1,800円以上の注文で送料無料

「死にたい」「消えたい」と思ったことがあるあなたへ の商品レビュー

4.2

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

10代の人に向けて書かれた本なのだけども。 大好きな pha さんの文章も載っているので。 「はじめに」より ”「共感できるかも」「自分に合っているかも」と思ったところだけを心に留めてみるというのもいいかもしれません。” 共感できないところはスルーしようと決めて読んだら、なかなか良いです。 ●勇気づけられた言葉● pha この世界で一番大切なのは、リセットのしやすさだ。 小野ほりでい 私たちはこのとき、分裂したふたりの自分―ある価値観に本当は馴染めない自分と、それを責めたてる自分―のどちらにつくべきかを決めることができるのです。 今井出雲 生きることなんて、本来は全部ひまつぶし 整形アイドル轟ちゃん 口に出さなければ現実的には無いのと同じこと。 (これをわかっていないと、「人に嫉妬している自分」がみっともなくて嫌いになってしまう)

Posted byブクログ

2023/12/17

「つらい、死にたい……。そんな気持ちを持つあなたへ、作家、アーティスト、精神科医など、各界の25名が様々な言葉を届けます。」 【もくじ】 1 打ち明けられないあなたへ  こだま[主婦]  2 死にたいあなたが楽になるために  はるな檸檬[漫画家]  3 自分の身体は、誰のもの?...

「つらい、死にたい……。そんな気持ちを持つあなたへ、作家、アーティスト、精神科医など、各界の25名が様々な言葉を届けます。」 【もくじ】 1 打ち明けられないあなたへ  こだま[主婦]  2 死にたいあなたが楽になるために  はるな檸檬[漫画家]  3 自分の身体は、誰のもの? 磯野真穂[文化人類学者] 4 まともだからこそ「死にたい」と思う 末井昭[作家]  5 逃げ道、つくります? オーダーメイドの逃げ方を考える 今井出雲[ソーシャルワーカー]  6 「死にたい」気持ちを研究する  向谷地生良[ソーシャルワーカー]  7 愚痴は生き延びるための技術だ 松本俊彦[精神科医] 8 「未来なんてない」   KOHH[ラッパー/アーティスト]  9 深夜の犬みこし うかうか  10 「つらいのは今だけだよ」なんて言わないけれど 春名風花[女優・声優]  Q.死にたいと思ってはダメ? 11 死にたくてもいい 水谷緑[漫画家] 12 「死にたい」人はすでに戦っている 村明子 さくらまい[東京自殺防止センター電話相談員]  Q.理由もなく不安になってはダメ? 13 不安に襲われたら、身体の味方をしてみる 斎藤環[精神科医]  14 不安とは他者である 小野ほりでい[ライター]  Q.自分を好きにならなくちゃダメ? 15 「いいね! 」から自分を守る「軸」 整形アイドル轟ちゃん[YouTuber]  16 「太っていて醜い私」という呪いから解き放たれて 藤井美穂[女優・プラスサイズモデル]  17 「自分を好きになろう! 」という暴力  水島広子[精神科医]  Q.他人とうまくやらなくちゃダメ? 18 孤独から芽吹くことば 齋藤陽道[写真家]  19 他人はほっとくくらいがちょうどいい  やばいちゃん[漫画家]  20 心の傷がキレイな模様になるまで  モモコグミカンパニー[楽器を持たないパンクバンドBiSH]  Q.家族だから大切にしなくちゃダメ? 21 嫌なものは嫌 ハルオサン[漫画家]  22 家族を嫌いでいてもいい 小林エリコ[文筆家]  23 我慢しなくていいんだよ 橘ジュン[NPO法人BONDプロジェクト代表・ライター]  Q.現実から逃げたらダメ? 24 現実からは逃げていい pha[文筆家]  25 踏み出した〝 重み〟を足がかりに 岩崎航[詩人]

Posted byブクログ

2023/04/11

読みながら涙してしまう部分が多々ありました。 語りかけるようにわかりやすい言葉で書かれている為スッと読みやすく、10代向けの本かとは思いますが 20代後半の私も読んでよかったと思えます。 悩みや希死念慮、原因、理由。 著者によっては死を共感できる人、 死にたいと一度も思わなかっ...

