Weの市民革命 の商品レビュー
こういう時代に自分はどう生きればいいのか、という問題が常に自分の頭の片隅にあった。ライフスタイルやファッション、ものづくり、旅といったテーマを追いかける職業の中で、時流に流されないで本物をよりすぐる、つまり、簡単に消費されたり捨てられたりしないものを伝えようという気持ちでやってい...
こういう時代に自分はどう生きればいいのか、という問題が常に自分の頭の片隅にあった。ライフスタイルやファッション、ものづくり、旅といったテーマを追いかける職業の中で、時流に流されないで本物をよりすぐる、つまり、簡単に消費されたり捨てられたりしないものを伝えようという気持ちでやっていたとしても、「消費」によって廻り続ける巨大な資本主義システムの中で歯車のひとつとして働いていることは否定しようもない事実だった。だからこそ、生活と仕事の両面で「責任あるやり方」を追求して「ゼロ・ウェイスト」にも挑戦したし、サステイナビリティの最前線や地球環境に配慮したものづくりをさがしては取材し、懺悔の気持ちを込めて、消費者としての目線から見た生活革命の本をあらためて書こうと思っていたのだった。その作業の中で自問し続けたのは、自分はどんな消費者でありたいか、という問いである。
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若い人の政治的な関心は消費行動に現れている。自分勝手ではなく、持続可能な地球、差別などに対する主張を示す。 企業は株主のためだけではなく、ステークスホルダーが広がり、サスティナブルや民主的などが問われている。つまりそれが消費行動の要因となる。 企業の存在意義は利益を出すことだけで...
若い人の政治的な関心は消費行動に現れている。自分勝手ではなく、持続可能な地球、差別などに対する主張を示す。 企業は株主のためだけではなく、ステークスホルダーが広がり、サスティナブルや民主的などが問われている。つまりそれが消費行動の要因となる。 企業の存在意義は利益を出すことだけではなく、目的の達成を目指す。従業員もその目的を共有すると生産性は向上し離職率も下がる。社会の中で明確な存在意義をもつ企業が成功する。コロナはよりこれを促進させた。
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アメリカがなんとなく好きなので、コロナ前~コロナを経ての状況、時代のムーブメントがよくわかり勉強になった。
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一つひとつの消費行動が主義主張になりうる その製品がどのようにつくられているかに関心を持ち、正しいものに投資する
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アメリカの社会問題を中心として、著者の身近な街の変化や国家、世界の環境、貧困など、様々な視点での問題提起と具体的な取組みについて学ぶことができた。 自分自身、これからできる事について考えさせられる一冊だった。
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とうとうきたな、この時が…。 こうなりそうだね、なんて会社のワークショップってやってたような未来が、事実目の前で起きている。 この話を誰かにして、「そんなの意識高い系のマイノリティでしょ」なんて言う人とは将来を話せない。現実を見るしか無いのだなぁ。
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アメリカ、特にニューヨークにおける社会の変化、ミレニアル世代の考え方などが理解できる本。 ミレニアル世代は世代別購買力で年間6千億ドルと高い購買力を持つ。その後に続くZ世代と合わせ共通するのは圧倒的にリベラルでプログレッシブな価値観。人権尊重、姓のアイデンティティが流動的で、格...
アメリカ、特にニューヨークにおける社会の変化、ミレニアル世代の考え方などが理解できる本。 ミレニアル世代は世代別購買力で年間6千億ドルと高い購買力を持つ。その後に続くZ世代と合わせ共通するのは圧倒的にリベラルでプログレッシブな価値観。人権尊重、姓のアイデンティティが流動的で、格差是正、福祉や環境問題において政府がより役割を担うべきと考えている。 ギクワーク経済で恩恵を受けて所得を増やしたのは、副業タイプだった。独立の夢を買った人々は正社員並みの忙しさでまた保証なしの搾取される構図になった。 BLMが大きく異なっていたのは、白人の活動参加率が非常に高かったこと、白人が黒人のために立ち上がった 購買の仕方には力がある
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とても勉強になった なんとなく大量生産の服は好きになれず、車を使うよりもう歩きや自転車が好きだったから、ぴたっとはまった感覚 ちゃんと考えて物を買おう、使おう
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世の中が、限られた少数の人々にとってどんどん便利になる中、その代償として賃金格差や環境破壊が急速に進んでいることを改めて思い知らされた。消費者の1人としてできること、「買うものを選ぶ」ということをすぐに実践するとともに、オーガニックやサステイナビリティという言葉が、単なるマーケテ...
世の中が、限られた少数の人々にとってどんどん便利になる中、その代償として賃金格差や環境破壊が急速に進んでいることを改めて思い知らされた。消費者の1人としてできること、「買うものを選ぶ」ということをすぐに実践するとともに、オーガニックやサステイナビリティという言葉が、単なるマーケティングのツールとして使われていないかまで、しっかりと見る必要があると感じた。パンデミックによって顕在化した問題に向き合い、人類が大事な学びを得るきっかけとなるパンデミック期間にできるように、ステークホルダーの1人として責任を持って行動したいと思わせてくれる本だった。
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