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あなたの体は9割が細菌 の商品レビュー

4.4

21件のお客様レビュー

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2025/12/09

図書館の本を読む▼ https://kguopac.kanto-gakuin.ac.jp/webopac/BB00791613 タイトルにギョッとし、目次を見て興味を惹かれ、序章を読んでのめり込んだ。 アレルギーもうつ病も肥満も体の細菌が関係?! 自分の体にある細菌の生態系を、...

図書館の本を読む▼ https://kguopac.kanto-gakuin.ac.jp/webopac/BB00791613 タイトルにギョッとし、目次を見て興味を惹かれ、序章を読んでのめり込んだ。 アレルギーもうつ病も肥満も体の細菌が関係?! 自分の体にある細菌の生態系を、地球の環境を守るのと同じように守る。知っているようで新しい発見のある考え方であった。 矢野の訳が読みやすく文系の私もスイスイ面白く読めた。 近年意識されることの多い腸活を科学的な思考で見直してみようと思える。 さて。今日から何を食べようか。 (図書館スタッフ 矢後晴子)

Posted byブクログ

2025/11/11

アランナ・コリン氏は、イギリス出身の進化生物学者・サイエンスライター。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンおよびロンドン動物学協会で博士号を取得。腸内細菌の重要性をテーマとした『あなたの体は9割が細菌』は世界的なベストセラーとなった。BBCなどのメディアにも出演し、科学の普及活動に...

アランナ・コリン氏は、イギリス出身の進化生物学者・サイエンスライター。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンおよびロンドン動物学協会で博士号を取得。腸内細菌の重要性をテーマとした『あなたの体は9割が細菌』は世界的なベストセラーとなった。BBCなどのメディアにも出演し、科学の普及活動にも積極的に取り組んでいる。 本書は、著者が、マレーシアでのフィールドワーク中に感染症を患い、抗生物質治療を受けた経験をきっかけに、腸内細菌と健康の関係に強い関心を抱くようになり、人間の腸内微生物の重要性と現代病との関連を科学的に解き明かした作品で、2016年に出版、2021年に文庫化された。原書は『Gut:The Inside Story of Our Body’s Most Underrated Organ』(2015年)。 ポイントを列挙すると、概ね以下である。 ◆人間の体内には細胞(10兆個)よりも多くの微生物(100兆個)が存在し、私たちの体はひとつの生態系である。ヒトゲノム・プロジェクトの後に始まったヒト・マイクロバイオーム・プロジェクト(人体に棲む微生物のゲノムの総体を調べるプロジェクト)により、腸内微生物の多様性や機能が科学的に明らかになり、体や健康への関連が本格的に研究されるようになった。 ◆肥満、アレルギー、うつ病などの現代病は、腸内細菌の乱れと関係している可能性がある。抗生物質や加工食品、清潔志向が腸内環境を破壊し、病気のリスクを高めている。 ◆腸は免疫の中心であり、腸内細菌が免疫系の教育係として機能する。腸の状態が全身の健康に影響し、自己免疫疾患や慢性炎症の原因にもなる。腸を整えることが病気予防の鍵。 ◆腸と脳は神経でつながり、腸内細菌が精神状態に影響を与える。腸はセロトニンなどの神経伝達物質の生成にも関与し、うつ病や不安障害とも関連がある。 ◆腸内細菌は人間に利益をもたらす一方で、自らの生存を優先する面もある。食欲や嗜好に影響を与え、宿主の行動を変えることもある。 ◆腸内では微生物同士が絶えず競争し、勢力争いを繰り広げている。抗生物質の使用はこのバランスを崩し、悪玉菌の台頭を招くことがある。腸内の生態系維持が健康に直結する。 ◆食事は腸内細菌の構成に大きく影響する。食物繊維や発酵食品は善玉菌を育て、加工食品は多様性を損なう。腸内環境を整えるには、微生物にとって良い食生活が不可欠。 ◆腸内細菌は出生時に母親から受け継がれ、分娩方法や授乳、育児環境がその後の健康に影響する。人生初期の微生物との接触が免疫や代謝の基盤を形成する重要な要因となる。 ◆腸内環境を改善するには、発酵食品や自然との接触、抗生物質の慎重な使用が必要。乳酸菌やビフィズス菌のような善玉菌と、それを増やすための食物繊維やオリゴ糖の摂取、生活習慣の見直しが求められる。 ◆腸内微生物との共生は、現代の健康観を根本から変える可能性がある。医療や食生活のあり方を見直し、微生物との関係を重視することで、より持続可能な健康社会が築ける。 本書については、ベストセラーとして以前から気にはなっていたのだが、今般たまたま新古書店で文庫版を見つけ、目を通してみた。 内容については、体内の微生物の数が細胞の数の10倍だということにはさすがに驚いたが、ヒトの体が様々なバランスの上に成り立っていること、よって、「ヒトにとって「ふつう」でないこと」が増えた現代社会においては、そのバランスが崩れ、体や健康に悪影響を与えていることは、シニア世代の私としては、概ね想像できる内容ではあった。 また、私は本書を読むにあたってスキャニング的に目を通したのだが、それは、外国人ライターによる科学物に多いナラティブなスタイルが苦手だからである。本書は文庫版で400ページを超えるが、新書のようにポイントを記述するスタイルなら200ページで足りると思われる。(これは個人の好みの問題なので、良い悪いではないが。。。) それでも、体と健康のために腸内微生物との共生を意識すること、敷衍して、現代社会において様々な面で失われつつある、ヒトにとって「ふつう」の状態を意識し、それを取り戻すことの大切さを再認識するために、一度手に取っていい1冊かもしれない。 (2025年11月了)

