ロックンロール・トーキョー の商品レビュー
大甘の5点満点です。 プロの作家に言うのもなんですが、いつ読んでもそんなに文章が上手いと思えない。でもさっさか読めちゃうし、なんか楽しいのよねぇ、しかも不覚にも泣いてしまうこともあるし。そう思っていました。 わかりやすさを狙っていたのだということ、バランスを大事にしているのだ...
大甘の5点満点です。 プロの作家に言うのもなんですが、いつ読んでもそんなに文章が上手いと思えない。でもさっさか読めちゃうし、なんか楽しいのよねぇ、しかも不覚にも泣いてしまうこともあるし。そう思っていました。 わかりやすさを狙っていたのだということ、バランスを大事にしているのだということを本作で知り、ますます半太ファンになった。実際の映画や俳優を思い浮かべながら、彼の人生そのまんまの物語を読むのは楽しい。『リトル・ミス・サンシャイン』など、タイトルが挙がる映画も私のツボ。 ようやく自分で監督することが叶った『ロックンロール・ストリップ』、最高だったよ半太さん。これもジャルジャル後藤で映画化しちゃいますか。うーむ、やっぱりストリップのほうが映画にはなりますよねぇ。 映画『ロックンロール・ストリップ』の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/4f266a72ec8bdb50b12589227998c383 映画『リトル・ミス・サンシャイン』の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/cf8e38df5fb16f5e0edc92bc47857d57
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著者の半自叙伝的青春小説「ロックンロール・ストリップ」の続編。 上京してきたチームKGBを主宰する木村勇太だったが、相変わらず、鳴かず飛ばずの活動だった。 しかし小説の執筆が当たり、一躍有名になっていく。 だが、チームKGBの売れない役者との溝は深まるばかりで、初心を忘れて...
著者の半自叙伝的青春小説「ロックンロール・ストリップ」の続編。 上京してきたチームKGBを主宰する木村勇太だったが、相変わらず、鳴かず飛ばずの活動だった。 しかし小説の執筆が当たり、一躍有名になっていく。 だが、チームKGBの売れない役者との溝は深まるばかりで、初心を忘れて行く勇太。 映画監督になる夢を再度思い出した勇太が奮起する。 最後はなんとなく映画の宣伝のように感じてしまった。 でも夢を実現できたことは素晴らしい。
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新刊の棚にあったので三年ぶりくらいに手に取る。半自伝的書き下ろし。やっぱこの人は人柄だよね。私自身も含め、都合の悪いこと、嫌なことには目をつぶったり、知らん顔してる人間が多い中、この人は自分に誠実だから、立ち止まって「何があかんかったのか」「なんでや」と事件を受け止め、咀嚼する。...
新刊の棚にあったので三年ぶりくらいに手に取る。半自伝的書き下ろし。やっぱこの人は人柄だよね。私自身も含め、都合の悪いこと、嫌なことには目をつぶったり、知らん顔してる人間が多い中、この人は自分に誠実だから、立ち止まって「何があかんかったのか」「なんでや」と事件を受け止め、咀嚼する。そんな作者に寄り添う奥さんがひたすら凄い。こんな聖人みたいな人いるのか?信じるって、全然簡単なことじゃない。勇気っていうのは、無責任になることじゃない。こういう本若い人にどんどん読んで欲しい。腐るのはすごく簡単だ。
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前作『ロックンロール・ストリップ』に続く二作目。著者の半自伝小説。 今回は、極めて渋いというか、コメディ要素はないな。ただ、勇気づけられる一冊ではある。前作も半自伝だったが、笑える要素があった。 誰しも、大なり小なり挫折は経験するだろう。特に芸事関係の生業に身を置く方々は特...
前作『ロックンロール・ストリップ』に続く二作目。著者の半自伝小説。 今回は、極めて渋いというか、コメディ要素はないな。ただ、勇気づけられる一冊ではある。前作も半自伝だったが、笑える要素があった。 誰しも、大なり小なり挫折は経験するだろう。特に芸事関係の生業に身を置く方々は特に勇気づけられるのではなかろうか。 作中にも書かれていたが、確かに筆が荒れたと感じる期間はあった。あれ?何かに感化されたのかな?と。こういうことだったのかと納得。 今後もぜひ、声を出して笑えるオモロい作品を生み出してくださることを楽しみにしています。
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