歴史を活かす力 の商品レビュー
出口さんは、趣味を武器として昇華させた好例だと思う。読書、とくに歴史を楽しんで学び、自分の引き出しとして使う。 さて、今回の学びは、 大衆は、単純なものに惹かれる、ということ。 それが、イスラム教であり、インドのヒンドゥー教だった。 難しいもの、修練が必要なものは、 インテ...
出口さんは、趣味を武器として昇華させた好例だと思う。読書、とくに歴史を楽しんで学び、自分の引き出しとして使う。 さて、今回の学びは、 大衆は、単純なものに惹かれる、ということ。 それが、イスラム教であり、インドのヒンドゥー教だった。 難しいもの、修練が必要なものは、 インテリにうけるが、広まらない。 また、項羽と劉邦の話。 項羽は、自分を賢いと思いすぎてまけた、と。 劉邦は、人の話を聞くことができた。 つまり、自分より優秀な部下を使いこなすことが、 大事だ、と。
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80ものエピソードがある。日本史、世界史関わらず。さまざまなジャンルに渡るテーマで面白い。ただ、80と数が多い分、一つ一つのボリューム感、厚み、奥行きはもしかしたら期待には及ばないかもしれない。
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純粋に歴史を学ぶための本ではなく、問題解決の方法や先例を歴史に求めた本、というべきで、だからこそ「歴史を活かす力」といったタイトルが付けられている。 歴史本は出口さんの本も含めて色々読んできたが、それでもまだ知らないことの方が多かった。また、私自身では問題解決の際、歴史と解決方...
純粋に歴史を学ぶための本ではなく、問題解決の方法や先例を歴史に求めた本、というべきで、だからこそ「歴史を活かす力」といったタイトルが付けられている。 歴史本は出口さんの本も含めて色々読んできたが、それでもまだ知らないことの方が多かった。また、私自身では問題解決の際、歴史と解決方法をうまく結びつけられていない、ということも感じさせる内容であった。 総じて私自身はまだまだ歴史を活かすレベルまでには到達しておらず、まだまだこれから、という気づきを得られたこともこの本を読んだメリットの一つである。 また、この本の隠れたテーマは「リーダーシップ」である。歴史に名を刻むリーダーが、どのような場面でどのような決断をしたのか、その背景は何であるか、といったところが丹念に書かれており、なるほど腹落ちできるところも多かったので、心に刻んでおこうとおもう。
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今年を振り返ると、出口治明氏の本をはじめ歴史の本をよく読んだ年だった。塩野七生のローマ人の物語から始まり、司馬遼太郎、井沢元彦、半藤一利、そして出口治明。 歴史を様々な角度から眺めることができたので、とても良かったです。従来は井沢元彦の本が中心だったので少し一面的だった。コロ...
今年を振り返ると、出口治明氏の本をはじめ歴史の本をよく読んだ年だった。塩野七生のローマ人の物語から始まり、司馬遼太郎、井沢元彦、半藤一利、そして出口治明。 歴史を様々な角度から眺めることができたので、とても良かったです。従来は井沢元彦の本が中心だったので少し一面的だった。コロナ禍に入ってすぐに塩野七生のローマ人の物語を読み始めたのが良かった。他の時なら最後まで行けたかどうか分からない。 最後に出口治明氏の本を読むと整理されるのだ。やはり大作家の本を読むべきですね。
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