さよなら、男社会 の商品レビュー
男社会におけるホモソーシャルがどうやって形成されていくのか、男性性とはどのようにしてできあがってゆくのか、男性の視点からときほぐしていく本。「男性にとって生きやすい社会」と「女性にとって生きやすい社会」は両立させることのできる概念だと思うし、「性別に関わらず生きやすい社会」になる...
男社会におけるホモソーシャルがどうやって形成されていくのか、男性性とはどのようにしてできあがってゆくのか、男性の視点からときほぐしていく本。「男性にとって生きやすい社会」と「女性にとって生きやすい社会」は両立させることのできる概念だと思うし、「性別に関わらず生きやすい社会」になるといいなあ。 思ったより著者の自分語りの比率が高かったのと、文章のクセが強かったので、もう少し読みやすくて客観的な本があったら読みたいなと思った。 【読んだ目的・理由】男性から見たフェミニズムが知りたくて 【入手経路】買った 【詳細評価】☆3.4 【一番好きな表現】男性が論理的なのではなく、これまで続いてきた男社会において、男性の間で通じる話法が「論理的」と評価されているだけで、女性はそれとは違う論理を展開しているかもしれないではないか。つまり何をもって「論理的」としているかと言えば、現行の男社会の作法が「それを論理的とする」と位置づけているからだ。(本文から引用)
Posted by