ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ の商品レビュー
中国.台湾情勢に精通した著者による、中国米国関係の今後を占う著作です。著者の広い人脈からの情報により、幅広い視点で解説されています。また今後日本が取るべき対応も主張され、大変意義深く感じました。大国に巻き込まれていくことは止む得ないものでありますが、その中で日本人として必要な行...
中国.台湾情勢に精通した著者による、中国米国関係の今後を占う著作です。著者の広い人脈からの情報により、幅広い視点で解説されています。また今後日本が取るべき対応も主張され、大変意義深く感じました。大国に巻き込まれていくことは止む得ないものでありますが、その中で日本人として必要な行動をする必要性を感じました。 日本人として一人一人が、想いを持ち行動することが大事ですね。
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日本はこのままでよいのか?大国に挟まれた我が国がとるべき最適解とは何か? 目を背けずに現実を認識せよ。 本当に「無知」という事こそ恐ろしい事はない。 特に国のトップが勉強不足、認識不足だったとしたら、国民は当然不幸になってしまう。 だからと言って、国民自身が勉強しなくてよい訳では...
日本はこのままでよいのか?大国に挟まれた我が国がとるべき最適解とは何か? 目を背けずに現実を認識せよ。 本当に「無知」という事こそ恐ろしい事はない。 特に国のトップが勉強不足、認識不足だったとしたら、国民は当然不幸になってしまう。 だからと言って、国民自身が勉強しなくてよい訳ではない。 国民も正しく勉強し、正しく現状を認識し、そしてその時その時で、最適解を常に更新していく。 戦後の日本は奇跡的に平和に過ごすことができ、更に経済発展まで出来た。 平成の30年間は経済発展こそ厳しい状況だったが、少なくとも平和な時代は享受できた。 さてこれからの時代、日本にとっては非常に厳しい時代がやってくる。 今を生きている人たちは、平和ではない状況を体験したことがないのだ。 本当の意味の厳しい時代を何一つ知らない。 その状況でこれからの時代、我々はどこまで対応出来て、我慢が出来るのだろうか。 我々日本人の底力が試される時代に突入していると言えるだろう。 中国がどういう一手を出してくるか。 大方の予想はついているが、果たしていつ?どういう順序で? ここは常にシミュレーションをして、対策を練っておくしかない。 決して無策ではいけない。 さらにいうと、その時点の周辺国の状況がどうなるのか? その点についても同時に対策を考えなばならない。 北朝鮮は?韓国は?そしてロシアは? 台湾有事は確実に起こる。 台湾と尖閣諸島は、中国側の理屈では一体だ。 「台湾と尖閣が中国に獲られてもいいんじゃない?」ということを言う日本人も少なからずいる。 きちんと認識しているのだろうか。取られた後に中国がどう出てくるかまで分かっていて答えているだろうか。 アメリカ軍が日本の防衛のために命を投げ出すと思っているのだろうか? 自分の国は自分で守らないと、誰も守ってはくれないとなぜ気付かないのか。 今すぐにでも日本の防衛力を高めていかないと、本当に国家消滅の可能性だってあり得ない話ではなくなるのだ。 勉強不足、認識不足は本当に恐ろしい。 隣国が恐ろしいのではなく、本当に恐ろしいのは平和に慣れすぎた無知な日本国民なのかもしれない。 やはりまずは正しく現実を見るべきだ。 (2022/5/11)
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米中新冷戦の勃発、そしてコロナ禍からアフター・コロナの時代へ。周囲の環境が激変する中、日本はどう生き抜くのか?わが国が抱える課題を指摘し、なすべきことを説く書籍。 2021年1月、米国でバイデン新政権が誕生した。一方、中国は、米大統領選直前の2020 年10月に「5中全会」とい...
