じ。

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2021/05/04

生きている間にほぼ間違いなく起こる、首都直下型地震、南海トラフでの地震、そして富士山噴火。 予想される災害に慌てふためくのではなく、冷静に備える。 災害時に必要なのは、体力としなやかな思考。 環境問題については、「人新世の資本論」での著者の主張と、似ている。 環境問題は、「人間...

生きている間にほぼ間違いなく起こる、首都直下型地震、南海トラフでの地震、そして富士山噴火。 予想される災害に慌てふためくのではなく、冷静に備える。 災害時に必要なのは、体力としなやかな思考。 環境問題については、「人新世の資本論」での著者の主張と、似ている。 環境問題は、「人間にとって都合の良い世界が周囲にあるかどうかを問題にしている」と述べられてて、SDGs なんてまさに!と思ってしまった。

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2021/02/18

何となくイメージとして今後必ず地震も噴火も来るとは分かっていたが、より具体的なイメージが出来、わかりやすかった。 またこの本を読みながら、地震や噴火が起こる可能性が高いとなると、今後の世界を生きる上では、固定化するリスクが以前よりも高くなると感じる。 ストックではフローの生...

何となくイメージとして今後必ず地震も噴火も来るとは分かっていたが、より具体的なイメージが出来、わかりやすかった。 またこの本を読みながら、地震や噴火が起こる可能性が高いとなると、今後の世界を生きる上では、固定化するリスクが以前よりも高くなると感じる。 ストックではフローの生活でしなやかに生きるということを鎌田さんも提唱されていたし、固定化が一つのキーワードだなと思いながら、読んだ。

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