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やばいデジタル の商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2024/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本のここがお気に入り (台湾のフェイクニュース対策) 「重要なのは、あえてファクトチェックに時間をかけないで、様々な視点があることを伝えること」

Posted byブクログ

2024/06/04

 読み進めるごとに、フェイクを見破ることができる個人のネットリテラシーや法整備等に限界を感じる。あそこまではいかずとも、『ターミネーター』や『1984年』の世界にどんどん近づいていっているような。最近のChatGPTのニュースも、技術の進歩に拍手を送るよりもゾッとする気持ちが強か...

 読み進めるごとに、フェイクを見破ることができる個人のネットリテラシーや法整備等に限界を感じる。あそこまではいかずとも、『ターミネーター』や『1984年』の世界にどんどん近づいていっているような。最近のChatGPTのニュースも、技術の進歩に拍手を送るよりもゾッとする気持ちが強かった。さらに悪用されますよね、としか思わない。中でもスマホ内に保存されている検索履歴からその人の年齢や職業はもちろん、趣味嗜好までをほぼ突き止めた実験が面白い。ファクトチェックでは永遠にイタチごっこを繰り返すだけ。解決策はどこに。

Posted byブクログ

2023/06/19

フェイクは困るが、そもそも我々庶民に真実が知らされる時代、あったのだろうか?とはいえ、見抜いていかねば…。

Posted byブクログ

2023/05/20

【きっかけ・目的】 デジタルは便利だと思う。スマートフォン、人とモノを繋ぐIToO技術であったり。 1995年にマイクロソフトがWindows95をリリースして以降、すごくネット技術は向上した。日々の生活に欠かせないものになった。 個人的には、今年になってからテレビ、新聞、ラジ...

【きっかけ・目的】 デジタルは便利だと思う。スマートフォン、人とモノを繋ぐIToO技術であったり。 1995年にマイクロソフトがWindows95をリリースして以降、すごくネット技術は向上した。日々の生活に欠かせないものになった。 個人的には、今年になってからテレビ、新聞、ラジオ、読書、ネット決済(買い物)、銀行手続き、スケジュール管理はては健康管理など大体のことは、スマートフォンを使い常時ネットに繋がっている生活になっている。 いわゆるインフラとして完全に機能しているのでないと困るレベルにまでなっている。 そうなると気になることも出てくるわけである。 ビックデータという言葉が流行った時にデジタル上の情報がIT巨大企業に吸い取られているという事実に鳥肌が立ったが、立っただけでその後はその危険性に気づくわけでもなく便利さに負けてここまで来てしまった。 【感想】 まず、読み終わって鳥肌が立ちすぎて気持ち悪くなった。SFを地で行く時代になったということだろう。ドラえもんの世界観は21世紀になってもできないが、ネット空間を中心に便利さ故に知らない内にあらゆる「しこう」(志向、嗜好、思考など)の痕跡を各サービスのアカウントやメールアドレスに残した結果、デジタルツインが生まれる。 そして悪意の第三者によって完全にすべてが乗っ取られる。 フェイクや詐欺、プライバシーの侵害あらゆる事件の温床になっている。 これを利便性のリスクととり倫理観との狭間で規制をどのように取り入れるのか。政治や行政、民間によるサービス(ショッピング決済など)が対策を如何に取り入れていくのか注視していきたい。 【終わりに】 これを読んで「ハイペリオン」というSF小説を思い出した。敵役に人口知能AIが登場するなかなか手の込んだ小説だった。後、もう一つ思い出した小説があるのだがネット草創期に起きた致死性パソコンウイルスについての海外サスペンスだが、タイトルを思い出せない。 今回読んで思い出したのは図らずもデジタルという仮想空間で「何か」が生まれるという点だ。しかも悪意の第三者という位置づけだ。 デジタル空間は規制のない状態だ。故に悪意が蔓延るということなのだろうか。なかなか興味深い。

Posted byブクログ

2022/01/11

なるほどな。怖いな。 でも、どうする事も出来ないな。 せめて、踊らされることの無いように。 そんな感じですかね。 読んでおいて良かったと思います。

Posted byブクログ

2021/12/06

政治家はみな偽のフォロワーやボットなどを持っている。なぜなら対立する相手広報が偽のおフォロワーやボットを使って世論操作をしかけてくるから。フェイクニュースの役割は政治キャンペーンにおいて非常に重要。非常に拡散力が高いから。

Posted byブクログ

2021/11/13

スマホとSNSをはじめとするデジタル世界の進歩は日進月歩。その影響力を管理することはできず、当然対応は後手になる。フェイクにどう対応していくのかには時間がかかりそうだ。それ以上に驚くのはデジタルツイン。便利なツールを使えば使うほど、デジタルツインの確立精度は高まる。本書の例ではプ...

スマホとSNSをはじめとするデジタル世界の進歩は日進月歩。その影響力を管理することはできず、当然対応は後手になる。フェイクにどう対応していくのかには時間がかかりそうだ。それ以上に驚くのはデジタルツイン。便利なツールを使えば使うほど、デジタルツインの確立精度は高まる。本書の例ではプライバシーは露わにされていた。おっそろしい技術があるもんだ。不安はあっても便利さは手放せないのが実際のところ。 うーん、そんなに何もかもが便利にならなくてもいいや。

Posted byブクログ

2021/08/05

NHK番組の本。フェイクニュース、デジタル監視、デジタルツイン、プライバシーデータ活用の問題など、番組で紹介できなかった部分も含む。 インターネットスマホの普及により便利になった一方で、フェイクニュースが蔓延して社会問題になっている。 フェイクとリアルの境界があいまいになって、ネ...

