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毒をもって毒を制す の商品レビュー

3.5

45件のお客様レビュー

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2022/05/20

今回は新型コロナウイルスが関わる?話もあり、ドキッとしました。この話題が既に小説の中に出ていることに驚きました。 今回は水尾くんを心配することになりましたが、安定の毒島さんでした。 どんどん読み進んでしまってあっという間に読み終えました。

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2022/05/08

コロナ禍のバタバタした時期に、混乱しそうなところ、爽太はまたまた毒島さんに助けられた!私も毒島さんみたいな女性に会いたい・・。

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2022/04/01

新型コロナウィルスに感染した疑いがあるとしてホテルの複数の人たちが最上階のホテルと自宅に隔離された。薬剤師の毒島さんが患者さんを見て しっかり話をする 根気よく優しく相手の話をしっかり聞く 仕事とは言え中々出来る事では無い 最後に身近では鳩の糞などから口の中に入っていろい...

新型コロナウィルスに感染した疑いがあるとしてホテルの複数の人たちが最上階のホテルと自宅に隔離された。薬剤師の毒島さんが患者さんを見て しっかり話をする 根気よく優しく相手の話をしっかり聞く 仕事とは言え中々出来る事では無い 最後に身近では鳩の糞などから口の中に入っていろいろな病気の感染症になったりする事の恐ろしさを知った病名がわからないと治療ができない難しさもある。

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2022/03/28

薬剤師・毒島花織が薬や病に関する謎解きをするシリーズ第三作。 今回は主人公・水尾爽太が勤めるホテルが新型コロナに見舞われる話が主になる。第一波で大混乱した頃を思い出しながら読んだ。 当時はワクチンは勿論のこと、治療薬もなく対症療法で一般人はせいぜい解熱鎮痛剤を飲むくらいしかなか...

薬剤師・毒島花織が薬や病に関する謎解きをするシリーズ第三作。 今回は主人公・水尾爽太が勤めるホテルが新型コロナに見舞われる話が主になる。第一波で大混乱した頃を思い出しながら読んだ。 当時はワクチンは勿論のこと、治療薬もなく対症療法で一般人はせいぜい解熱鎮痛剤を飲むくらいしかなかった。 感染予防策も何が正しいのか分からずにただ毎日消毒して手洗いして…と必死だったように思う。 爽太の同僚・馬場が発熱したのを皮切りに、ホテル従業員に次々体調不良者が出るし、爽太も自主隔離となる。幸いというか、ホテルは閑古鳥状態なので空いているフロアを利用して爽太を始め体調不良の従業員たちの隔離部屋にしている。 彼らの世話係は体調には問題ない爽太。体調不良者の部屋に入るのはどうかと思うが、それ以外は対策が出来ているように思う。 これまた幸いというか客には体調不良者は出ていない。そのことが逆に爽太を不安にさせる。従業員に感染が広がった理由は何か、感染対策が間違っていたのか。 こんな時に頼りになるのは勿論毒島。爽太が体調不良の従業員たちに共通する場所や行動を見つけ、毒島はそこからある結論を導き出す。それは爽太も読んでいる私も思いもよらないものだった。 爽太が毎度感心するように毒島の洞察力観察力は鋭い。表紙絵の毒島は頭の硬そうなタイプに見えるが、そんなことはない。 病気や怪我で薬を必要としている人々の不安や焦りに寄り添った対応をしている。特に本人ではなく子供や家族が病気や怪我をすれば、余計に不安になったり心配したりする。そんな家族の気持ちを汲み取りながら冷静に症状を把握しようとするのは大変なスキルだと思う。 特に第二話の母親の話は感心した。申し訳ないがこういうタイプの客は厄介だと思って表面的な対応に終わらせることが多いのではないか。あるいは良かれと思って突っ込んだ対応をしたばかりに相手を怒らせるかも知れない。だが毒島は粘り強く話を聞き、母親と子供両方にとって最善の方法へ導いた。 単なる薬や医療の知識だけでは出来ない、コミュニケーション力や相手をよく観察したり気持ちを推し量る能力も必要な大変な仕事だと思った。 肝心の爽太と毒島の関係は相変わらずだが、この距離感でも良いかと思える。それにだらしなかった馬場が生活を改めるようで安心出来たし、コロナによる変化も悪いことばかりではないようだ。

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2022/03/20

薬剤師、毒島さんシリーズの3作目。 第1話から第3話という体裁なので、前作までと同様の連作短編の内容かと思いきや、一冊を通して繋がりを持ったほぼ長編と言ってもいい構成。 物語は、コロナウィルスの感染流行がはじまり、この先どうなることやらといった漠然とした不安と、どこか他人事のよう...

