ロード・エルメロイⅡ世の事件簿(9) の商品レビュー
最終章の中巻。 ハートレスの思惑が明らかになる回。 ロンドン下の大迷宮についての記述が増え、Fateを魔術的補強するとこの作品のいいところ。天文台は何度か単語として登場するが、ココ?とびっくり。 ホワイダニットの欠点というか、犯人の動機によっては外野がその理由ならこの犯罪はしょう...
最終章の中巻。 ハートレスの思惑が明らかになる回。 ロンドン下の大迷宮についての記述が増え、Fateを魔術的補強するとこの作品のいいところ。天文台は何度か単語として登場するが、ココ?とびっくり。 ホワイダニットの欠点というか、犯人の動機によっては外野がその理由ならこの犯罪はしょうがないなどと理由によって納得してしまうことがあるけれど、というか納得させようと作者が書いているのだろうけれど、それが探偵に致命傷を与えるとは根が魔術師の魔術かミステリーの面白さ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
文庫本でなくTYPE-MOON BOOKS版、しかも実際再読なんだけど、読書記録としてつけとくことにした。 FGO2部6章の前半が配信されて、クリアした勢いに任せて、積んでいた冒険を読んでしまおう、その前に折角だから、文庫版で上巻まで読んでた冠位決議のおさらいをしてしまおう!...そんなモチベーションで、少しずつ読むつもりだったけど、多分2日くらいで読んでしまった。 最初読んだときの感想がTwitterに残っているので、それを流用することで感想に変えたいと思う。 昨日に引き続き『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿(9)』読了。めちゃくちゃアガるぞ、これ。前の巻でぶち込んだ謎に答えを提示し、今回で相手が何を企んでいるのか、ようやく開示された。どデカいことをやろうとしてるな…! 目的が明かされる一方で、時計塔の君主たちが巡らされていた陰謀もまた、今回で明かされる。一流の魔術師の性能がどんなものかっていうのも絡めながら、権力闘争が繰り広げられてるんだけど、こういう勢力図を組み上げられるのはホント凄いなと思う。 何より個人的にデカかったのは、ずっと気になっていた「なぜ型月のルーン魔術は、アンサズで着火するのか」ということに答えが出されていたところ。腑に落ちたね! 魔術師戦も格好良くて、文句のつけようがない。 開示された新しい設定は、当然上巻ほど多くはなかったと思うけど、ところどころで沢山の驚きがあって、大満足の一冊だった。 三田誠先生、いつもありがとうございます。続きは晩春から初夏にかけてということで、今からとても楽しみです! 2019年2月25日のツイートより。
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犯人のホワイダニットが解る巻。 通常の推理小説なら終幕へ向かう展開であるが、 むしろここからが本番なのが 「魔術ミステリー」のそれたるところでしょうか。
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ダンジョン攻略パーティ構成とかその準備とか、 こう、パワーをためている感のある話であった。 わくわくではある。
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