読みながら涙してしまう部分が多々ありました。 語りかけるようにわかりやすい言葉で書かれている為スッと読みやすく、10代向けの本かとは思いますが 20代後半の私も読んでよかったと思えます。 悩みや希死念慮、原因、理由。 著者によっては死を共感できる人、 死にたいと一度も思わなかった人、など人それぞれです。 序盤は号泣。 どんな人でも相談できる施設がある、という何気ない文にも泣いてしまった。いろいろな境遇の人がいて、人間の数だけ社会がある。私は病気もなく、家族にも恵まれています。でもそんな場所の存在があることにとても救われ、涙が止まらなかった。 後半は泣いてぐしゃぐしゃになった心をほぐして固めてくれるような… 押し付けがましくなく、それぞれ悩みや経験を用いて こうしたらちょっと楽になるかも?と、寄り添う形で進んでいきます。 1点だけ、死にたいとは思うけど自分の赤ちゃんが可愛くてすごく幸せだよ。といったキラキラした話(?)がちょっとしんどかったです。 もちろん素敵なことですし、共感もできるのですが、他人の幸せをニコニコと聞いていられないほど悩みが深かったりする方が読むのはしんどいんじゃないかなぁと…。 もちろん悲しい話ばかり書いてくれ!とは思いませんが、、他人のハッピーなことを見たくも聞きたくもない時もあるじゃないですか。自分が今辛いのですから。 歪んでいるとは思いますが読んだときはそんな心境でした。(感想読み返すのが怖い) 私は仕事関係でぼんやりと悩んでいましたが、 恵まれた環境で私は何をしているんだ?と尻を叩かれる思いでした。読んでいて自分の現状に悔しくなったのです。自分の怠け癖や、立ち止まった時期など 何も取り組めなかった時間があって。 壁を乗り越えることが出来ないなら、今できることをやればいいじゃないか!と。 良い本でした。また辛くなったとき、読みたい。 そんな本です。

Posted byブクログ

2022/11/02

13.不安に襲われたら体の味方をしてみる 『自分の気持ちをアウトプットすること』 『身体の感覚に着目すること』 不安に襲われたら実践したいと思った。

Posted byブクログ

2022/10/22

14歳の世渡り術、というシリーズの1冊。 「死にたい」「消えたい」と話していた彼女たちが浮かんで、思わず手に取った。 精神科医やソーシャルワーカー、Youtuberに漫画家、写真家、主婦などが思いを記しています。おそらく、すこしでも心が楽になるように、との気持ちを込めて。 読...

14歳の世渡り術、というシリーズの1冊。 「死にたい」「消えたい」と話していた彼女たちが浮かんで、思わず手に取った。 精神科医やソーシャルワーカー、Youtuberに漫画家、写真家、主婦などが思いを記しています。おそらく、すこしでも心が楽になるように、との気持ちを込めて。 読み進めていて、気付いたら私の中にいる、死にたいと思ったことのある、孤独だった、悲しかった10代の頃の私が現れた。 そして、こんな風に真剣に伝えようとしてくれる大人がこの世にいるということに、すごく勇気をもらえて、「ああ、私もあの時この本に出会えていたら」とすごく思った。 そして、私もこんな風に何かを伝えられる大人になりたい。押し付けでも、説教でも、求められていない助言としてでもなく、と思った。 10代の頃って、一人で生きる術もなく、家族や学校が生きる世界のすべてだと思うからこそ、逃げ場のない、先の見えない苦しさは凄まじい。 誰かに相談しましょう、以外の方法や、しんどさの中にいてどんなマインドでそれを乗り越えてきたのか、どんなタイミングで世界が開けていったのか、個別の体験談を聞けることも貴重に思う。 そんな考えもあるのか、と視野が広がる。 私も大人になる中で、自分を大切にする方法をいろいろと身につけてきた。温かいお風呂や美味しいもので身体や心を喜ばせるのは、特に好きな方法だ。精神科医の斎藤環先生の章にも書かれているので、ぜひ読んでほしい。 ソーシャルワーカー今井出雲さんの章は、私の仕事のスタンスそのもので、そうかこういう風に言語化すると伝わりやすいな、と別の視点から学ばせてもらった。 大好きな写真家斎藤陽道さんの章は、彼の写真を思い出しながら、心に響いてどうしようもなかった。 本書で初めて知ったモモコグミカンパニーさんの章では、「心の傷が自分だけの模様になる」という格好いい言葉に出会えた。 精神科医の松本俊彦先生の、愚痴は生き延びるための技術だとして具体的な方法にも学びが大きかった。 書き出してしまうときりがないけれど、本当に、いい本だなぁというのが感想です。 それぞれの人の他の著書も気になるものばかり…