薬剤師、毒島さんシリーズの3作目。 第1話から第3話という体裁なので、前作までと同様の連作短編の内容かと思いきや、一冊を通して繋がりを持ったほぼ長編と言ってもいい構成。 物語は、コロナウィルスの感染流行がはじまり、この先どうなることやらといった漠然とした不安と、どこか他人事のような頃が背景で、まさにタイムリーな内容。 処方薬から推察する毒島さんの名推理は今回も炸裂。

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2022/03/19

薬剤師毒島さんシリーズ第三巻。今回は始めのアルコール依存の父親がある日突然断酒した謎以外はコロナ禍での話。同僚の馬場さんが発熱し感染の恐れがあるという事で爽太も勤務先のホテルで自主隔離生活。最終日付近まで体調に問題はなかったのに…。隔離中での毒島さんの接客エピソードは意外だった。...

薬剤師毒島さんシリーズ第三巻。今回は始めのアルコール依存の父親がある日突然断酒した謎以外はコロナ禍での話。同僚の馬場さんが発熱し感染の恐れがあるという事で爽太も勤務先のホテルで自主隔離生活。最終日付近まで体調に問題はなかったのに…。隔離中での毒島さんの接客エピソードは意外だった。単なる薬オタクではなく仕事に対しての真摯さが伝わる。(コンプライアンスは大目に見よう)今回の謎は医療知識前提で判る人には判るかも?位か。コロナ禍初期の社会情勢と上手く組み合っていると思う。しかし前作で二人の仲がちょっと進展しそうだったのにリモートでしか会えてないけど爽太どうするんだ。第四巻出てるけどコロナ禍続きだとこのまんまか。

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2022/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】第一話 ノッポちゃんとアルコール依存症/第二話 毒親と呼ばないで/第三話 見えない毒を制する  新型コロナウイルスが蔓延する現実を背景にした連作。アルコール依存症だった人が断酒できたのはなぜか。毒島になついた子育て中の若い母親は、子どもを虐待しているのか。爽太は新型コロナウイルスに罹患したのか。  毒島のコミュニケーション力が上がったのか、暴走がなくてよかった。反面、ホテルマンの馬場と笠井の危機感の低さや甘えが不快。彼らの行動が苦笑ですむ世界のほうが居心地はいいのだが。

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2022/02/12

新型コロナを題材としたシリーズ第3弾。3章構成でそれぞれ独立したストーリーながら、ところどころにこっそり伏線が仕込まれていて、最終章で見事に回収する構成は相変わらず見事。 世相を盛り込みつつ、毒島さんの新たな一面もちょっぴり垣間見える内容で、これまで同様、楽しめる一冊でした。そ...

新型コロナを題材としたシリーズ第3弾。3章構成でそれぞれ独立したストーリーながら、ところどころにこっそり伏線が仕込まれていて、最終章で見事に回収する構成は相変わらず見事。 世相を盛り込みつつ、毒島さんの新たな一面もちょっぴり垣間見える内容で、これまで同様、楽しめる一冊でした。その一方、シリーズ3作目ながら毒島と水尾の仲が進展しないのは、なんとなく物足りないというか、もどかしいというか…。

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2022/01/31

薬剤師毒島花織シリーズの第3作 新型コロナの影響でホテル客は激減。病院も保健所もコロナ対応に追われ、設備不足でPCR検査を受けようと思っても受けられない状況での物語 ホテル従業員に感染者が出た部分は、当時の危機感が伝わり、読んでいて緊張しました 沢山あった伏線、気づかなかっ...

薬剤師毒島花織シリーズの第3作 新型コロナの影響でホテル客は激減。病院も保健所もコロナ対応に追われ、設備不足でPCR検査を受けようと思っても受けられない状況での物語 ホテル従業員に感染者が出た部分は、当時の危機感が伝わり、読んでいて緊張しました 沢山あった伏線、気づかなかった

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2022/01/29

新型コロナ感染症が広まり始めた頃の設定。薬局に来る人も減り、熱が出ても検査は受けられない。自主隔離と感染症についてや、赤ちゃんの予防接種の重要さや薬を飲みきらなければいけない理由など今回もためになった。

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