中高生のための本の読み方 の商品レビュー
1時間目・理科、2時間目・古典、、、と学生の時間割のようにテーマ分けしているのが良い。紹介している本は中高生向けかもしれないが、大人も充分楽しめる。 個人的に、課外活動・部活のテーマが良かった。いわゆるスポ根小説だけで無く、ブラック部活や、部活が出来ない人の視点で描かれた作品など...
1時間目・理科、2時間目・古典、、、と学生の時間割のようにテーマ分けしているのが良い。紹介している本は中高生向けかもしれないが、大人も充分楽しめる。 個人的に、課外活動・部活のテーマが良かった。いわゆるスポ根小説だけで無く、ブラック部活や、部活が出来ない人の視点で描かれた作品なども紹介されており、同じテーマでも多角的な視点でいろんな作品を読み分ける重要性を感じた。
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紙上ブックトーク型の読書案内を読むと、きまって全部読みたくなってしまうけれど、この本もそう。 中高生のためと言われているのに、紹介されている本、全部読みたくなるから、もしかしたら自分は新興宗教とか詐欺とか、コロッと騙されちゃう系じゃないかとちょっと心配になるけど、でも、それぞれ...
紙上ブックトーク型の読書案内を読むと、きまって全部読みたくなってしまうけれど、この本もそう。 中高生のためと言われているのに、紹介されている本、全部読みたくなるから、もしかしたら自分は新興宗教とか詐欺とか、コロッと騙されちゃう系じゃないかとちょっと心配になるけど、でも、それぞれのテーマ別に紹介された本は、流れも巧みで、どれもオモシロソウだ。 さらに、この本は2方面から読める。左開きにして見ると、クラフト紙のページがあって、そこからは子どもたちが読書をしたくなるしかけとしてのブックトークやビブリオバトルの主催側のための内容になっていて、オトナゴコロもくすぐられてしまう。 (さらにこっちにも目一杯資料本が紹介されている) 話は変わるけれど、表紙の趣味もとても良くて、お洒落。なかなかやるなと(なにさま。(笑))思いつ、読了。
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仕事の上で気になって読んでみた本。 ブックトークを作ることで読解力が身につくという考えは、よく理解できる。経験してきたから。 子供たちに本を紹介するとき、事前に知っていることが含まれていることの大切さ。 バッハの幅さんも言っていたけど、とても大事だと思う。 知らなきゃ、興味持つわけないもの。自分だってそう。 読みたい本が増えて困った。 『高校生のための ゲームで考える人工知能』 『AI(アイ)のある家族計画』 『バンドガール!』 『和菓子のアン』
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大変面白く読んだ。第一部は著者によるブックトーク。 ブックトークは、あるテーマのもとにつながりを持った本を集め、シナリオを組み立てて紹介するものだ。この本では「コーヒーを飲みながら読みたい本」「ピアノの音を表現する」「怪談の作られ方、楽しみ方」なものテーマに合わせ、小説、ラノベ、...
大変面白く読んだ。第一部は著者によるブックトーク。 ブックトークは、あるテーマのもとにつながりを持った本を集め、シナリオを組み立てて紹介するものだ。この本では「コーヒーを飲みながら読みたい本」「ピアノの音を表現する」「怪談の作られ方、楽しみ方」なものテーマに合わせ、小説、ラノベ、マンガ、ジュニア新書、などを自在に組み合わせ、シナリオを展開する。「読んでみたい」と引っかかる本が随所に出てくる。よくこれだけのエンタメ本を読んでるな…。 第二部は、ビブリオバトルやブックトークなどの読書を促進するイベントの紹介や、なぜブックトークがPISA型読解力や新しい指導要領に合致したものだと言えるかの考察。先生向けの内容かと思う。知りたいテーマに沿って読む、既知と未知を関連づけていくという知識の部分と、テキストを要約したり整理するなどの編集作業の部分。「面白かった」の一歩先に子どもたちを進めてやる実践と論理的な裏付けだった。
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2021.9.5市立図書館 テーマ別ブックトーク(初出はひつじ書房ウェブマガジン「未草」2017年8月〜2018年8月)がメイン+巻末に読書会やビブリオバトル、ブックトークなど図書館イベントのやりかたや新しい学習指導要領における読書活動の位置づけやPISA型読解力の紹介など。 テ...
