きよのお江戸料理日記 の商品レビュー
「座禅豆の柔らかさ」 普段は客に出さないもの。 美味しいと気に入ってくれた客の存在もだが、味見して文句がないからこそ店に出すことにしたのだろうな。 「萌木色の味噌」 懐かしい味を口にすると。 見世物にならぬよう気を配りながらも、店に利益が出るならばと新たな居場所をくれるのは有難...
「座禅豆の柔らかさ」 普段は客に出さないもの。 美味しいと気に入ってくれた客の存在もだが、味見して文句がないからこそ店に出すことにしたのだろうな。 「萌木色の味噌」 懐かしい味を口にすると。 見世物にならぬよう気を配りながらも、店に利益が出るならばと新たな居場所をくれるのは有難いことだろ。 「雛の日に……」 思い出したくない日の事。 大切な我が子だったからこそ、理解できなくとも幼い子に本当のことを説明せずにいたのかもしれないよな。 「七夕のご馳走」 昼と夜で少し違う一品は。 料理人として凝った事を考えたとしても、食事する側からの意見を聞く事により見方が変わる事もあるよな。 「きよの覚悟」 奉公先を変えぬかと問う。 必死に修行してきたのに評価されたのは下働きとなると悔しいだろうが、味を売るのは流石にどうなのだろ。
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姉弟で料理屋に奉公中。 姉きよには料理の才があり、料理を工夫することも好き。料理人として段々認められていく。 弟清太郎との長屋暮らしも微笑ましい。 この二人のこれからの成長が楽しみ。
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2023年4月4日 自分が日陰の身とわきまえて 仕事、奉仕に励み、余計なことは言わず、言えない。 でも料理の才能が現れて… 意外にも父親にも愛されていた。
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逢坂の世間から忌み嫌われる双子の姉と不始末を犯した弟、江戸の料理屋へ 東西の料理から新しい品目を、与力にも可愛がられ、その母にも、また主親子にも 女料理人としての決意で
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江戸時代にタイムスリップしたかのような。きよさんの料理にかける心いき、見習いたい。弟の清五郎との掛け合いもいい。食材に興味が湧き、料理をもっとやってみたくなった。江戸の庶民の様子、とりわけ食の様子が分かっておもしろい。
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きよがちょっと自分に自信なさすぎなのがイラつくけど、料理が大好きでいろんな工夫をするのも楽しめて覚悟も決めて料理人になる決意もしたので今後は前向きに過ごせるといいなと。 弟くんも意外と真面目でよかった。
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全くと言って良いほど読んだことがない「時代小説」を私が手に取ったのは、好きな作家秋川滝美さんだったから。 料理の才能があるのに自己肯定感の低い主人公のおきよ。 秋川さんらしいなとクスッとしながら、 江戸時代の分からない単語が出てくるたびにググりながら読み進める(笑) この時代...
全くと言って良いほど読んだことがない「時代小説」を私が手に取ったのは、好きな作家秋川滝美さんだったから。 料理の才能があるのに自己肯定感の低い主人公のおきよ。 秋川さんらしいなとクスッとしながら、 江戸時代の分からない単語が出てくるたびにググりながら読み進める(笑) この時代の女性の社会進出の難しさもさることながら、 畜生腹、忌み子‥ 初めて知るワードで衝撃を受けた。 その時代の中、料理で生計を立てていくと誓ったおきよ、応援したい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
秋川滝美「きよのお江戸料理日記」、2020.11発行。座禅豆の柔らかさ、萌木色の味噌、雛の日に・・・、七夕のご馳走、きよの覚悟 の連作5話。一気に読了しました。面白かったです。料理屋「千川」で配膳係をする弟清五郎と一緒に弟の世話をするため逢坂から江戸に来て下働きで働くきよの頑張る姿がいじらしいです。主の源太郎、その息子であり板長の弥一郎のきよへのサポートが気持ちよいです。常連になった与力の上田、その母おりょうの役割が、この物語を上質なものに作り上げています! シリーズ、期待できます!
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上方から江戸に来た女料理人、と言うとどうしても「みをつくし~」を思い出す 周囲からはageageなのに、でもでもだってなきよを見てると、好きで好きで仕方なくて、色んな困難を乗り超えて料理をしようとした、みをと比べてしまい、そんなに嫌なら止めればと思ってしまう そして、そんなヒ...
上方から江戸に来た女料理人、と言うとどうしても「みをつくし~」を思い出す 周囲からはageageなのに、でもでもだってなきよを見てると、好きで好きで仕方なくて、色んな困難を乗り超えて料理をしようとした、みをと比べてしまい、そんなに嫌なら止めればと思ってしまう そして、そんなヒロインの行動を仕方ないんです、だってこんな理由が有るんですって説明するので、ダラダラする気がする。
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可愛がられて育った大きな問屋の末っ子、清五郎を問題から避けて江戸に出すことになった。 近所ではいないことになっている男女の双子の片割れ、きよ。 江戸に出ても清五郎の世話を焼く日々。 そんな二人が成長する話で、きよは京都の料理、江戸の料理を知るので、新しい料理を店に出すことにな...
可愛がられて育った大きな問屋の末っ子、清五郎を問題から避けて江戸に出すことになった。 近所ではいないことになっている男女の双子の片割れ、きよ。 江戸に出ても清五郎の世話を焼く日々。 そんな二人が成長する話で、きよは京都の料理、江戸の料理を知るので、新しい料理を店に出すことになるが。 と、こんな話の流れだが、説明の口語文が嫌に多い。 なんだか、性格の描写も最初と途中から変わって感じる。そこが少し残念。
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