緑と楯 ハイスクール・デイズ の商品レビュー
みんな大好きロマンチックラブストーリー 両親が不仲のひねくれ男子高校生がクラスの人気者男子高校生の家に勉強を教えたことがきっかけで彼に対する純愛が芽生えていく物語 ただ描き方が児童小説向きであり、高校生たちが中学生くらいに見えてしまうやりとりから登場人物が高校生に見えず幼稚になっ...
みんな大好きロマンチックラブストーリー 両親が不仲のひねくれ男子高校生がクラスの人気者男子高校生の家に勉強を教えたことがきっかけで彼に対する純愛が芽生えていく物語 ただ描き方が児童小説向きであり、高校生たちが中学生くらいに見えてしまうやりとりから登場人物が高校生に見えず幼稚になってしまっているところが残念。 とりあえずハッピーエンドでなによりでした。
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アンソロジー「短編宇宙」に収録の、二人が主人公の話が気に入ったので、読んでみた。 いやこれは参りました。 設定は近未来だけど、要は学園ラブコメというか青春グラフィティというか、家庭の事情とBL(そこに葛藤はないので、同棲であることが問題にならなくなった未来という時代設定と思われる...
アンソロジー「短編宇宙」に収録の、二人が主人公の話が気に入ったので、読んでみた。 いやこれは参りました。 設定は近未来だけど、要は学園ラブコメというか青春グラフィティというか、家庭の事情とBL(そこに葛藤はないので、同棲であることが問題にならなくなった未来という時代設定と思われる)という要素は絡むものの、恋愛メインの割とシンプルな内容。 そういう話はあまり興味ないのに、これはグッときまくって、参りました。 文庫の帯には「宇宙一ピュアで切ない恋の軌跡」と陳腐なこと書いてるけど、いや、判る。そうかもしれない。 嬉しい楽しいの感情はハイテンション(あくまで内心)な一方、辛いことは淡々と状況だけを語り、でもその状況が本人にとってキツイことは確実に伝わり、ふとしたキッカケで泣き出して止まらなくなる主人公にグッとくる人は多いだろう。 ストレートに言葉にしない感情を、想像させるのがとてもうまい。 仮名遣いというか、普通は漢字で書くところち平仮名多用されてるのは何か意味あるのか、ちょっと不思議だけど。 あと、萩原の失神は結局何だったのか、明らかにされないのは気になるかな。
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近未来を舞台とした不思議な恋愛物語。 全体的に宇宙空間のような、銀河でたゆたうような不思議な雰囲気に包まれています。 このお話は男性同士の恋愛ものなのですが、近未来だからかそこはさしたる葛藤はなく描かれています。 楯の方が飄々として掴みどころがなく、そこがまたいい意味で宇宙人のよ...
近未来を舞台とした不思議な恋愛物語。 全体的に宇宙空間のような、銀河でたゆたうような不思議な雰囲気に包まれています。 このお話は男性同士の恋愛ものなのですが、近未来だからかそこはさしたる葛藤はなく描かれています。 楯の方が飄々として掴みどころがなく、そこがまたいい意味で宇宙人のようで、物語に雰囲気にあっていました。 緑の家庭環境など重い問題もあるのですが、物語のふわふわゆらゆらしたイメージの包まれてウェットな重さはありません。 ただ、私にはどうしても合わなかった……。身を切るようなシリアスさが好きなので、この丸い雰囲気があいまいさのように見えて受け入れられませんでした。 男性同士の恋愛でも文学性のある物語は好きなのですが、今作にいたってはこの世界で男性同士の恋愛はどういう立ち位置になってるのかが分からず、自分の中で消化できませんでした。 (そういう説明がいらないくらい同性愛がフラットだとしたら、それはいい世の中だと思います) ただ唯一無二な雰囲気がこの小説にはあります! 水面に写った満天の星を見てるようなそんな物語でした。
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雪舟えま先生の作品を読むのはこれが初めて。 不思議な文体に心地よさを感じました。 みどたて。 もっとふたりの世界に浸っていたいなぁ。 (続き?は電子書籍で読めるようですが、できれば紙の本も出版してほしい・・・!!)
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雪舟えまさんの作品はいつも、愛がすごい。 愛しか書いてない。 日常と宇宙、肉体と宇宙のつながり方がcute。 歌集『たんぽるぽる』はマイ本棚に永久保存です。
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タイトルも描かれる想いも一直線で、さらっとしてるのにものすごい吸引力。 一気に読んでしまった。 この、ちょっと未来なのか並行世界なのかわからない描写が、なんとも言えず心地よい不安定感で好き。 すきっていいことばだなあ。
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