プロデュースの基本 の商品レビュー
アーティストと一緒に音楽作品をつくりあげるにあたってどんなことを意識しているか、どうすれば売れる作品をつくることができるのか、といった法則を音楽プロデューサーの著者が紐解く一冊。その法則はコミュニケーションの取り方であったり、発想力の広げ方であったり、そもそもの法則の見つけ方であ...
アーティストと一緒に音楽作品をつくりあげるにあたってどんなことを意識しているか、どうすれば売れる作品をつくることができるのか、といった法則を音楽プロデューサーの著者が紐解く一冊。その法則はコミュニケーションの取り方であったり、発想力の広げ方であったり、そもそもの法則の見つけ方であったりする。クリエイティブな分野の仕事は生まれ持ったセンスや才能が重要だと思われがちだし、実際そういうものも少なからず仕事に影響するのかもしれないけど、それよりももっと大事なものがたくさんあるんだなと思わされる本だった。自分の感性をもとに自分の理屈を構築すること、常に何かを求め続けること、新しい挑戦をやめないこと、そして相手の個性も尊重すること。ちゃんと覚えておきたい。 【読んだ目的・理由】日経ライフの記事で見かけて 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.0 【一番好きな表現】だから僕は、「詩を書くときは、見えているものを書きなさい」とアーティストに言います。その人が見えているものに、その人の感情や考え方が表れていますから。毎日の生活のなかで感じたこと、そのときに見えたものを大切にして覚えておくことが、アーティストがやらなくてはならないことなんです。そのようにして本当に見て感じたことは、必ず伝わります。(本文から引用)
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※このレビューにはネタバレを含みます
アーティストのプロデュースに留まらず、仕事をする上、生きていく上での普遍的な話が散りばめられていると感じた。 -求めていれば見えてくる。常に考えていれば見逃すことなく必要な情報に出会える -オーラは自身の大きさとイコール -人間の決断は100%ではない。覚悟の裏で何かを諦めている -うまくいっているときほど何も考えない -願望は口に出して言う -自ら退路を断つことで人生の目的に向かっていく -人は死ぬまでカッコつけて生きるべき -誰でも変わる可能性を持っている。それを信じる
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感性を大事にする。そのヒントは、たくさん入っている。 巻末の資料を見ると、全てが当然のことながら大成功というわけではなく、全く売れなかった話とかもあると、さらに参考になったのでは。 それから、ずっと続くアーティストと、離れた人との違いは。 ただ、百冊買うというのは、やや...
感性を大事にする。そのヒントは、たくさん入っている。 巻末の資料を見ると、全てが当然のことながら大成功というわけではなく、全く売れなかった話とかもあると、さらに参考になったのでは。 それから、ずっと続くアーティストと、離れた人との違いは。 ただ、百冊買うというのは、やや大袈裟です。
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筆者は音楽プロデューサーなんで、奇抜な内容ばかりと思いきや、「人と仕事をするということ」という処世術のような下りがあったのが印象的。
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80年代は沢田研二や大沢誉志幸、90年代は槇原敬之やトライセラトップス、2000年代はBUMP OF CHICKENなど、各時代で優れたアーティストの作品に関わった音楽プロデューサーである著者が初めて記したクリエイションの極意をまとめあげた一冊。 プロデューサーという存在は外部...