Posted byブクログ

2022/07/26

色んな立場や職業の人の今まで生きてきてどうだったかや、生きるということ、死にたい消えたいについて書かれている。自問自答しながら読んだ。 辛いこと受け入れられないこと、色々あるけど、「今」を積み重ねる。難しい。嫌いは嫌いでいい、価値観は自分だけのもの。何とかここまで生きれたことが素...

色んな立場や職業の人の今まで生きてきてどうだったかや、生きるということ、死にたい消えたいについて書かれている。自問自答しながら読んだ。 辛いこと受け入れられないこと、色々あるけど、「今」を積み重ねる。難しい。嫌いは嫌いでいい、価値観は自分だけのもの。何とかここまで生きれたことが素晴らしいこと。 同じ様で違う、けど苦しんで大人になった人の世界が書かれているので、少し、助けにはなると思う。

Posted byブクログ

2022/06/19

死にたい、消えたいと思っている人たちへ向けた、いろいろな人の考え方。 印象に残ったフレーズ ■磯野真穂  自殺はダメなことなのでしょうか。結論からいうと私はよくわかりません。君に向かって死なないで欲しいとは言えるけど、自殺はよくないことだとは言えません。  私の専門分野は文化...

死にたい、消えたいと思っている人たちへ向けた、いろいろな人の考え方。 印象に残ったフレーズ ■磯野真穂  自殺はダメなことなのでしょうか。結論からいうと私はよくわかりません。君に向かって死なないで欲しいとは言えるけど、自殺はよくないことだとは言えません。  私の専門分野は文化人類学です。文化人類学は世界の多様性を明らかにし、そこから人間とは何かを考える学問です。その意味で私は皆さんより世界の多様性には明るいと思うのですが、そんな私が思うのは、今の社会で「いい・悪い」とはっきり決められているあれこれは相当に不確かであるということです。 ■今井出雲 いちばん怖いのは、永遠にここで生きていなければいけないのではないかと思うことです。だから死にたくなります。そこから逃げるための迂回路を考える、脳みその数を増やしてみませんか。あまりにもユニークででこぼこしていて、根本的に解決できないのが人の暮らしですが、泥臭くせこく地味に、しかし、ともに逃げ道を探していくこと、それしか希望はないのかもしれません。 ■松本俊彦 「自殺はダメ」という理由は、最終的には「ダメなものはダメ」「それが人間のルールだ」としか言えない。結局かみ合わない話の最後には、相手がキレて席を立ってしまい、あわててそれを追いかける…ということもあった。でもある日「これは平行線だな」って思った。自殺を止めたい僕と、自殺をしたい人。どっちかの考えが変わらないと解決しない。 そんなわけで、僕はその患者さんに「これは難しいよね…。だけど、また来週、待ってるね」と言って予約票を渡した。 ■春名風花 地獄の中にいる人間にとって、つらいのは今だけだから頑張れとか、生きてればいいことあるよ、なんて言われても正直なんの慰めにもならないし、つらくなる。じゃあ、今ここで私と代ってよ。助けてくれないなら黙ってよ。こちらは頭まで泥に押し込まれ、息も出来ず、もがく様を足蹴にされて笑われ、死ぬことでしか逃れられない状態が永遠に続いているのに。これ以上惨めな思いをするのなら、心が壊れてしまうのなら、まだギリギリ正気を保てているうちに、人としての尊厳を守って逝きたいと思うのは、誰だって同じじゃないだろうか。 ■村明子 さくらまい 死にたい人はいつも戦っている。死にたい気持ちと生きたい気持ち、あるいは死ねない現実と。 戦士に必要な舞台(仲間)や休養や、補給もなかなか得られないなかで孤独な戦いを続けている。戦いが長引くにつれ、もはや勝ち負けの意味さえ分からなくなっているかもしれない。 死にたい気持ちの戦場を渡り歩いて疲れ切ったあなたは、それでも今、何とか生き抜いている。苦しみ続けた人しか持つことが許されない力がある。 そんななかで、今生きているだけでも、すごい。あなたの健闘をたたえる。あなたを誇りに思う。 ■斉藤環 不安や死にたい気持ちで頭がいっぱいになっているときは、何度考えても、同じ結論に達してしまいがちです。沼にはまり込むようなもので、自分でいくらがんばっても、どうしても「死にたい」という結論になってしまうのです。そういう沼にはまり込まないために、自分の考えを表現したり、外に出してみたりしてください。 (中略) 実は「死にたい」という気持ちは、頭の中だけで組み立てられたものがほとんどです。どういうことかというと、きもちは死にたがっているけど、実際の自分の身体は死にたがっていない、ということです。「死にたい」という気持ちは身体を巻き込んでいないのです。 (中略) その堂々巡りを一旦脇に置く方法が、身体の感覚に着目し、身体の味方をしてあげることです。 ■小野ほりでい 不安とは、(他者による)何らかの基準を満たさない自分を「自分が」責めている状態と言えるでしょう。不安に襲われている人は、自分を責めているのがほかでもない自分だと自覚することができません。この人は、意識の深層にまで入り込んだ「あなたがこうしなければならない」という観念と、知らない間に一体化し、自分自身を攻撃しているのです。 ■水島ひろこ 「自己肯定感」は、「自尊感情」などとも呼ばれますが、「ありのままの自分を受け入れる気持ち」です。反対語は何かと考えてみると、「自己否定」かな、と思います。 私たちには、いわゆる長所、短所もたくさんあります。長所を見つけられない、と思う方がたくさんいても実は全くかまわないのです。

