緋友禅 の商品レビュー
目次 ・陶鬼 ・「永久(とわ)笑み」の少女 ・緋友禅 ・奇縁円空 今回の冬孤堂シリーズは短編集。 骨董の取引に関わるあれこれがテンポよくわかるので、短編のほうが面白いかも。 と思いながら読んでいたのに、犯罪に巻き込まれる陶子の反撃は、長編のほうが読みごたえがある。 だから四作品...
目次 ・陶鬼 ・「永久(とわ)笑み」の少女 ・緋友禅 ・奇縁円空 今回の冬孤堂シリーズは短編集。 骨董の取引に関わるあれこれがテンポよくわかるので、短編のほうが面白いかも。 と思いながら読んでいたのに、犯罪に巻き込まれる陶子の反撃は、長編のほうが読みごたえがある。 だから四作品のうちで一番長い『奇縁円空』が一番よかった。 刑事たちも言っている通り、陶子の周りは人が死に過ぎるんだけどさ。 でも、そのものが持つ本質的な美にひきよせられる感性っていうのに私は惹かれる。 心血を注いで作られた「緋友禅」。 誰に真似することもできない、唯一無二の色。 表題作の業の深さに、鳥肌もの。
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長編も面白いけど、短編の切れ味が良いな。少しずつ以前の話が被ってくるのも良い感じ。 和物は得意じゃないけど、後で他のシリーズも追ってみよう。早世が残念ではある。
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"狐罠"、"狐闇" と比較的すると … … 短編集なので、読み応えに欠ける。 "瑠璃の契り" よりは面白く読める。
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陶子は、無名の作者のタペストリーに惚れ込み、 全作品を買い上げることを即決。しかし作品は 届かず、作者のアパートを訪れた陶子は彼の 死体を発見する。半年後、陶子は意外な場所で タペストリーを再び目にする…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どの作品も人の業の深さが切ない。 表題作の緋色の秘密はあまりにも、、、 だからこそ陶子の心をあそこまでつかんだのだろうか。 円空が彫った仏像の秘密、円空になろうとした男の執念。なんて凄まじい。 どの作品にも登場人物たちの思いにため息が出る。
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新装版3冊目、旧版で何度か再読済。4篇からなる短編集だが、北森先生は短編が本当に素晴らしい。少ないページ数の中にも、起承転結のみならず読者をその世界にぐっと引き込む表現力、色や匂いを肌で感じられる描写、魅力的な登場人物がぎゅっと凝縮して詰まっている。冬狐堂シリーズでも存分に発揮さ...
新装版3冊目、旧版で何度か再読済。4篇からなる短編集だが、北森先生は短編が本当に素晴らしい。少ないページ数の中にも、起承転結のみならず読者をその世界にぐっと引き込む表現力、色や匂いを肌で感じられる描写、魅力的な登場人物がぎゅっと凝縮して詰まっている。冬狐堂シリーズでも存分に発揮されていると思う。 萩焼、はにわ、友禅染、円空仏が題材だが、この本に影響され、国立博物館の円空仏展に行ったことは言うまでもない。 物語の中だけで終わらず、次への興味・知識・未来へとつなげてくれる北森作品が、本当に愛おしく、宝物である。もしご存命だったら、どんな話が読めたのかなぁ、と思わずにはいられない。
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