額装師の祈り の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この作者は西洋画のイコンの話も書いてるし、こういうジャンルがとくいなのかな。 頼めばなんでも額装してくれる額装師、奥野夏樹。 彼女はいかにして額装師になったのか。 登場人物の関係が複雑に絡み合って、少しずつ解けていく感じがとてもよかった。
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額装の仕事を通して依頼主の秘密を暴くという一連の展開に作者さんの別作品を思い出し楽しみました。その後も気になります。
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記憶の片隅に 追いやり 閉じ込めた 負の感情。 もがき苦しむ事から 逃れられても 心の奥底に 燻り続ける思い。 目を背けず 対峙する事で 額縁は その魂を 昇華へと導く。
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文学YouTuberベルの動画で知った作品。 谷さんの作品としては少々珍しいビター風味のある作品。(直接的な表現が少ないのでそこまでビターでもないかも) ちょうどポーラ美術館と大塚国際美術館に続けて行き、モネの睡蓮が、額縁と照明で印象が全然違うことに驚いたので、額の話に興味を持つ...
文学YouTuberベルの動画で知った作品。 谷さんの作品としては少々珍しいビター風味のある作品。(直接的な表現が少ないのでそこまでビターでもないかも) ちょうどポーラ美術館と大塚国際美術館に続けて行き、モネの睡蓮が、額縁と照明で印象が全然違うことに驚いたので、額の話に興味を持つ。 谷さんの作品は繊細な感性をもった主人公が多いと思う。 純粋で、善良で、真面目で、傷つきやすい感じ。 短編連作だが、一つ一つが夏樹の婚約者が亡くなった事故前後の話につながり、純のトラウマの理由にも繋がっている。 祭壇に似ていると評された夏樹の額縁だけど、夏樹の祈りは「昇華」なのかな。 作品に向き合う際にその人のことを知り、その人の感情や思い出を形にして、その人の持つ罪悪感を美しく変えて飾る。 そうやって人と直接関わる代わりに作品を通して人の機微を学び、自分の感情の折り合いを付けていったように感じた。 そして、美術館で絵しか見てなかったけど、額装にも今後は目を向けてみようと思う。
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自分の作品をよく自分で額装するので、額装を少し勉強しようと何冊か取り寄せた中の1冊。 これは「思い出の時~」の谷さんが書いてるので気になりました。内容は思い出の時の時計が額になった感じかな。でも、モノを作るってその人の人生をさらけ出してしまうから、額に入れるモノの持ち主の人生もさ...
自分の作品をよく自分で額装するので、額装を少し勉強しようと何冊か取り寄せた中の1冊。 これは「思い出の時~」の谷さんが書いてるので気になりました。内容は思い出の時の時計が額になった感じかな。でも、モノを作るってその人の人生をさらけ出してしまうから、額に入れるモノの持ち主の人生もさらけ出されてしまうのね。
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装丁に惹かれて「額装師」という言葉を知らないまま読み始めました。 額装=絵画というイメージしかなかったので、絵画以外のものでも何でも額装出来てしまう夏樹の魅力にいつの間にか惹き込まれていました。
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額を作るってとてもシンプルなことだと思っていたが、額は単に写真や絵を収めるためのものではないということに吃驚した。 このお話は、夏樹の依頼人の心の秘密を明らかにしていく…と言う点で、ほんの少しだが少しミステリー要素があると思った。もちろん、その依頼人の秘密に迫るところもこの本の読...
額を作るってとてもシンプルなことだと思っていたが、額は単に写真や絵を収めるためのものではないということに吃驚した。 このお話は、夏樹の依頼人の心の秘密を明らかにしていく…と言う点で、ほんの少しだが少しミステリー要素があると思った。もちろん、その依頼人の秘密に迫るところもこの本の読みどころではあるが、個人的に、依頼人の複雑な想いに添って夏樹がどんな額を手がけるのかが気になった。
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婚約者の死に関わりのある男に対する昏い思いを抱きつつ、持ち込まれる依頼に応えて額縁制作に没頭する。そんな緊張感をはらみつつ優しさにも満ちた物語です。 額装という仕事も興味深い。決して主役にはなってはいけないけど、存在感がなさすぎてもいけない。塩梅の難しそうなお仕事です。
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本屋でぶらぶらしてるときに額装師という単語が目について、買った本。 宿り木と小鳥の話が好きだな。 額は何かを封じ込める、時を止めるもののような表現をされていてなんだかかっこいいなと思った。 額を作る奥野の取り組み方がいいなとおもった。人の内面に踏み込むなんて、踏み込む物も踏み込ま...
本屋でぶらぶらしてるときに額装師という単語が目について、買った本。 宿り木と小鳥の話が好きだな。 額は何かを封じ込める、時を止めるもののような表現をされていてなんだかかっこいいなと思った。 額を作る奥野の取り組み方がいいなとおもった。人の内面に踏み込むなんて、踏み込む物も踏み込まれる方も怖い感じがする、でも安心することもあるんだろうな。
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『額を紡ぐひと』を改題し、文庫化された本。 額装することで昇華する、気持ちにケリをつけ、自分だけのものでなくなって初めて客観的に見ることが出来る。 改題しない方が良かったのでは? 文庫は表紙もラノベっぽい仕上がりで少し残念…谷さんのライトノベルは面白く、優しい視点で描く世界観が...
『額を紡ぐひと』を改題し、文庫化された本。 額装することで昇華する、気持ちにケリをつけ、自分だけのものでなくなって初めて客観的に見ることが出来る。 改題しない方が良かったのでは? 文庫は表紙もラノベっぽい仕上がりで少し残念…谷さんのライトノベルは面白く、優しい視点で描く世界観が素敵だけれど大人向けにももっと書いて欲しいと思う。
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