サンクチュアリ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イギリス系の夫のスティーブ(金髪)と、イタリア系の妻のルチア(緑の眼)はオーストラリアに住む夫婦。 文化的違いなどから、出会ったときとは違って仲が悪く喧嘩をしている。 二人にはメイソンとアンガスという2人の息子がいる。 ホームステイする女の子は20歳で、割と自由な女、カレンという。 カレンはかなり古風な名前と英語では見られているらしい。 物語の本筋には大きくは関わってこない。 あるとき夫婦喧嘩するなかでルチアは自分の指を切り落として病院に運ばれた。息子たちは見舞いに来て、夫もやってくる。夫婦喧嘩のときはかなり激しくやっていたが入院してからお互いの仲が穏やかになった。 カレンに兄弟は下品な英語を教え、それをカレンに言わせて病院で笑う。 そんな急にやってきてすぐに帰っていくものだからこそ現地の人間の人間関係を自然にほぐせる力があるのだという姿が描かれていた。 夫婦にはジェイド(おそらく緑色の眼なのであろう)という娘がうまれ、カレンは結婚し結婚式へ夫婦家族を招待したのだった。
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アボリジニを除きオーストラリア人の原点に移民があるってことは、みんなオージーであるよりはオージーになってきたんだろう。そんな世界に英語というひとくくりの世界に無前提で飛び込んでくる日本人とオージーになることに努力し葛藤してきた家族の遭遇が生み出すオージーの物語。読み出しはピンと来...
アボリジニを除きオーストラリア人の原点に移民があるってことは、みんなオージーであるよりはオージーになってきたんだろう。そんな世界に英語というひとくくりの世界に無前提で飛び込んでくる日本人とオージーになることに努力し葛藤してきた家族の遭遇が生み出すオージーの物語。読み出しはピンと来なかったがルチアがマジギレしたあたりからがおもしろい。
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オーストラリア、メルボルン、 イタリア系の妻、英国系の夫、そして息子二人の家庭に 日本人留学生がホームステイにやってくる・・・ 異文化の中で生きる等身大の人間を、ずっと描いている著者。(自身と重なるからだろう) 直前に読んだ、『サウンド・ポスト』が、 私には、とても胸に染みたから...
オーストラリア、メルボルン、 イタリア系の妻、英国系の夫、そして息子二人の家庭に 日本人留学生がホームステイにやってくる・・・ 異文化の中で生きる等身大の人間を、ずっと描いている著者。(自身と重なるからだろう) 直前に読んだ、『サウンド・ポスト』が、 私には、とても胸に染みたから楽しみにしていた。 けれど、けれど・・・!? サクサク読める、短い小説。 でも、途中で気分が悪くなってしまった。 異文化問題云々ではなく、倦怠期を迎えた夫婦、 気ままな10代の息子、そして留学生・女子! 内容の前に、登場人物を受け付けられない。 とりわけ、息子達の彼女への態度もさることながら、 あけすけな留学生を読んでいて、留学なんてするもんじゃないね、と思ってしまったほど不快。 とにかくどの人物にも共感できず。 イタリア系の妻の視点で進むが、その彼女にすら、 気持ちがついていけない。 メルボルンという都市へのサンクチュアリの幻想が 幻滅に変わってしまったのかも。 しかもっ! あのエンディングはなんなんだろう・・・? 理解不能。 期待が大きかっただけに残念でならない。
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外国の夫婦って、動物が縄張り争いでもしてるかのような強く逞しい喧嘩をする印象があって、それが見ていて実に気持ちよくて、なんだかとても羨ましい。奥ゆかしさだとか謙虚さだとか尻に敷かれるだとか亭主関白だとか、そういうの本来は"異常"なんだよ。普通じゃないの。おかし...
外国の夫婦って、動物が縄張り争いでもしてるかのような強く逞しい喧嘩をする印象があって、それが見ていて実に気持ちよくて、なんだかとても羨ましい。奥ゆかしさだとか謙虚さだとか尻に敷かれるだとか亭主関白だとか、そういうの本来は"異常"なんだよ。普通じゃないの。おかしいんだよ。男女とはいえ同じ社会生物なんだから、全力でぶつかって言い合ったらいいし、相手の言いたいことに自分の言いたいことをバンバン重ねてっちゃえばいいのよ。出自とかコンプレックスとかそんなレアカードもバンバン手札から召喚して相手のライフポイント削っていくような、まさにデュエル!喧嘩になるまでのプロローグも良かったです。2人のイライラがどんどん膨らんでいく様子がありありと浮かびました。そしてやっぱり台風の後には太陽が出る。喧嘩のお陰で夫婦に絆が芽生えて、人生が好転していくっていう流れも清々しかったです。いいなぁこういう喧嘩がしてみたい。。。
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日本人留学生ってそういう風に見られるんだー!と思うことが多かった。これから麦茶を飲むたびに抵抗を感じそう、馬…。
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