妄想する頭 思考する手 の商品レビュー
ちょうど仕事で企業における研究の意義、大義は何か、平たく言えば、自分の仕事の意味を考える時期で、何か社会に貢献できるものにつながらないものはダメ、という意識があったところに、やりたいこと、なんか面白そうなことだからやる、というまさに非真面目路線の考え方に触れられて、なるほどなぁ、...
ちょうど仕事で企業における研究の意義、大義は何か、平たく言えば、自分の仕事の意味を考える時期で、何か社会に貢献できるものにつながらないものはダメ、という意識があったところに、やりたいこと、なんか面白そうなことだからやる、というまさに非真面目路線の考え方に触れられて、なるほどなぁ、と思うところが多かった。面白く楽しく仕事できていて、将来何かに化けるかもしれないものを少ないリソースでやってるのだから、企業と従業員でwin winじゃないですか?と言いたくなる反面、経営層は納得しないだろうなぁ、自分だったら納得しないなぁ、と思うところもある。真面目路線の思考回路が染み付いているので、逆に非真面目路線より真面目路線の方が個人的に居心地がいいってことも一因かも。自分とは違う観点がたくさんで面白く読めた。
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なにか新しいことを発見する人は、みんなの想像を超える人。 だからこそ、それを伝えたときにみんなには伝わらないことが多い。 だけどそれでもめげずに自分を貫き通すことが大切だと思った。 誰もが想像できることは、たいした発明にはならない。 すごく腑に落ちた。
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革新的なアイデアを思いつくのは一部の天才だけだと思い、自分とは無縁なアイデアマンにずっと憧れていた。 本書は、こんな先入観を覆してくれる一冊だと。 結論から言うと、 自分の"好きなもの"から妄想の種を拾い上げ、 失敗を恐れず片っ端から手を動かそう! って感じ...
革新的なアイデアを思いつくのは一部の天才だけだと思い、自分とは無縁なアイデアマンにずっと憧れていた。 本書は、こんな先入観を覆してくれる一冊だと。 結論から言うと、 自分の"好きなもの"から妄想の種を拾い上げ、 失敗を恐れず片っ端から手を動かそう! って感じかな。 妄想を人に話したときにキョトンとされると、 「あれ、この考え方ってイマイチかな?」 って思っちゃうけど、実はこの"キョトン"が大事。 納得されるような妄想なんて誰でも思いつくわけで、まずは人をキョトンとさせることが最初のステップという発想はすごく面白かった。 思いついたことはやってみないとどうなるかわかんないし、失敗して何度も練り直すことでそのアイデアに磨きがかかると。 結局は"行動"なんだよなー。 【Action plan】 ①思いついた妄想は積極的に人に話して"キョトン"とさせてみる ②そんな妄想から手を動かしてみる
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課題の解決ではないところに発明が生まれるというのが今の社会の潮流とは違っていて興味深かった いろんなアイデア(新たな発明)の元の紹介も面白い
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<本のタイトル> 妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方 <本の紹介> ユーザーインターフェース研究の世界的第一人者によるアイデア発想法の決定版! 「新しいことを生み出したい」すべての人へ!「妄想=やりたいこと」を実現するための思考と戦略 <何が書いてあったか...
<本のタイトル> 妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方 <本の紹介> ユーザーインターフェース研究の世界的第一人者によるアイデア発想法の決定版! 「新しいことを生み出したい」すべての人へ!「妄想=やりたいこと」を実現するための思考と戦略 <何が書いてあったか(誰でも書ける)> ・我々は現在の延長で物を考えがちである。 イノベーションのスタート地点には、必ずしも解決したい課題があるとは限らない 課題解決型の真面目なやり方だけでは、予測不可能な未来に対応するのは難しい 想像を超える未来を創るために必要なのは、個人が抱く「妄想」である。 ・自分の「やりたいこと」を考えてみるとよい。あるいはすでにやっていることなど。 最初は何の役に立つかわからなくても、次第にそれが役に立ったりすることもある。 妄想はすぐに世の中には受け入れられない。なので自分の中で「面白い」と思えるかどうかが大切。 ・妄想=今の常識では「ふつう」ではないが、未来では「ふつう」になるかもしれないアイディアみたいなもの スマートフォンなどが代表的な例である。「ふつう」=予測がつく範囲という考え方もできる。 ・実現可能かどうかという判断が優先になると、妄想を始めるどころか、妄想を抱いた瞬間に終わってしまう。。 ・アイディアについて責任を持てるのは「個人」のみ。言語化のための孤独なプロセスを経る必要がある。 集団で共有すると責任が分散されてしまい、アイディアについて真剣に考えることができなくなっていく。 ・ダメ元でも手を動かしてみる。「うまくいくだろうか」とか言って何もしないのが一番NG。 手を動かしてみないと失敗させできない。失敗することで「課題の構造」を明らかにすることができる。 ・自分のやりたいことが見つからないときは、自分が普段何に手を動かしているかを確認してみよう。 人間、やりたいことは誰に何を言われなくても、すでにもうやっているはずである。 ・妄想で「キョトン」とする空気を作れるかが重要。 「キョトン」=他人の価値観とは違う軸の上に自分の価値観がある状態 相手から「そうだよね」となどコメントされるのは、予想の範囲内なのアイディアということである。 「最初に馬鹿げたように見えないアイディアには見込みがない」という名言もある。
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大いなるイノベーションは、妄想から生まれる というのが本書の主張です イノベーションのスタート地点には、必ずしも解決すべき課題があるとは限らない 課題解決型のやり方だけでは、予測不能な未来に対応するイノベーションを起こすことができない 想像を超える未来を創るために必要なのは、そ...
