ふつつかな供物ではございますが ~山犬様と番の娘~ の商品レビュー
山犬の威早に供物として捧げられた小鈴。怖いと思ったりはするけれど、助かりたいというより、死ぬときに苦しみたくないと思っているのが悲しくなる。村に全く未練がないのが伝わってきて。それでも、威早と過ごすうちに、感情が表に出るようになるのは嬉しい。人間と山犬という全く違う2人だから、常...
山犬の威早に供物として捧げられた小鈴。怖いと思ったりはするけれど、助かりたいというより、死ぬときに苦しみたくないと思っているのが悲しくなる。村に全く未練がないのが伝わってきて。それでも、威早と過ごすうちに、感情が表に出るようになるのは嬉しい。人間と山犬という全く違う2人だから、常識が違ったりもするけれど、威早が小鈴に執着して守ろうとしているのも、小鈴が威早と一緒にいたいと思っているのも伝わってきてなんだか幸せな気持ちになれた。2人の穏やかなその後も見てみたくなる。
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