2021.9.5市立図書館 テーマ別ブックトーク(初出はひつじ書房ウェブマガジン「未草」2017年8月〜2018年8月)がメイン+巻末に読書会やビブリオバトル、ブックトークなど図書館イベントのやりかたや新しい学習指導要領における読書活動の位置づけやPISA型読解力の紹介など。 テーマ別読書案内は、二日間の教科の時間割になぞらえて、 星と宇宙のストーリー(地学)/古典を面白く読むには?(古典)/コーヒーを飲みながら読みたい本(化学・世界史)/ピアノの「音」を表現する(音楽)/図書館に行こう!(昼休み)/SFの想像力と人工知能(技術・情報)/美術館のススメ(美術)/部活、だけじゃない(課外活動)/怪談の作られ方、楽しみ方(国語)/世界を観察する((生物)/「大人になる」ってどういうこと?(倫理・道徳)/近くて、知らない場所(現代社会)/和菓子と物語(家庭科)/平和について考える(国語・総合学習) と多彩なテーマで、小説(ラノベや児童文庫も含む)だけでなく新書・解説書やマンガなど読書力につながるさまざまな芋づるをみせてくれる。 温又柔『真ん中の子どもたち』ととりあわせて紹介されているとこれまで関心がなかった東山彰良『流』や和久井健『東京卍リベンジャーズ』(←最近高2次女がハマっているらしい)などもちょっとよんでみたくなる。
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中高生に向けてのテーマごとの本の紹介。 小説だけでなく、科学の本、実用書、コミック…、分類も様々に1テーマにつき5~8冊くらいと、ブックトークのお手本でした。 〇テーマの本のどこにスポットをあてるか。 生徒たちに人気のある(既知)の本や知識・情報を挟み込むことで、生徒たちに本を...
中高生に向けてのテーマごとの本の紹介。 小説だけでなく、科学の本、実用書、コミック…、分類も様々に1テーマにつき5~8冊くらいと、ブックトークのお手本でした。 〇テーマの本のどこにスポットをあてるか。 生徒たちに人気のある(既知)の本や知識・情報を挟み込むことで、生徒たちに本を近づける。 一般書に近いものも紹介し、世界の広さ深さも面白さも紹介。 〇自然にあの本を読みたいなという気持ちになりました。
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図書委員会でも使えそう。 ブックトークをやるときの参考になると思う。 中高生が好きそうな新しい本が紹介されていて良い。 前書きに「不読者」について書かれている。 他校の司書で、学校図書館の本を1冊も借りない人を「不読者」と言っている人がいるが、最近は違うと思う。 自分で買っている...
図書委員会でも使えそう。 ブックトークをやるときの参考になると思う。 中高生が好きそうな新しい本が紹介されていて良い。 前書きに「不読者」について書かれている。 他校の司書で、学校図書館の本を1冊も借りない人を「不読者」と言っている人がいるが、最近は違うと思う。 自分で買っている人が多い。 本を買って読んでいる。だから「不読者」ではない。自校の現状を把握した方が良い。 学校図書館に読んでみたくなるような魅力的な本をたくさん置きたい。 私はいつもそう思ってる。 和歌から物語を書く手法「伊勢物語」などは現代にもあるという説明のところで驚く。なるほど。「夜に駆ける」とかHoneyWorksの「告白予行練習」などは古典文学の和歌と同じなのね。驚いた。 学校図書館のことを「図書室」と明記している書物がまだまだ多いが、さすがこの著者はそんなことはしていない。きっちり「図書館」と書いている。 (図書室って言っている学校司書を時々見かけるが、文科省の学校図書館法を読んだことが無い人なんだと思ってる。そもそもそんなことも知らない人は、学校司書としてプライドが無いのかもしれない) ブラック部活という言葉はなるほどと思う。学校司書を20年やっているが、部活指導もやったことがあり、部活の今と昔のこともよくわかる。昔の部活はブラックだった。確かに。 怪談は、苦手だが、面白いと感じている。引き込まれるものが多い。 第2部の図書館でのイベント紹介もとても参考になる。 ビブリオバトルはプレゼン能力の高い人が強いが、 私の経験からいうと、最終的に「名作」が勝つ傾向にあると感じている。 名作は昔からずっとみんなに愛されて生き残っている素晴らしい話が多い。 私は、優勝を狙う人には「名作」を勧めている。
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ブックトークの形で教科をテーマに数珠つなぎに紹介される本たち。 小説以外のものも多く含み、本を読む楽しさや本を選ぶ広がりを伝えてくれます。 子どもたちに本を手渡す人にも必読の書。紹介されている本はどれも、店の棚に並べたい!
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