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2025/05/26

●2025年5月26日、東京大学・書籍部にあった。セッションで寄った日。 インパクト大なタイトル。

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2024/10/09

この本を読んでから食生活に対する意識が大きく変わりました。育児をしている方は読むと良いと思います。個人的に糞便移植には全く抵抗を感じないので、体質が変えられるならぜひやりたい。研究が進むのが楽しみです。もし自閉症が治せるようになったら、救われる人はたくさんいると思う。

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2024/09/23

細菌と私達は切っても切れない縁がある。 腸内フローラといい、常在菌に囲まれて生活しているのが私達だ。 腸内が健全であれば、性格も明るくなるし、それは口腔と深く関わっている。 赤ちゃんの免疫はお母さんから様々な菌を受け継ぐとこから始まるし、それは大切なことだ。 衛生的に暮らす...

細菌と私達は切っても切れない縁がある。 腸内フローラといい、常在菌に囲まれて生活しているのが私達だ。 腸内が健全であれば、性格も明るくなるし、それは口腔と深く関わっている。 赤ちゃんの免疫はお母さんから様々な菌を受け継ぐとこから始まるし、それは大切なことだ。 衛生的に暮らすことは大事だけど、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスを心がける。 菌との関わりも毎日の習慣だよね。

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2024/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間は自身の細胞よりも9倍多い微生物と共生してきた。現代病、肥満、アレルギーや精神疾患の増加は、ウィルス、寄生虫、食習慣の変化、特に抗生物質の使用によって腸内の微生物の多様性が損なわれ、バランスが崩れることが要因であることがわかってきている。 腸内環境の改善には食物繊維豊富な植物中心の食事や、場合によっては糞便移植(!)が効果的。 これぞポピュラー・サイエンスといえる意外性があり刺激的。説得力もあり一気に読んだ。

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2024/03/15

深く考えさせられる内容でした。安易に抗生物質を与える医療だけでなく、それを求める患者、双方が今の事態を引き起こしている。

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2024/01/22

今まで全く意識してこなかった体内の細菌や微生物の役割についてまとめられていました 細菌というとなんかイメージ悪い感じですが、全てが悪いわけではなくて、いいやつと悪いやつがいて、体内で縄張り争いをしている、ということでした 縄張り争いには、日頃の食生活が絡んでいることがわかりま...

