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細野晴臣と彼らの時代 の商品レビュー

4.7

12件のお客様レビュー

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2024/03/27

名前良く存じ上げていたが、この本でこの方についての全貌がわかった。才能の人物であり、その才能更に他の才能とのシナジーを生む。決して現状に満足する事なく常に新境地を切り開く。「風を集めて」は私も大好きな曲。真摯なる本物の音楽には国境などない。まさにそれがグローバル。

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2024/02/22

細野さんの歴史、労作。YMOの二人が先に亡くなったのは、言葉にできない悲しみ、なんだろうな。 はっぴいえんど→ティンパンアレイ→トロピカル3部作→YMO、ここからずっと好き。これからも。長生きしてほしい。 坂本龍一との、ラブアンドヘイト、最後は理解して、幸せ。 ギャグ好き。忘れる...

細野さんの歴史、労作。YMOの二人が先に亡くなったのは、言葉にできない悲しみ、なんだろうな。 はっぴいえんど→ティンパンアレイ→トロピカル3部作→YMO、ここからずっと好き。これからも。長生きしてほしい。 坂本龍一との、ラブアンドヘイト、最後は理解して、幸せ。 ギャグ好き。忘れる強み。次に行く人。 似てる、と勝手に親近感。

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2021/09/21

細野氏がお元気なうちに出版して下さって良かったです。色々な作品の裏側が垣間見れてワクワクしました。まだまだ拝聴していない作品が沢山あるので楽しみです、もちろん新作も。

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2021/08/16

実に面白いエピソード満載の本。 細野さんが1968年に大瀧詠一と初めて会った時、7人の侍の剣豪オーディションみたいな感じになった話。松本隆はそれまでストラヴィンスキーやマーラーとかしか聞いていなかったのに、中二で英語教師がビートルズの抱きしめたいを聞かされ、世界がひっくり返った話...

実に面白いエピソード満載の本。 細野さんが1968年に大瀧詠一と初めて会った時、7人の侍の剣豪オーディションみたいな感じになった話。松本隆はそれまでストラヴィンスキーやマーラーとかしか聞いていなかったのに、中二で英語教師がビートルズの抱きしめたいを聞かされ、世界がひっくり返った話。 1950年代細野がクリスマスに知り合いの米兵の家庭に招かれ、見たこともないおもちゃで溢れるなか、ミニチュアクレーンで夢中に遊んでいた。帰りにクリスマスプレゼントだとそのクレーンをもらった。嫌がって泣きじゃくる子供に、米兵は日本人は貧しいのだからときつく子供に諭していた姿が細野の頭に焼き付いているという。小さい頃うちの近所にも米軍住宅があり、青々とした広大な芝生に真っ白な広い家とピカピカのアメ車があった。そういう時代を知っている世代のアメリカに対する思いは、現代の若い世代には全く理解できないだろう。 西表島のバスでかかっていた「ハイサイおじさん」を久保田麻琴がすごい音楽を聴いたと那覇のレコード店でレコードを買い占め土産として細野らに配った。 坂本龍一との出会い。坂本は小学生の時ビートルズのアルバムを全て買い、ドビュッシーと同じ響きをビートルズに見いだし興奮したという。さすが教授は特別な人だ。しかし高橋幸宏にファッションコーディネートをしてもらう。1976年横浜同發新館での中華街ライブではトロピカル細野で坂本も出演。 デビュー時から好きだった越美晴、戸川純の他、シーナ、サンディ、小川美潮らLPを聞きまくっていた人達も次々と出てくる。忌野清志郎との活動、細野さんは声が渋いのでちゃんとした大人かと思っていたが、あの人は全くの子供。 矢野顕子。細野さんの曲はデビュー前から歌っているが、全く飽きない。私は世界で一番細野さんの歌を歌っている歌手だ。 高橋幸宏。16歳で知り合ってから、細野さん以上の日本の音楽家はいないと当時からずっと思ってます。 ジャパニーズロックは細野さんがいなかったら寒々しいものになっていただろうなぁ。

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2021/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 正しく「彼らの時代」。その部分が、この本の大きな魅力。  日本の軽音楽史である。  「風をあつめて」が、ワールドミュージックになっている時代なんて、80年代には思うべくもなかったな。

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2021/05/21

「風街ろまん」は擦り切れてしまうほど、 「HOSONO HOUSE」もかなり、 「HORO」もまぁまぁ、 「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」はぼちぼち、 「ロング・バケイション」はそれなりに、 聴きこんでいました それから数十年経って 映画「万引き家族」のエンドロール...

