京都四条 月岡サヨの小鍋茶屋 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書は、とにかくサヨの柔らかさとそこに秘めたる芯の強さのような京都弁が印象的だった。 サヨは強い女性だと物語からは読み取れるが、料理のことや人の情けが絡むとよく涙をするところから、人一倍感情が豊かな側面もあって魅力的だった。 男二人が金をもらいに押しかけに来た場面は、ただただかっこよかった。 時は幕末で、あまり激しい雰囲気はないものの、それこそ各々の方言や我々の知る歴史上の人物の存在、彼らの会話によって、一見のほほんとした生活を送るサヨも、当時騒がれていた尊皇攘夷やら公武合体やら幕末の危機迫る状況と隣り合わせで生きていたのだと感じられた。
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先にこのシリーズの2冊目を読んだので 第1話を借りた 面白く読んだ 料理の奥深さと、工夫の大切さ 人を大事にすること 日常をきちんと生きること 本当にそう みんなつながっている また美味しい料理を食べたくなった
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澪つくし以降、江戸時代で女性料理人物がやたら増えたなー でも、今回は料理を作る過程にそこまで重きを置かない、何故なら彼女は天才で、神様のアドバイスまで貰えるから そこはさっくりと進んで、幕末の志士達とのあれやこれやの方がメインなのかなと思う 個人的に途中途中の噺家の感想は不...
澪つくし以降、江戸時代で女性料理人物がやたら増えたなー でも、今回は料理を作る過程にそこまで重きを置かない、何故なら彼女は天才で、神様のアドバイスまで貰えるから そこはさっくりと進んで、幕末の志士達とのあれやこれやの方がメインなのかなと思う 個人的に途中途中の噺家の感想は不要
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26これまでの謎解きと違って美味しいものを提供したいという主人公のひたむきさがいいですね。幕末の殺伐とした都のことを直接描写せず、ご馳走で描く手法は面白い。で、次はもう出てますか?
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柏井さんとしては珍しい時代物料理シリーズ。高田郁さんの「みおつくし」を彷彿とさせる。幕末の有名人が登場するところはちょっと付けたし的ではある。シリーズ化されるようで、大村屋がしつこく絡んできそう
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時代物、料理、京都と私が大好きなものばかり。 しかも、登場人物が有名人なんだけれど名前をあかさない。この方はどなたかなーと、謎解きしながら読めました。 ただ唯一確信がもてないのは、芸妓さん。勤王の志士に鏡を渡した方はどなたでしょう。アノ方かな〜という方はいるのですが、鏡のエピソー...
時代物、料理、京都と私が大好きなものばかり。 しかも、登場人物が有名人なんだけれど名前をあかさない。この方はどなたかなーと、謎解きしながら読めました。 ただ唯一確信がもてないのは、芸妓さん。勤王の志士に鏡を渡した方はどなたでしょう。アノ方かな〜という方はいるのですが、鏡のエピソードが見当たりません。
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売れない落語家が古本屋で見つけた「サヨの大福帳」。そこに書かれいた話という形で話が進む。妙見さまに見守られて、商売をしているサヨ。夜の客は、幕末の歴史の登場人物?
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映像化したくなるような、イキイキと個性的な人物描写。サヨちゃんは誰に演じてもらおうかな?努力家でしっかり者で、機転が利いて場をおさめたりもできる…宮崎あおいさん、お願いします!
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京で昼間はおにぎり屋、夜は一組限定の料理屋をしている女の子の話。 歴史的人物と干支と料理を織り交ぜるというスタイルで面白かったです。 妙見さんというのも初めて知りました。 私の干支とは縁はないかもしれませんが、大阪にもある模様。 行ってみたい。
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サヨの作るおにぎりや鍋料理が美味しそうで、食べてみたい(笑)。 謙虚ながらも素直に思ったことを言うサヨの言葉は気持ち良いし、妙見さんにも思ったことを言う会話が面白い。京言葉の会話もエエね(笑)。 京都は近いし、洛陽十二支妙見参りをしてみたくなった。 女ながら頑張る彼女のこれからも...
サヨの作るおにぎりや鍋料理が美味しそうで、食べてみたい(笑)。 謙虚ながらも素直に思ったことを言うサヨの言葉は気持ち良いし、妙見さんにも思ったことを言う会話が面白い。京言葉の会話もエエね(笑)。 京都は近いし、洛陽十二支妙見参りをしてみたくなった。 女ながら頑張る彼女のこれからも楽しみ!
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