大いなるイノベーションは、妄想から生まれる というのが本書の主張です イノベーションのスタート地点には、必ずしも解決すべき課題があるとは限らない 課題解決型のやり方だけでは、予測不能な未来に対応するイノベーションを起こすことができない 想像を超える未来を創るために必要なのは、それぞれ個人が抱く妄想だ 妄想は、良いことなのか、悪いことなのかも判然としない。その先にあるのがユートピアなのか、ディストピアなのか、天国なのか地獄なのかもわからない それでもどうしても考えずにはいられないのが妄想だ 役に立つかどうかという価値判断だけでなく、実現できるかどうかという判断も妄想とは無縁だ 素人のように発想し、玄人として実行する カーネギーメロン大 金出武雄 悪魔のように細心に、天使のように大胆に 黒澤明 悪魔度とは技術の高さであり、天使度とは、発想の大胆さである もやもやした妄想をとにかく言語化してみる やりたいことを、ひと言で言い表してみる 必要な発明の母であるが、逆に、発明は必要の母でもある はじめる前に、あらすじを書いてみる アイデアの源である妄想は、自分のやりたいことだ ブレストでも多数決でも良いアイデアは得られない アイデアには孤独なプロセスが不可欠だ アイデアの責任を負うのは、それを思いついた個人であるべきだ。集団で考えると、責任が分散してしまうので、真剣に考えることができない アイデアは、思いついただけでは実現しない、それが形になるまでには、紆余曲折といったほうがいい様々なプロセスがある 一度やってみて失敗したアイデアは、その問題を克服するためには新しい工夫が必要となる 失敗が重要なのは、それが、自分が取り組んでいる課題の構造を明らかにするプロセスだからだ 自分で実行してみないと、さまざまな局面でどんな問題があるのかがわからない 失敗と挫折とは違う 熟考するのではなく、ダメ元でもいいのでまず手を動かしてみる うまくいかないアイデアを捨てるのがもったいないなら、いったん寝かせてみる ピボットとは方向展開を意味する 今の常識がいつまでも常識であり続けるとは限らない 研究開発には、妄想を現実的な形にするフェーズがある 0を1にするような段階だ。それがうまくいきそうなら、次は、その1を5や、10に広げるプロセスに進む アインシュタイン 最初にバカげたようにみえないアイデアには見込みがない 新しいテクノロジーはどんどん使って問題を見つけた方が改良される 目次 はじめに 序章 妄想とは何か 第1章 妄想から始まる 第2章 言語化は最強の思考ツールである 第3章 アイデアは「既知×既知」 第4章 試行錯誤は神との対話 第5章 ピボットが生む意外性 第6章 「人間拡張」という妄想 終章 イノベーションの源泉を枯らさない社会へ あとがき ISBN:9784396617486 出版社:祥伝社 判型:4-6 ページ数:240ページ 定価:1600円(本体) 発売日:2021年02月10日初版第1刷発行 発売日:2021年02月20日初版第3刷発行
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提示される事例は未来感があってワクワクさせる。 肝心の主題は、うーんという感じ。 どこかで聞き覚えのある主張の繰り返しにも感じられらる。(重要な金言だからこそなんだろうけど) タイトルは魅力的。
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アイデアには面白い要素が大切 面白い人は違和感やSFのような異次元の組み合わせをしている印象 その中で妄想力が重要なのではないかと思って読んだ本 自分のやりたいことを非真面目に発想 素人のように発想し、玄人として実行する ただし、最後の方は過去の研究や発明に関する自慢話のよう...
アイデアには面白い要素が大切 面白い人は違和感やSFのような異次元の組み合わせをしている印象 その中で妄想力が重要なのではないかと思って読んだ本 自分のやりたいことを非真面目に発想 素人のように発想し、玄人として実行する ただし、最後の方は過去の研究や発明に関する自慢話のように聞こえ引いてしまった。。なので星2つ
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目的を明確にした真面目な思考が必ずしも大きなアイデアにつながるわけではない。一見無駄なようなところから面白いと思うアイデアを引っ張ってくることを意識したい。百発百中とはいかないことが当たり前なのだから、とりあえず手数をどんどん増やしていくしかない。何か良いものをつかめてのなら、そ...
目的を明確にした真面目な思考が必ずしも大きなアイデアにつながるわけではない。一見無駄なようなところから面白いと思うアイデアを引っ張ってくることを意識したい。百発百中とはいかないことが当たり前なのだから、とりあえず手数をどんどん増やしていくしかない。何か良いものをつかめてのなら、それに対して悪魔的な執着を見せること。 また、アイデアの「責任」を負うのは、それを思いついた個人であるべきだ。この言葉が響いた。他人にアイデアを託すのではなく、自身が実行できる立場に移動しなければ、そのアイデアを実現させることは難しい。
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研究をする自分がコンサル出身の人が書くようなビジネス本を読んでも、どこかしっくりこなかったことが多かった。たぶん仕事の時間スケールや、仕事相手、何を重視するかが違うから。この本はその点読みやすかった。
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