Posted byブクログ

2022/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「死にたい」のいろいろな“かたち” それを,私たちは知っているようで知らない。 ここには, あなたに合う“かたち”もあれば, 合わない“かたち”もあることだろう。 合うものだけでも, その“かたち”となった言葉を味わってみてほしい。 ――― P29  「死にたいほど辛い」んじゃなく,「死にたい」んじゃないだろうか  私には一つ苦手な言葉があります。「死にたい」という人に向かって,よく専門家や勉強をしたオトナが使う「死にたいほど辛いんですね」というコトバ。そこには,「死にたい」という気持ちを「辛い」という気持ちに変換し,その「辛さ」を解消すれば「死にたい」気持ちはなくなるに違いない,という仮説があります。 (中略)  でもそれって…「死にたい」と言われると重すぎる。だから扱いやすい「辛い」に言葉を変えてしまおう。そんな欺瞞です。  いや,「死にたいほど辛いんですね」という側は,死にたいなんて思ったことないのかもしれません。でも世の中そんなハッピーな人生を送っている人ばかりじゃないよ,と私は言いたい。  「死にたい」「消えたい」という気持ちは「死にたいほど辛いことがある」ではない。それは文字通り「死にたい」「消えたい」なんじゃないでしょうか。

Posted byブクログ

2022/04/14

タイトルのようなことを思った10代の子がいたらすすめてもいいかもしれない。と思えるくらいには気持ちに寄り添ってくれている、あるいは寄り添おうとしている本だった。 色々な人が寄稿していて色々な意見があるので全部とはいかないが、この中の1つでもひっかかれば救いになる可能性はある。 そ...

タイトルのようなことを思った10代の子がいたらすすめてもいいかもしれない。と思えるくらいには気持ちに寄り添ってくれている、あるいは寄り添おうとしている本だった。 色々な人が寄稿していて色々な意見があるので全部とはいかないが、この中の1つでもひっかかれば救いになる可能性はある。 それにこんな色んなタイプの大人が寄り添おうとして頭を悩ませて文章やまんがなどを描いたという事実だけでも、心のどこかに残ればいいなと思う。 「これは真剣に書かれた文だ」というのはやっぱり伝わるものなんだな。

Posted byブクログ

2022/02/09

何度も消えたいって思ったことがあります。 もうこのまま、全部捨てて全部放り出して、誰も何も知らないところへって。 この本は、読んだ人が周りに薦める本です。 今、まさに思っている人には決して届かない本です。 この本で、一人でもいいから救われて欲しいって思います。

Posted byブクログ