「風街ろまん」は擦り切れてしまうほど、 「HOSONO HOUSE」もかなり、 「HORO」もまぁまぁ、 「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」はぼちぼち、 「ロング・バケイション」はそれなりに、 聴きこんでいました それから数十年経って 映画「万引き家族」のエンドロールに 音楽:細野晴臣 を見た時に 「おっ!」と声を挙げてしまいました。 その数十年の間の あれやこれやが これでもか と 日本を代表する音楽家たちへの 証言と聞き取りを八年の月日を費やして 編まれた本書が 面白くないわけがない 巻末の 「主要参考文献」と「細野晴臣年表」が 如実に語ってくれています 

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2021/05/10

G 2021.4.30-2021.5.10 細野さんだけでなく、むしろ「彼ら」のいろいろを知るのが楽しかった。

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2021/04/11

「細野晴臣と彼らの時代」、この本の主人公はもちろん「細野晴臣」であり、今も新しい世代のリスペクトを集め続ける彼の物語(プロローグの星野源のエピソードも細野が過去の人ではないことを明示しています…)なのですが、題名にあるとおり「彼ら」も主役なのだと思いました。「彼ら」とは、大瀧詠一...

「細野晴臣と彼らの時代」、この本の主人公はもちろん「細野晴臣」であり、今も新しい世代のリスペクトを集め続ける彼の物語(プロローグの星野源のエピソードも細野が過去の人ではないことを明示しています…)なのですが、題名にあるとおり「彼ら」も主役なのだと思いました。「彼ら」とは、大瀧詠一であり、千葉信行であり、布谷文夫であり、中田佳彦であり、松本隆であり、柳田優であり、小山高志であり、杉山喜一であり、伊藤剛光であり、高橋幸宏であり、鈴木茂であり、林立夫であり、小原礼であり、遠藤賢司であり、野上眞宏であり、小坂忠であり、柳田ヒロであり、菊池英二であり、竹田和夫であり、高久光雄であり、小倉栄司であり、吉野金次であり、三浦光紀であり、石浦信三であり、松任谷正隆、駒沢祐城であり、後藤次利であり、久保田麻琴であり、田中唯士であり、佐藤博であり、矢野顕子であり、坂本龍一であり、横尾忠則であり、松武秀樹であり、渡辺香津美であり、大村憲司であり、奥村靫正であり、コシミハルであり、福澤もろであり、権藤知彦であり、黒川良一であり、小山田圭吾であり、高野寛であり、高田漣であり、であり、であり、であり。登場する順に、なんとなくメモってみましたが、なんという「彼らの時代」。日本の音楽の伏流水人脈が、細野晴臣の「サムシングエルス」に反応しながら、「はっぴーえんど」とか「デインパンアレー」とか「トロピカル三部作」とか「YMO」とか「アンビエント」とかで地表に噴出していく、「音楽の時代」の群像劇。その中で牧村憲一「ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989」で細野晴臣にならぶ日本のポップスのキーマンとして指摘している加藤和彦の存在感が薄いのが気になりました。でも加藤和彦と違い、細野晴臣は無垢をもって生き続けて欲しい、音楽というフォースにおけるヨーダみたいになって欲しいです。っていうかもう十分、ヨーダか…

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2021/03/27

つねにサムシング・エルスを求め、興味から次の興味へと音楽を追い続けた細野晴臣の冒険の書は、70年から現在に至るまでの日本のロック・ポップス史の年表であり、彼がその道中出会う様々な旅の仲間との小説のようだった。小説のように感じたのは、日本のロック・ポップスを作り上げてきた歴史上の人...

つねにサムシング・エルスを求め、興味から次の興味へと音楽を追い続けた細野晴臣の冒険の書は、70年から現在に至るまでの日本のロック・ポップス史の年表であり、彼がその道中出会う様々な旅の仲間との小説のようだった。小説のように感じたのは、日本のロック・ポップスを作り上げてきた歴史上の人物たちの誰と誰が、いつ出会ってどういう音楽をやってという、ただそれだけでなく、簡潔な文章の中ながらその時の彼らの心情にまで踏み込んだ描写と、彼らが過ごした街の風景の描写があるからだろう。それを拾い上げて文にした著者の仕事もすごいが、細野晴臣という人が、常に不安と葛藤を抱えがちの人でありながら、同時にユーモアのある人であって、従って音楽や周囲の物事を批評的・分析的によく見ている人だったことが何より大きかったし、図録や写真がないことがむしろ小説のように想像力を喚起させてくれる。文中に出てくる楽曲はネットですぐ確認できるという体験もとても楽しかった。

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2021/03/12

これはとても面白い!「近田春夫」自伝と一緒に読みました。同時代(近田さんが5さい下)の音楽史がよくわかりました。この本読みながら、出てくる曲をYouTubeで調べながら読みました。ので、より楽しめた。久しぶりに音楽を聞きました。そして、それはとてもいい経験でした。作者にホントに感...

これはとても面白い!「近田春夫」自伝と一緒に読みました。同時代(近田さんが5さい下)の音楽史がよくわかりました。この本読みながら、出てくる曲をYouTubeで調べながら読みました。ので、より楽しめた。久しぶりに音楽を聞きました。そして、それはとてもいい経験でした。作者にホントに感謝したい。改めてYMOの新しさ、すごさを感じたし、それ以外の楽曲の多さとクオリティに細野晴臣の偉大さを感じられた。すっかりファンになってしまいました。 このインタビューも合わせて見ると面白いです。Red Bull Music Academy https://youtu.be/O9KasFWBKGg これも。Van Dyke Parksのスタジオに行った時のことが書かれてます http://blues.gr/profiles/blogs/interview-with-versalite-artist-van-dyke-parks

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