1,800円以上の注文で送料無料

帰蝶さまがヤバい(1) の商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

テンポよくサクサク読める。帰蝶さまもヤバいけれど、侍女の皐月もそれなりにヤバい。というか、みんなヤバい。割と信長がまとも。「殺意と皐月だけが友達」と言い切る帰蝶、すごい。なんというか、軽く読める歴史もの…歴史もの???という感じ。桶狭間までだけど、帰蝶が桶狭間で今川をハニトラにかけているとか今までにない設定だな…と思った。

Posted byブクログ

2023/05/01

諸葛亮の策を考えていたのは嫁の黄月英だった!的な話の戦国版で、信長のアイデアはだいたい嫁の帰蝶さまの発案!で押し通す歴史再構築作品。タイトルと共にくだけた文体はラノベ風で、主人公はもしかして侍女の皐月?(地の文がなんとなく皐月のモノローグにも思える。)冒頭にも書いたようにとにかく...

諸葛亮の策を考えていたのは嫁の黄月英だった!的な話の戦国版で、信長のアイデアはだいたい嫁の帰蝶さまの発案!で押し通す歴史再構築作品。タイトルと共にくだけた文体はラノベ風で、主人公はもしかして侍女の皐月?(地の文がなんとなく皐月のモノローグにも思える。)冒頭にも書いたようにとにかく帰蝶さまがチートキャラで全てを見通す全能神のような存在。そういう面でもなろう系ラノベっぽく(本の厚みも)それが鼻につかない人なら楽しめると思う。そこに至る根拠や辻褄合わせはしっかりしているので通説との違いを楽しむのも良いかも。ただ、織田家がまだ尾張の守護代で帰蝶さまの輿入れ前から始まるので序盤の展開はやや間延びしてる気も。 恋愛要素は……あ……ある?……かもしれない……いや、ほとんど感じないんだけど!!

Posted byブクログ

2021/06/19

ジャケ買いでした。あまり期待せずに読みましたが、自分でもびっくりするくらいハマってます!元々古典の世界も大好きで、日本史も好きですが、今までと違った視点での物語り、本当に面白いです。

Posted byブクログ

2021/02/09

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が最高に面白かった。 特に薬物事件を起こし逮捕された沢尻エリカの代役として急遽帰蝶役に大抜擢された川口春奈の演じる織田信長の正室・帰蝶(濃姫)が素晴らしかったのだ。 うつけ者として有名であった織田信長を陰日向となって支え、ネット上では『軍師・帰蝶...

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』が最高に面白かった。 特に薬物事件を起こし逮捕された沢尻エリカの代役として急遽帰蝶役に大抜擢された川口春奈の演じる織田信長の正室・帰蝶(濃姫)が素晴らしかったのだ。 うつけ者として有名であった織田信長を陰日向となって支え、ネット上では『軍師・帰蝶』、『帰蝶P(信長をプロデュースするプロデューサーの意)』などと呼ばれた川口春奈演じる『麒麟がくる』の帰蝶は数多くの女優が演じた歴代『帰蝶』のなかでも一位二位を争う素晴らしさであった。 まさに今回の川口春奈の帰蝶役は彼女の「はまり役」となり、「彼女は代役だったから」などという陰口を言うものは皆無だろう。 さらに、染谷将太演じる織田信長もこれまた良かった。主人公の長谷川博己演じる明智十兵衛光秀も素晴らしかったのだが、それとコンビを組む染谷信長もこれまた歴代織田信長俳優のなかでもトップを争う出来だっただろう。 本書を読み終わったのは、まさに最終回『本能寺の変』の直前であり、もう『麒麟がくる』も最終回かと既に『麒麟がくるロス』を患い始めていた僕にとってはまさに   ナイスタイミング! としか言いようのない読了タイミングだった。 著者の神楽坂淳氏の小説は初読み。 『うちの旦那が甘ちゃんで』シリーズの著者であるというくらいしか知らなかったが、本書はすごく面白かった。 「ライトノベルか!」という題名の本書であるが、天下取りを目論む帰蝶の目線から戦国時代を描いた戦国小説。 多少ラノベっぽさはあるのもの、時代考証はしっかりしており、なるほどと思わせてくれる部分も多々あった。 この『帰蝶さまがヤバい』を読んでいると、    著者は絶対『麒麟がくる』の川口春奈ちゃんを見てから本書を書いただろう! とツッコミをいれたくなるくらい、本書の帰蝶はまさに川口春奈の帰蝶なのだ。 本書の帰蝶のセリフが違和感なく、というかごく普通に川口春奈の声で再生される。 まさに大河ドラマをもう一度見ているようだ。 もちろん、ストーリーは全く同じというわけではなく、帰蝶が主人公なので、いろいろな個性的なエピソードが収録されている。 だからこそ、『麒麟がくる』を見た後に、本書を読むのはすごく楽しい。 まさに『帰蝶P』が所せましと大活躍するのだ。 『麒麟がくるロス』の処方箋としては完璧だった。 この第1巻では帰蝶と信長の結婚から、今川義元を倒した『桶狭間の戦い』までが描かれる。 はやく第2巻が読みたい(笑)。

Posted byブクログ