今まで全く意識してこなかった体内の細菌や微生物の役割についてまとめられていました 細菌というとなんかイメージ悪い感じですが、全てが悪いわけではなくて、いいやつと悪いやつがいて、体内で縄張り争いをしている、ということでした 縄張り争いには、日頃の食生活が絡んでいることがわかりました。日頃食しているあらゆる食べ物は、全て腸内で栄養としてダイレクトに取り込んでいるわけではなくて、細菌や微生物が餌として取り込んでエネルギーに変えてくれたり、血中へ送り込む量を調整してくれていたり、さまざまな役割をこなして貢献してくれていることがわかりました 20世紀後半から、先進国を中心に増えて来ている糖尿病やアレルギー、精神疾患などについても体内の細菌や微生物の組成の変化が関与している可能性があるという話はとても興味深く、信憑性の高い内容で勉強になりました 出産時に、母親から無菌の赤ちゃんに対して、生きるための細菌の「苗」を託す話、それを母乳で育てていく話はとても神秘的で母親の偉大さを痛感しました。 体内の細菌、微生物を意識する機会はヨーグルトやヤクルトくらいしか無かった自分がいかに無知だったか、とても痛感させられる内容でした、 体内の細菌や微生物の役割、効果については発展途上の学問のようで、ヒトゲノムの解析技術が発達したことで急激に研究が進んでいる分野のようですので、今後に期待したいと思いました

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2023/12/14

良書。人が人であるには細菌との共存が必要であり、現代病のほとんどが体内に潜む細菌比率であるという内容。筆者が難病に罹り科学の叡智である抗生物質による回復。そして、その後の生活の変化から得た知識が語られている。人の健康、人生、生活から遺伝子まで細菌に委ねられているといっても過言では...

良書。人が人であるには細菌との共存が必要であり、現代病のほとんどが体内に潜む細菌比率であるという内容。筆者が難病に罹り科学の叡智である抗生物質による回復。そして、その後の生活の変化から得た知識が語られている。人の健康、人生、生活から遺伝子まで細菌に委ねられているといっても過言ではない。

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2022/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

副題、微生物の生態系が崩れ始めた。微生物研究の成果は、人の生活の何を変えていくのか。10% Human. How Your Body’s Microbes hold the key to Health and happiness.という原題なので、訳し方が全く逆になっているというのがポイントで、おそらく訳を見るかぎり、やや誤訳なのかもしれない。原書の方を読んでみたくなった。おそらく原書の作者は、(まだ原書を読んでいないけれど)、微生物こそが、10%しかない我々が認識している体、にとって最も大事な存在であって、性格や健康を左右する存在であるということなんだと思う。 100兆以上の微生物が暮らす人の体内。ダイエットも、代謝がいいとか、そんなことは関係なく、また摂取カロリー引く使用カロリーという単純な話でもない。その間に、微生物の役割が多く関与している。太りやすいというのは現代病であり、すでに普通ではない。ではなぜ、こうした普通ではない状態になるのか。抗生物質が、それかもしれないと。世紀を跨げば、致死に恐怖する伝染病などが人口を減らしてきたが、現代はまさにこうした微生物の役割がまた新たにあるということなのかもしれない。コロナがまさにそうなんだろうと思わされた。筆者から言わせれば、キスという行為さえも、将来生まれるかもしれない子供のための事前の微生物チェックの役割だと。微生物を交換するのは非常に危険だからだ。トキソプラズマがうつを併発するとか、微生物が性格まで決めていくというのも非常に面白い着眼点に感じた。マイクロバイオータが、人から人へ移るとすると、ハピネス系の微生物を移せる。または逆もだ。国を滅ぼすこともできるかもしれない。ただ、注意しないといけないのは、微生物も生存のために、繁栄のために人間に住まうだけであって、その戦略は決して親人間であるとは限らないことだ。 抗生物質の過剰な処方を止める、焦らずゆっくりと食物繊維をしっかり摂れる加工食品を減らした食生活に変更する、そして子供のことを微生物の観点からも考える。

Posted byブクログ