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そこに工場があるかぎり の商品レビュー

3.8

39件のお客様レビュー

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2021/10/20

見学する工場の選び方がさすが。お菓子はわかるのよ、みんなの憧れ(*˘︶˘*).。.:*♡鉛筆もまだわかる。行ったら楽しそう。でも穴って!初めて知ったよ、そういう専門の仕事があるって。この人が伝えてくれるとどんな仕事も尊いって思う不思議。大型ベビーカーと犬の車椅子は素敵だった。なん...

見学する工場の選び方がさすが。お菓子はわかるのよ、みんなの憧れ(*˘︶˘*).。.:*♡鉛筆もまだわかる。行ったら楽しそう。でも穴って!初めて知ったよ、そういう専門の仕事があるって。この人が伝えてくれるとどんな仕事も尊いって思う不思議。大型ベビーカーと犬の車椅子は素敵だった。なんかどっちも見ている方が幸せになるの。

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2021/09/30

小川洋子が六つの工場を訪問、紹介する。神戸のグリコ以外は、町工場・職人集団という感じの工場。写真がなくてもその場の雰囲気が十二分に伝わってくるのは、作者の力量だ。

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2021/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「作家小川洋子氏による、おとなの工場見学エッセイ」 とある 大好きな小川洋子さん こんなエッセイも魅力的です 流石に洗練された文章 余韻を残します 見学された工場6社 それぞれすごい 物づくりの衰退した国は滅びます この国は大丈夫かなあ 根っこがぐらついているような こんな工場があるのは心強いです 職人さんたちに拍手です カバーの小川洋子さんがかわいいな ≪ つくりだす 小さな一部 心込め ≫

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2021/07/27

楽しく読めました。子供のころ工場見学に行ったこと、思い出しました。今まで自分の身近にあるものでも、どうやって作るのか考えたこともなくって、この本を読むと自分が知らなかった世界を小川洋子さんと一緒に見学している気分になりました。

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2021/07/26

大人の工場見学。 日本を支えている、決して大きくはないけど、確かな技術を持った工場には、信念を持って、誠実に働いている人たちが集まる。 社会から見たら、本当に小さなパーツでしかなくても、それがなくては成り立たない。 世界は一人一人が作っているのだと感じる。 この技術が失われること...

大人の工場見学。 日本を支えている、決して大きくはないけど、確かな技術を持った工場には、信念を持って、誠実に働いている人たちが集まる。 社会から見たら、本当に小さなパーツでしかなくても、それがなくては成り立たない。 世界は一人一人が作っているのだと感じる。 この技術が失われることがないようにと心から思った。

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2021/06/13

小川洋子さんのものの見方とその表現が、本当にわたしは好きなんだな、と再認識させてくれた一冊。工場という未知の世界への誘いとしてもとても面白かった。

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2021/06/06

小川洋子さんが現地取材をした、次の6工場を紹介した本。 ・(株)エストロラボ(細穴屋) ・グリコピア神戸 ・桑野造船株式会社 ・五十畑工業株式会社 ・山口硝子製作所 ・北星鉛筆株式会社 作っているものはそれぞれ異なるが、いずれも利用者の安全安心に気を遣い、顧客のニーズを踏まえた...

小川洋子さんが現地取材をした、次の6工場を紹介した本。 ・(株)エストロラボ(細穴屋) ・グリコピア神戸 ・桑野造船株式会社 ・五十畑工業株式会社 ・山口硝子製作所 ・北星鉛筆株式会社 作っているものはそれぞれ異なるが、いずれも利用者の安全安心に気を遣い、顧客のニーズを踏まえた使いやすいものを作り、届けようと日々工夫と努力を重ねていることが伝わってきた。 日本のもの作りの技と心に、感謝とエールを送らずにはいられない。 小川さんが子供の頃、岡山駅近くにあったお菓子工場のことを書かれているくだりでは、自身の遠い記憶も甦り、お菓子工場への思い入れなど、勝手に親近感を感じたりもした。

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2021/06/19

2021.6.5市立図書館 工場見学記、すいすい読める。 6つの工場にでむいて、社長さんに来歴を聞いたりラインをみせてもらったりして、ものづくりの真髄にあらためて感動する著者とともに感じ入ってしまう。 1.金属加工(株式会社エストロラボ、屋号は【細穴屋】。2016年3月) 2.お...

2021.6.5市立図書館 工場見学記、すいすい読める。 6つの工場にでむいて、社長さんに来歴を聞いたりラインをみせてもらったりして、ものづくりの真髄にあらためて感動する著者とともに感じ入ってしまう。 1.金属加工(株式会社エストロラボ、屋号は【細穴屋】。2016年3月) 2.お菓子(グリコピア神戸。2016年7月) 3.ボート(桑野造船株式会社。2017年6月) 4.大型乳母車(五十畑工業株式会社。2018年6月) 5.ガラス加工(山口硝子製作所。2019年3月) 6.鉛筆(北星鉛筆株式会社。2019年12月) なにの部品かもわからないけれど注文通りの穴をひたすらにあける細穴屋も尊ければ、利用者のニーズを汲みながら部品もゼロからすべて自前でつくりあげるボートやサンポカーの工場もまた尊い。 思えば生活すべてに渡ってさまざまな職人技のおかげを被って暮らしているのだなあとあらためて心に刻んだ。

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2021/06/03

国内唯一の競技用ボート、ベビーカー、大人の色鉛筆…。日本の繊細でユニークなものづくりの愛おしさと本質、携わる人々の思いを伝える珠玉の工場見学エッセイ。山口硝子製作所、桑野造船など全6社の訪問記を収録。 シンプルで読みやすい文章。工場見学へ思いを巡らせた。

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2021/05/23

図書館で製造業関連の専門書の棚にこの本があった。著者名を見て、いや専門書ではないだろ…と思いながら手に取り、ぱらぱらとめくると、著者がものづくりの現場、工場を見学して知ったこと感じたことの本らしかった。 適当に開いたページがちょうど鉛筆工場の章の頭で、その始まりが 「右手の中指...

図書館で製造業関連の専門書の棚にこの本があった。著者名を見て、いや専門書ではないだろ…と思いながら手に取り、ぱらぱらとめくると、著者がものづくりの現場、工場を見学して知ったこと感じたことの本らしかった。 適当に開いたページがちょうど鉛筆工場の章の頭で、その始まりが 「右手の中指、第一関節のところにペン胼胝がある。ペン、と名前はついているが、ほとんど鉛筆によってできた胼胝だ。」 だった。本当は別の本を探してたのだけど、この文章で借りることにした。 ものづくりに対する敬意が感じられるとても気持ちの良い本だった。それに、例えば私が工場見学に行って同じ体験をしたとしても、小川洋子氏の感じ方や表現の仕方はできなかったと思う。受信器も発信器も鋭くて、読み終えた清々しさがあった。 専門書の、仕組みや知識について簡潔にまとまった本とはまた違う視点、感覚に訴えかける本だった。町工場の雰囲気がとても好きなので、それが広がっていて嬉しい。 少し驚いたのは、あとがきにコロナについての記述があったことだ。奥付を見ると2021年1月発行とあった。 この著者を通して見ることができるのが面白かった。「化学の扉をノックする」という本もあるそうなのでそれも読んでみたい。

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