さよなら、男社会 の商品レビュー
この社会の基盤とか雰囲気をここまで深掘りして言語化できるのすごい。 私はこの人より女性とか男性とか今の社会が作り上げてきた雰囲気を考えてないし気づけてないなと思った。 世代が違うので昔はこんな世の中だったのかと思うと数十年でここまで変われるのは希望だと思う。
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なんとも言えない読後感である。 この本の他の人の感想を見てみたが、内容がとっちらかってるとの投稿もチラホラあった。 だが、筆者も指摘するように、違和感を「感じる」対象は筆舌に尽くし難いので、シュッとした文章で整理することは出来ないのだろう。 1対1対応ではないと筆者も分かった上...
なんとも言えない読後感である。 この本の他の人の感想を見てみたが、内容がとっちらかってるとの投稿もチラホラあった。 だが、筆者も指摘するように、違和感を「感じる」対象は筆舌に尽くし難いので、シュッとした文章で整理することは出来ないのだろう。 1対1対応ではないと筆者も分かった上で、表現方法を手を変え品を変え、対象の本質に近づこうとしている。 男社会の構造的問題に近づこうと試みる良作であろう。
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男性が「感じる」ことを拒否していることに気づかないと解決しないジェンダーの問題を深く書いてくださっているので、ここまで言語化してくれてありがたい気持ちです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「現行の社会のルールはだいたい十八歳から六十五歳までの、健常者かつ異性愛者のマジョリティの男性向けに作られている。」というところにグサッときた。もっと女性を登用しよう、という動きはあるけれども、そもそもの社会のルールを変えていくのが本当に必要なことなのではないかと気付かされた。
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「さよなら、男社会 伊雄大著」読了。嫁さんに勧められた。結構、私の中の男尊女卑はなくなってるので、なるほど、うんうんと読めたが、最後のほうになると苦しくなっはてきた。自分の中にある男が反発している。男らしく生きたければ、それでいいのではと思った。やっぱりわかってないか。
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日本で生まれた男性が、どのようにして男性性を身につけたのかという「参与観察」。 聞こえてくる声や暗黙のルール、それらに縛られていく筆者。 韓国ルーツという出自も影響しているかもしれないが 丁寧に観察していると、男性は想像以上に『男らしさ』を強いられているのだと分かる。 読みやす...
日本で生まれた男性が、どのようにして男性性を身につけたのかという「参与観察」。 聞こえてくる声や暗黙のルール、それらに縛られていく筆者。 韓国ルーツという出自も影響しているかもしれないが 丁寧に観察していると、男性は想像以上に『男らしさ』を強いられているのだと分かる。 読みやすいだけに批判的に読まないとね。
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時間かけて読んだ。途中、男性性、女性性という言葉がたくさん出てきて、違和感ある時もあったが、その意味に最後には納得できた。自分をそのまま受け入れること、最近忘れていたなと感じた。
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生きてる中で感じてきたモヤモヤを全て言葉にして表現されたような感覚だった。このモヤモヤの正体を文章にするとこんな感じか、これこそ感じていた違和感や苛立ちの正体だと。
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筆者のこれまでの人生を振り返りながら、自分の中にある男性性を問う書き方になっている。簡単な文章のようでなかなか読みにくく時間がかかった。
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とてもスッキリした理屈。男性が女性を差別する根源を丁寧に掘り起こしていて、本当に納得。 ただ原因がそこにあるとすると、男性が自ら気付き解き放たないと。解決までの道のりは遠いなぁ。 でも女性が、もしくは気付いた一部の男性が『教えてあげて』得られる平等な社会じゃあ本物じゃないしなぁ。
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