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証言 羽生世代 の商品レビュー

4.4

18件のお客様レビュー

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2024/05/19

Amazonオーディブルで聴いた。 私は将棋のルールも知らないけど、棋士について読むのは好きだよ。 羽生さんについて棋士が語るのが、なんかこう、多くの人が仰ぎ見る光や輝き、目指すべき頂きみたいなものを感じて胸がぎゅっとなる その「光」や「頂き」側の存在も生きている人間で、悩み...

Amazonオーディブルで聴いた。 私は将棋のルールも知らないけど、棋士について読むのは好きだよ。 羽生さんについて棋士が語るのが、なんかこう、多くの人が仰ぎ見る光や輝き、目指すべき頂きみたいなものを感じて胸がぎゅっとなる その「光」や「頂き」側の存在も生きている人間で、悩みも苦しみもあるんだろうけど。 多くの棋士は羽生さんを目指すけど、当の羽生さんはあらゆる方向からの挑戦を受ける立場として将棋界を30年くらい?背負って立ってきたのだから、すごいよねぇ。 今はAI将棋で勉強している藤井世代になって来ているけど、将棋の内容も変わってきているようで、今後の棋士はどんな感じになっていくのか。 私が知る棋士は加藤一二三、米長邦雄、谷川浩司、先崎学、羽生善治、森内俊之、藤井猛、村山聖、渡辺明、藤井聡太くらい…。 超有名どころしか知らない。

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2023/06/04

自分の頭で考えること、勝負に対して真剣であること、良い気持ちで真摯にそれに向き合うこと(最後は飯塚さん)

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2022/07/21

羽生世代を検証するにあたり、上の世代、同世代、下の世代、当事者へのインタビューを行なっている 全体を通して相互のリスペクトがあり、自分を卑下することはあっても他者を貶める発言が見られず、気持ちよく読めた 将棋ソフトを駆使する現代将棋については皆思うところがあるみたい

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2022/06/02

谷川浩司がいて、羽生善治がいて、藤井聡太が出てきて、時代時代にスターがいて、だから今でも将棋が好きで、この本を手に取って読んだんだろうなあと、読み終えて今あらためて思う。 将棋界のいろんな方の 羽生への思い、若かりし頃のエピソード が満載で知ることができ面白かった。 全盛期の羽生...

谷川浩司がいて、羽生善治がいて、藤井聡太が出てきて、時代時代にスターがいて、だから今でも将棋が好きで、この本を手に取って読んだんだろうなあと、読み終えて今あらためて思う。 将棋界のいろんな方の 羽生への思い、若かりし頃のエピソード が満載で知ることができ面白かった。 全盛期の羽生と藤井が戦っていたらどっちが強いんだろう。 羽生が藤井と同世代で、AIをバンバン取り入れて戦っていたらどうなっていたんだろう。 藤井が羽生世代で、AIも無い中で戦っていたらどうなっていたんだろう。 羽生の100期目をかけた藤井とのタイトル戦が観たい。実現してほしい。その時は羽生を応援するだろう。 このまま羽生9段じゃ寂しい。羽生にはタイトルがお似合いだ。

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2021/08/20

羽生善治さんと同時代に活躍したり上下10歳差くらいの棋士が自身の半生での羽生さんとのエピソードを語りながら、羽生世代の強さの秘密を深掘る。 いわゆる羽生ブームの時には全く将棋には関わることなく過ごしてきたので、私はここ数年の彼らのイメージしか持っていない。だけれど全ての棋士が若い...

羽生善治さんと同時代に活躍したり上下10歳差くらいの棋士が自身の半生での羽生さんとのエピソードを語りながら、羽生世代の強さの秘密を深掘る。 いわゆる羽生ブームの時には全く将棋には関わることなく過ごしてきたので、私はここ数年の彼らのイメージしか持っていない。だけれど全ての棋士が若いころから血の滲むような努力をし、ライバルと争いながら腕を磨いたり、時には寄り道したりしたなどの過去がわかって観る目が変わる。羽生善治さんにも表に見えない苦労はあったんだろうけど、意図せずとも将棋界を照らして引っ張ってきたんだなと思う。それに負けじと食らいつきながら互いを認めあう棋士全てが尊いと思った。 そして現在進行形の対局において、棋士やファンのいろんな感情が交錯しているんだろうけど一定時間を経れば、消化して回顧するようになるのでしょうか。

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2021/06/15

 将棋は全く指さないが、棋士の言動には心動かされる。「3月のライオン」派の私としては、心から楽しんだ一冊。

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2021/04/22

野球で非常に高い実績を残した選手が特に多い「松坂世代」という1980年生まれの世代があるように、棋界にも異常に強い棋士が集中している年代があり、それが1970年生まれの「羽生世代」です。羽生善治氏をはじめ、佐藤康光氏、森内俊之氏、と言った実力棋士が集中しています。その際立ったデー...

