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京菓子のしおり の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/10/08

美しい写真に惹かれて手に取った本。 それぞれ何をイメージして作ってらっしゃるのか、解説していただくと、ただ見るだけではわからないお菓子の奥行きを感じました。どれも美しいですね……。 2024/10/04 p.2-19 p.12 “ 如月 梅香るころ ” (中略) p.13 ...

美しい写真に惹かれて手に取った本。 それぞれ何をイメージして作ってらっしゃるのか、解説していただくと、ただ見るだけではわからないお菓子の奥行きを感じました。どれも美しいですね……。 2024/10/04 p.2-19 p.12 “ 如月 梅香るころ ” (中略) p.13 “ 降る雪のもとで香る様子を、白と紅、その中間色を使った三色のそぼろのグラデーションで表し、その上に雪に見立てた氷餅(こおりもち)を散らして仕上げました。 ” p.14-15 美しい……。雪の表現が特に良いですね。 2024/10/07 p.20-27 p.21 “山吹はジャパニーズ・ローズともいわれ、ほのかな香りはバラの花に似ています。” へぇ……! 山吹色は聞いたことがありますけれど、実際に匂いを嗅いだことはない気がします。気になります、バラのような香り。 2024/10/08 p.28-157 p.33 “緑と水が織りあうように、瑞々しくやわらかな寒天を調製し、仕上げに銀箔を散らして、涼やかな金団に仕上げました。” (中略) p.34-35 わぁ。本当に涼やかな雰囲気。白と透明が美しいです。 p.86 “「チョコレートと洋酒が合うように、日本で生まれたもの同士、和菓子と日本酒が合わない訳がない」” 確かに、そうかもしれません。 わたしはお酒が飲めないので、このような楽しみ方ができる大人たちが羨ましいです。 p.98-106 モノクロのお写真、いいですねえ。格好良いです。 p.111 “ 下 春かすみ [ 生地 ]浮島 [ 餡 ]蒸羊羹 ” ピンク色のお菓子、かわいいです。 羊羹が挟まっているのですね。シベリアのようなお味でしょうか? p.113 “ 下 こころの春 [ 生地 ]ういろう [ 餡 ]白餡 ” こちらは色も形もかわいいです! 薄い緑色のお花! お名前もいいですね、「こころの春」。 p.114 “ 下 野遊び [ 生地 ]よもぎ入羽二重 [ 餡 ]粒餡 ” シンプルだけれど絶対美味しいやつ。よもぎとあんこの相性は抜群です。 お写真から察するに、きなこが少しかかっているようですね。最高ですね。 p.119 “ 上 若楓 [ 生地 ]よもぎ入羽二重 [ 餡 ]粒餡 ” 材料は先程の野遊びと同じなので、近しいお味なのかもしれません。 “4月20日頃(p.118)”と紹介されているのに、楓なのですね。現代の感覚ではちょっとふしぎ。何かしら意味があるのでしょうけれど。 p.121 “ 上 あやめぐさ [ 生地 ]ういろう [ 餡 ]白餡 ” 美しいです……。 扇子のような、イチョウのような形が重なっている姿。色のグラデーションもいいですね。紫、白、黄色。 p.129 “ 下 星涼み [ 生地 ]吉野羹      水ようかん ” キラキラと輝く星が美しいです。天の川でしょうか。 星空の羊羹、いいですよね。似ている商品を見たことがあります。このような表現ができる日本人、すてき。 p.140 “ 上 月うさぎ [ 生地 ]上用 [ 餡 ]こし餡 ” うさちゃん! かわいいです~。 p.151 “ 上 おこし火 [ 生地 ]黄味しぐれ [ 餡 ]こし餡 ” 炭の割れ目から火が見えるかのよう……! 凄いです、このお菓子。これを表現しようと考え、実際に形にした方、凄いです!

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2021/08/13

二十四節気のお菓子の写真を眺めているだけで幸せな気分。 淡い色合いと季節の品を想像させる細工。綺麗だなあ。 立春のおかめまんじゅう、小暑の星涼みを食べてみたい。

Posted byブクログ

2021/04/12

西陣で歴史のある和菓子屋さん。お店を継がれた息子さんにエールをおくりたい。時代は変遷すれどもいいものは引き継がれていって欲しい。お菓子がとても綺麗でおいしそうで見入ってしまう。

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2021/02/21

伝統ある京都の和菓子屋五代目による京菓子の手引書。 手のひらにのるほどの小さな和菓子一つに、こんなにも多くの物語が凝縮されていようとは。 京都の伝統行事や季節の移り変わり、意匠や材料に至るまで、聞き馴染みのないものも多くあり、その分、学ぶことも多かった。 しかし、なんといって...

伝統ある京都の和菓子屋五代目による京菓子の手引書。 手のひらにのるほどの小さな和菓子一つに、こんなにも多くの物語が凝縮されていようとは。 京都の伝統行事や季節の移り変わり、意匠や材料に至るまで、聞き馴染みのないものも多くあり、その分、学ぶことも多かった。 しかし、なんといっても、その和菓子の美しさたるや。ちょっとした美術展に行ったかのような視覚の満足感。ページをめくるたびに出てくる、見とれてしまう芸術的な和菓子たち。その繊細な色使いや質感は、時間を忘れて、ずっと眺めていたくなるほど。 「食べるのがもったいない」 「いや、食感、においや味はどうなっているのだろう」 目の前には写真しかないのに、葛藤している自分がいる。 ご主人の語り部分は、もちろん満足だが、観賞用としてもぜひ手元に置いておきたい一冊。

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