NHK番組の本。フェイクニュース、デジタル監視、デジタルツイン、プライバシーデータ活用の問題など、番組で紹介できなかった部分も含む。 インターネットスマホの普及により便利になった一方で、フェイクニュースが蔓延して社会問題になっている。 フェイクとリアルの境界があいまいになって、ネットリテラシーの低い人は何が正しいか判断できず、自分の嗜好に合う人の情報や誤った情報を鵜呑みにする傾向になってきている。 また、ビッグデータを活用すると、個人の行動を推定することができるため監視ツールに利用することもできる。 読んでいてこの先の展開が恐ろしくなってきた。 昨年中国スマホの情報流出の危険性が話題になったけれども、すでにアメリカの SNS にも個人情報は流出している。中国アメリカ いずれにせよ情報は流れてしまっているわけだから、覚悟して使うしかないと思った。

Posted byブクログ

2021/08/05

テレビで2回の放送したものの補足である。フェイクポルノ、デジタルツインについてはそれほど新しい話題ではないが、例を示しているのでわかりやすい。2020年4月NHKスペシャル、デジタルVSリアルという2回の番組の再放送はないのであろうか?

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2021/04/13

本書は、2020年4月に放映されたNHKスペシャル「デジタルVSリアル/第1回 フェイクに奪われる“私”」及び「第2回 さよならプライバシー」の取材を基に、番組で取り上げられなかった内容を含めて書籍化したものである。 あらゆるもののデジタル化が急速に進む今、我々はどのような世界に...

本書は、2020年4月に放映されたNHKスペシャル「デジタルVSリアル/第1回 フェイクに奪われる“私”」及び「第2回 さよならプライバシー」の取材を基に、番組で取り上げられなかった内容を含めて書籍化したものである。 あらゆるもののデジタル化が急速に進む今、我々はどのような世界に住んでいるのか? 取材班は「はじめに」でこう述べる。「SNSに広がりは「真実」と「フェイク(偽物)」の境界を曖昧にし、私たちが「フェイク」に踊らされる事例が数多く発生することになった。文脈を失い、断片化された情報は、それがデマであってもまるで真実のように、「いいね」が付けられ、世界中に拡散されていく。極端な意見に共感が集まり、主義主張の異なる者同士の罵り合いが加速する。デジタル化の波は、人々の分断を深め、真実を見えなくさせ、フェイクの渦に私たちを巻き込んでいった。さらには、ビッグデータに蓄えられた膨大な個人情報は、デジタルの世界のもう一人の自分=「デジタルツイン」となり、プライバシーは丸裸になりつつある。にもかかわらず、私たちは、デジタルの恩恵から逃れられない。そう、私たちの「現実(リアル)」は、すでにデジタルによって浸食され、デジタルを抜きにしては考えられないものへと変わってしまったのだ。」 本書は、番組と同様に大きく二部構成となっており、前半は「フェイク」、後半は「プライバシー」を取り上げている。 番組を見、本書を改めて読んで、「フェイク」については、日々進歩する技術に驚くばかりである。番組が放映された当日にも、ネットに「米国当局が、米国人がコロナウイルスを中国に持ち込んだと発表した」という動画が出て、私の友人の間で話題になったのだが、それはまさにフェイク・ニュースであった。本書で繰り返し述べられている、「私たち一人一人にできることは、「これは本物なのか?」と疑い、偽物である可能性があれば、それを拡散しないという認識を持つこと」、「一番必要なのは、やはり『自分の頭で考える』。そこが第一になる」というスタンスが、今後一層求められるだろう。(前述のフェイク・ニュースは、冷静に考えれば、“仮に事実であったとしても”、米国当局があの時期にそのような事実を公式発表することは200%あり得ない、と判断できる) また、「プライバシー」については、私も、古くはオーウェルの『1984年』を、最近では『幸福な監視国家・中国』(梶谷懐・高口康太共著)などを読み、大いに問題意識を持っていたが、「デジタルツイン」という概念にはやはり驚きを覚えたし、ミレニアル世代の次に続く「Z世代」(1990年代後半~2000年代生まれ)は、幼い頃からスマホに慣れ親しんできたデジタルネイティブであり、東京、ニューヨーク、ロンドン、ベルリンなど世界の8大都市に住む同世代の2/3が、「デジタルの世界にプライバシーはない」と考えているということには、大いに懸念を感じざるを得ない。 2020年は、米国大統領選挙でトランプ氏(支持者)が「フェイク」情報を多用したこと、また、新型コロナウイルスの広がりを抑えるために(中国のような)強権的な国家がデジタル個人情報を使ったが、それが当該国民の多くに支持されたことなどから、「デジタルがリアルを超えた年」として記憶されるのかも知れない。 アナログ時代に長く生きた私としては、ネガティブな面ばかりが気になるデジタル時代であるが、好むと好まざるとに関わらず、この時代に生きる以上、我々はまず、現実を知らなくてはならない。そのための一助となる一冊と言えるだろう。 (2021年4月了)

Posted byブクログ