野球で非常に高い実績を残した選手が特に多い「松坂世代」という1980年生まれの世代があるように、棋界にも異常に強い棋士が集中している年代があり、それが1970年生まれの「羽生世代」です。羽生善治氏をはじめ、佐藤康光氏、森内俊之氏、と言った実力棋士が集中しています。その際立ったデータとしては、羽生世代がタイトル戦に初出場以来、2020年までの約30年間の200回を超えるタイトル戦のうち、約8割のタイトル戦には羽生世代の誰かが出場し、そのうちの8割のタイトルは羽生世代が保持していた程です。また名人位を通算5期保持すれば得られる永世名人の称号を持つ棋士はやはり世代交代もあって年齢が20歳程度離れるケースが多いのですが、羽生世代には羽生善治氏と森内俊之氏の2名がおられるという稀な世代でもあります。 この世代になぜ、これほど実力のある棋士が多いのか、それを1)羽生世代に突き上げを食らった羽生世代より年代が上の棋士、2)羽生世代としのぎを削った羽生世代に近い棋士、3)羽生世代を目標にしてきた若い棋士、4)羽生世代の実力棋士 という4つの年代に分けて羽生氏自身も含め16人のインタビューで構成されています。 私自身、それほど将棋を見る方ではないので、登場する棋士の半分以上は顔も分かりませんし、なにより棋士の個性ともいえる棋風も知りません。それでもインタビューに応える棋士の皆さんは語る言葉が豊かで、”棋士とはこういう考え方なんだ”とか”どの世界もトップレベルは、とにかく凄い”という事が伝わってきます。 そして何より本書に登場する棋士の全員から伝わるのは”謙虚さ”であったり、他人の実力を認めて尊敬の念を持たれている事です。著者もこの点には触れていますが、将棋が”投了”という自ら負けを受け入れる行為で成り立つからこそはぐくまれた資質かもしれません。本書の読後も大変清々しい気持ちになりました。時々対局の様子がテレビ等で映りますが、その所作の美しさといい、本書で紹介される人間性と言い、こういう人になりたいと感じさせられました。 羽生世代の棋士も50歳を過ぎ、実力的にはピークを過ぎつつあります。羽生善治氏も2018年に27年ぶりに無冠になりました。でも今だ若い棋士と渡り合う姿に、体力の衰えを感じながらも仕事に向かう同い年の自分自身を重ねてしまいます。300ページ超のちょっと分厚い目の1冊ですが、登場する棋士の人柄がよく伝わってくる内容充実の1冊です。

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2021/04/04

羽生善浩という不世出の天才の存在も奇跡だが、同じ世代にこれだけの俊才が揃うことも奇跡だ。 本書に書かれた16人のインタビューを読むと、棋士も普通の人間だという印象を強く持つ。 プロ棋士とは天才中の天才たちであり、本書で語られたことを本当に理解できる人は1%もいないだろう。 ...

羽生善浩という不世出の天才の存在も奇跡だが、同じ世代にこれだけの俊才が揃うことも奇跡だ。 本書に書かれた16人のインタビューを読むと、棋士も普通の人間だという印象を強く持つ。 プロ棋士とは天才中の天才たちであり、本書で語られたことを本当に理解できる人は1%もいないだろう。 本書に出てくる棋士たちが一様に謙虚であるのは、将棋に対し真摯だからだという著者の考察には頷ける。

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2021/04/04

将棋は好きで。下手の横好きで。 羽生善治という稀代の実力者を軸に、将棋界を語るということか。 最近の若い将棋指しは、確かに、ほとんど知らない。たまに見ても面白くない。 この世代に、何かの特異点がある気は、なるほど、する。 判んない人には全く判んない本。 羽生さんの、通算1...

将棋は好きで。下手の横好きで。 羽生善治という稀代の実力者を軸に、将棋界を語るということか。 最近の若い将棋指しは、確かに、ほとんど知らない。たまに見ても面白くない。 この世代に、何かの特異点がある気は、なるほど、する。 判んない人には全く判んない本。 羽生さんの、通算100、は信じてる。

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2021/03/08

羽生世代の棋士と、かかわりの深い棋士たちのインタビューをまとめたもの。 個性豊かな棋士の本音が、少しだけのぞくことができておもしろかった。

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