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東京藝大で教わる西洋美術の見かた の商品レビュー

3.6

38件のお客様レビュー

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2021/09/11

作品を見ながら、作家間の影響を紐解いてくれるのでとても興味深い。同じ絵を部分アップを含めて、複数ページに掲載してくれるのもとても親切で、指を挟んで前のページに行かなくて済む(笑) このタッチで、印象派など今回取り上げなかったジャンルの続編に期待。

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2021/08/19

タイトルにある「西洋美術の見方」からは、印象派をはじめとする、誰もが知る画家や作品をとりあげてその見方を開設する本だろうと思うのが通常だと思うが(私もそう思っていた)、本書では印象派については一切出てこず、誰もが知る作品としては「モナリザ」のみ。 古代ギリシャの彫刻から中世の西...

タイトルにある「西洋美術の見方」からは、印象派をはじめとする、誰もが知る画家や作品をとりあげてその見方を開設する本だろうと思うのが通常だと思うが(私もそう思っていた)、本書では印象派については一切出てこず、誰もが知る作品としては「モナリザ」のみ。 古代ギリシャの彫刻から中世の西洋美術がどのような影響を受けたのか、とかそこから発生したルネサンスが切り開いた表現の方法、古典主義とロマン主義を経てモダニズムまでの流れ等々を、ジョット、ファン・エイク、ラファエッロ、デューラー、ダビンチ、レノルズ、ミレイ他、一般的には無名か、あるいはあまり有名でない作者の作品を取り上げながら、時には相互の関連も含め体系的に紹介している。 作品の写真も豊富で、注目ポイントも拡大したり、あるいは矢印や丸で囲う等、わかりやすくかつ見やすく配置されている。 加えて本文中で別章で紹介されている作品に言及する際には、それが掲載されているページ数も記してあるので、すぐに探せるところも配慮が行き届いている。 世に多くある西洋美術の見方については、それはそれで重要かつ有用なものであることは間違いないが、本書のようなそれらとは異なる独自の視点で、他作家からの影響にも言及した解説も併せて知ることで、両者が相互補完的な働きをし、西洋美術の見方がより立体的になるのでは、と思った。

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2021/08/09

芸大生ってこういう勉強をするのか。 知らない画家や作品に触れることができたのはこの本ならでは。 やっぱり目を奪われるのはカラヴァッジョ。 どの美術本を見ても変わらない! あとデューラー。 デューラーの自画像は何で一度見たら忘れられない程印象に残るんだろうと思っていたが、それが...

芸大生ってこういう勉強をするのか。 知らない画家や作品に触れることができたのはこの本ならでは。 やっぱり目を奪われるのはカラヴァッジョ。 どの美術本を見ても変わらない! あとデューラー。 デューラーの自画像は何で一度見たら忘れられない程印象に残るんだろうと思っていたが、それが少し分かったような気がする。 美術史やアカデミーなどの知識がほぼない私には高度な一冊だった。

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2021/07/27

よくみる西洋画の「ストーリー」の解説を期待して読みましたが、「画法」の解説でかなり消化不良でした。藝大ってこういうこと教わるんだ…と異世界をみた気持ちになりました。

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2021/04/08

著者は東京藝術大学の准教授。タイトルは「西洋美術の見かた」となっているが、「はじめに」で著者が述べているように、本書は“「美術史概説」の授業をまとめた「藝大で学ぶ美術史」”である。この構図がとか、ここにシンボルが……なんて手取り足取りの解説は一切ない。そして、芸大に入学するような...

著者は東京藝術大学の准教授。タイトルは「西洋美術の見かた」となっているが、「はじめに」で著者が述べているように、本書は“「美術史概説」の授業をまとめた「藝大で学ぶ美術史」”である。この構図がとか、ここにシンボルが……なんて手取り足取りの解説は一切ない。そして、芸大に入学するような学生たちが印象派やキュビズムに満足するわけはなく、有名どころにはほとんど触れていない。さすがに書かれている画家の名前は知っているし、作品も見たことはあるが、タイトルに騙されたという感は否めなかった。

Posted byブクログ

2021/04/06

西洋美術に詳しい方であれば、歴史とは変わった切り口で面白いと思う。 絵画の奥深さを教えてくれる本。 ・藝大で行われた西洋美術授業を15回に分けて解説。 ・王道ではなく変わった切り口で絵画を見る。 ・初心者にはちょっと難しい。絵が好きな人には面白い。

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2021/03/28

画家カラバッジョの名は知らなかった。 バレッタある聖ヨハネ大聖堂でには、カラバッジョの作品があり、多くの人が観ていた。 ある程度画家・作品について知ってから、鑑賞すると見かたが変わり、細部まで関心を持ってみることができる。 アプローチの仕方のポイントをわかりやすく教えてくれる本は...

画家カラバッジョの名は知らなかった。 バレッタある聖ヨハネ大聖堂でには、カラバッジョの作品があり、多くの人が観ていた。 ある程度画家・作品について知ってから、鑑賞すると見かたが変わり、細部まで関心を持ってみることができる。 アプローチの仕方のポイントをわかりやすく教えてくれる本は、ありがたい。

Posted byブクログ

2021/03/03

西洋美術史を学ぶことから西洋美術鑑賞の見方が解るきっかけになると思う。「ルネサンスからバロックへー天才たちの時代」の章で馴染みのあるラファエッロが面白く読めました。

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