ゼーノの意識(上) の商品レビュー
イタロ・ズヴェーヴォ(Italo Svevo, 1861年12月19日 - 1928年9月13日)は、イタリアの作家。 1923年『ゼーノの意識』はフロイトに影響を受け,後にジョイスの尽力により評価されるようになった。
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自伝風であり、舞台は作者の産まれたトリエステ(イタリアだが、オーストリアだった歴史がある)なので、つい本人と錯覚して読んでしまう。精神科医に何か書いてみればあ、と薦められて書いたようで。つらつらとした日常で、頼りない、子供っぽい(と印象を受けた)男性のひとりがたりで、淡々と三人の...
自伝風であり、舞台は作者の産まれたトリエステ(イタリアだが、オーストリアだった歴史がある)なので、つい本人と錯覚して読んでしまう。精神科医に何か書いてみればあ、と薦められて書いたようで。つらつらとした日常で、頼りない、子供っぽい(と印象を受けた)男性のひとりがたりで、淡々と三人の女性に結婚を断られたり、ふわーん、としている。後書きに本人は国籍はオーストリアで、結婚した家族はイタリア系で、なんか、定まらない自分の居場所を敢えて必死には捜していない、ふわーん、ほにょーんとした感じだった。
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