米中新冷戦の勃発、そしてコロナ禍からアフター・コロナの時代へ。周囲の環境が激変する中、日本はどう生き抜くのか?わが国が抱える課題を指摘し、なすべきことを説く書籍。 2021年1月、米国でバイデン新政権が誕生した。一方、中国は、米大統領選直前の2020 年10月に「5中全会」という中国共産党の重要会議を開催。習政権の長期政権化や軍事強化などの目標を記した「第14次5カ年計画および2035年長期目標」を決議し、習近平の「超一強体制」を確立した。 2018年以降、米中は「新冷戦」といわれる対立の時代を迎えている。 それは、①貿易、②技術、③人権、④金融、⑤疫病、⑥外交、⑦軍事、の7つの分野にわたる全面的な対立。 台湾統一を目指す中国にとり、尖閣諸島は「台湾の一部」で奪取の対象。 中国が尖閣に侵攻した場合、日本は米軍による防衛を期待すべきではない。無人島のために中国との核戦争のリスクを高めたくない米国は、軍の投入を躊躇するだろう。 コロナ対応において、日本政府の危機管理能力の低さが露わになった。 中でも、近隣諸国を仰天させたのが、経済担当の大臣がコロナ担当大臣に任命されたことだ。中国や台湾、韓国では、「感染症のプロ」が責任者となっている。 コロナ対策では、「コロナ封じ込め」と「経済復興」の矛盾が生じる。東アジアの各国・地域は、最初はコロナ封じ込めを優先し、効果が出た段階で経済復興に舵を切り替えた。一方、日本の政策は曖昧で、右往左往していた。 日本は戦後76年間、平和を保ってきた。それは誇るべきことだが、「平和ボケ」も進んだ。コロナ対策に見られるように、危機管理能力という観点からも、日本の将来が危ぶまれる。
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【琉球大学附属図書館OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC04984056
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中国で学び働き要人とも往来がある筆者の視点から、米・中・日の関係や問題を非常に分かりやすく率直に書いた一冊。 客観的に東アジアの国々の状況がわかります。 日本政府に対して持っているモヤモヤとした不満をはっきり書き出しており、読んでいて情けなくなると同時にスッキリしました。
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面白かった。 もはや日本は大国ではないので米中どちらにつくか、戦略的に曖昧にする。 もし尖閣諸島の衝突で日中10人ずつ犠牲が出たらという話が痛烈。中国人は鼓舞し、日本は狼狽え政権が崩壊する。戦争は嫌だけど、想定と準備はしないといけないのかな。 もっと台湾・韓国に注目しよう。台湾・韓国は政治・文化・社会などのトレンドが日本の5年先をいく。台湾のコロナ対策はかっこよすぎだった。 日本より小規模な先進国はたくさんある。縮小すれど「幸福な日本」になれる。 幸福な日本の定義となり方について詳しく知りたい、小規模な先進国についてもっと調べたいと思った。
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日本は中国とどう向き合うか、と言う古くて新しいテーマを考える必要がある。それはその通り。しかし、米中どちらに着くかわざと不明確、不鮮明にすると言う戦略はないと思う。日米軍事同盟を結んでいるので日本は米につかざるを得ない。安全保障は経済に優先する。
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目次と感想 1.米中7つの戦争 経済・軍事の覇権をめぐり、台湾が主戦場となる可能性が高いという指摘は、先の日米首脳会談でも明らかとなった。 2.コロナ対応とアジア比較 過去の感染症に学び防御力を高めた台湾・韓国と比べると、日本のコロナ対応の稚拙さが浮き彫りに。全体主義でビッグデータを集権的に管理できる中国はコロナ下にも強い。 3.韓国と台湾、日本の5年後 従来は日本が台湾、韓国を経済・文化的にリードしてきたが、現状では逆転現象が起きている。 4.日本は中国とどう付き合うか 覇権国として影響力を強める中国に対しては、米国を中心とする西側包囲網の構築が最大の防御になりそう。 ●まとめ 取材経験豊富な記者が書くレポートを読み、もっと詳しく世界の政治の流れを勉強したいと思いました。
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言葉ができて現地の人と話せる作者の本は迫力があるな。あまり期待せずに読んだら、意外に面白かったし、発見もいくつかあった。
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