80年代は沢田研二や大沢誉志幸、90年代は槇原敬之やトライセラトップス、2000年代はBUMP OF CHICKENなど、各時代で優れたアーティストの作品に関わった音楽プロデューサーである著者が初めて記したクリエイションの極意をまとめあげた一冊。 プロデューサーという存在は外部からはその役割がわかりにくい。音楽プロデューサーの場合は、小室哲哉などに代表されるように自らが作曲者である場合はイメージしやすいものの、作曲などの直接的なクリエイションに関与しない場合の実態は特に不明瞭であろう。 著者は後者のタイプの典型的なプロデューサーであり、アーティスト本人や職業作詞家・作曲家、アレンジャー、スタジオミュージシャンらをまとめあげるリーダーポジションとしてどのようにプロジェクトを進めていくのかに関するHow Toが非常に平易な言葉で綴られる。それは音楽を愛する自身のような人間にとっても「なるほど、こういう役割をしているのか」という具体が知れる点で非常に面白いものだった。 それはさておき、本書の面白さは特段音楽に興味がない人 にとっても、何かをクリエイションする際の参考になるポイントが多数ある点である。例えば、音楽で言えばコード進行やメロディーの進行方法などを分析的にとらえて、自分なりの”キュンとなる法則”がわかればそれを徹底的にトライしてみて他人に伝わらないようであれば軌道修正をかけていく、という仮説検証的なアプローチはその一例である。 非常に短い時間でさくっと読める良書。
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作中で言及されている音楽については、世代が違うこともあり、スッと内容が入ってこず少しもどかしく感じた。 しかし、著者が音楽と関わっていく上で、どういう考え方でどういう行動をとったか…については、丁寧に書かれていて読みやすかったと思う。 自分の感性を信じ、たまには疑い、自分の納得で...
作中で言及されている音楽については、世代が違うこともあり、スッと内容が入ってこず少しもどかしく感じた。 しかし、著者が音楽と関わっていく上で、どういう考え方でどういう行動をとったか…については、丁寧に書かれていて読みやすかったと思う。 自分の感性を信じ、たまには疑い、自分の納得できる仕事をし続けながら、自分なりのプロデュースの基本を探す事こそ、作る人の仕事の醍醐味なのかな、と思った。
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我々が聞いている音楽がどんな人達の想いから生まれてきたというのは非常に興味深かった。 プロデュースという人をまとめていくような仕事というのは本当に難しいですね。 ワンマン過ぎれば反発されるし、何でも言う事を聞けば舐められる。 そういう点でこの著者は頑固さと柔軟性をうまく兼ね...
我々が聞いている音楽がどんな人達の想いから生まれてきたというのは非常に興味深かった。 プロデュースという人をまとめていくような仕事というのは本当に難しいですね。 ワンマン過ぎれば反発されるし、何でも言う事を聞けば舐められる。 そういう点でこの著者は頑固さと柔軟性をうまく兼ね備えた方なんだなという印象を受けました。 そしてそういう能力は若い時にした苦い経験などを経て身につけたというのもとても良いですね。 つまり人は学び、成長出来るということ。 年を取ると新しいものへの興味が薄れていきますが私も著者を見習って新しい物にも目を向けるようにしていきたいなと思いました。 モノづくりをしていくプロセスというのはどんな事でも興味深い。
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数々のヒット作を世の中に生み出してきた、音楽プロデューサー木崎賢治氏のこれまでの音楽プロデュースの中で培われてきた、思考法や発想法を惜しげもなく伝えてくれている。音楽というジャンルだけにとどまらず、あらゆるビジネスや生き方にも活かせる、彩りを与えてくれるヒントがたくさん散りばめら...
数々のヒット作を世の中に生み出してきた、音楽プロデューサー木崎賢治氏のこれまでの音楽プロデュースの中で培われてきた、思考法や発想法を惜しげもなく伝えてくれている。音楽というジャンルだけにとどまらず、あらゆるビジネスや生き方にも活かせる、彩りを与えてくれるヒントがたくさん散りばめられている。
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吉川晃司さん、槇原敬之さん、BUMP OF CHICKEN等をプロデュースしてきた音楽プロデューサーの木崎賢治さんが、自分の仕事術を文章化した一冊。1970年代~現在まで数々のアーティストをプロデュースしてきただけに、70歳を超えているにもかかわらず考え方が若く、キングヌーやビリ...
吉川晃司さん、槇原敬之さん、BUMP OF CHICKEN等をプロデュースしてきた音楽プロデューサーの木崎賢治さんが、自分の仕事術を文章化した一冊。1970年代~現在まで数々のアーティストをプロデュースしてきただけに、70歳を超えているにもかかわらず考え方が若く、キングヌーやビリーアイリッシュなどの、最近の楽曲を研究されているのはさすが。アイデアは新しいものの組み合わせだったり、ストーリー性があると新しい価値が生まれるなどなど現代のSNS時代に使えるテクニックが満載。
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