#ある朝殺人犯になっていた の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
装丁を応援しているアーティストの方が書いているという理由から手に取った。小説の中で起こる事件、どう収束させていくのかと思ったら、結構意外な終わり方だった。敵だった大衆を味方につける、本来のインターネットの良いところである「集合知」というところに希望を託したかったか。いろんな人が同様のテーマで描いているけれども、twitterの登場が全ての元凶ではなく、もともと人の中にある負の側面がツールによって現れているだけ。スマイリー菊池さんにまつわる騒動とか、この本に興味を持った人はぜひ調べて知って欲しい。
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意外と面白かった。失礼ながら装丁と題名から期待していなかったものの、ボリュームの割にスピーディーな展開なので飽きずに読めた。最近よくあるSNSから大ごとになる話で、誹謗中傷、陰湿なネット社会には辟易としてしまう私でも意外と軽く読めた。売れないお笑い芸人の浮気(うき)は、自身のちょ...
意外と面白かった。失礼ながら装丁と題名から期待していなかったものの、ボリュームの割にスピーディーな展開なので飽きずに読めた。最近よくあるSNSから大ごとになる話で、誹謗中傷、陰湿なネット社会には辟易としてしまう私でも意外と軽く読めた。売れないお笑い芸人の浮気(うき)は、自身のちょっとしたツイートから10年前に起きたひき逃げ犯にされてしまい、大炎上してしまう。汚名返上となるか。とりあえずネットの特定班ってすげーな。暇なのかなと思いつつ感心した。都合が良すぎ、ありえない展開だけど真犯人にはしっかり驚いた。
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SNSにいると正義がどこに向くのかわからなくて怖いなー。 でも、一つの目標について色んな人の知識や情報が集まると大きな力になって人を苦しめることも助けることもできる便利さも感じる。
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まさに、今、現代の話。 SNSのせいで犯人扱いされた売れてない芸人、浮気淳弥。相方の昌紀とともに真犯人を探し始める。 それもまたSNSを使って。 テンポよく読めたし、浮気の成長物語でもあり、事件の謎解きでもあり、家族の話でもあり、友情もあり、現代の風刺でもある。 たいていの人は聖...
まさに、今、現代の話。 SNSのせいで犯人扱いされた売れてない芸人、浮気淳弥。相方の昌紀とともに真犯人を探し始める。 それもまたSNSを使って。 テンポよく読めたし、浮気の成長物語でもあり、事件の謎解きでもあり、家族の話でもあり、友情もあり、現代の風刺でもある。 たいていの人は聖人君子ではないから、叩けば埃が出るし、自分にも失言、暴言、褒められない行動は多少なりともある。 その痛いとこを突いてくる。 そしてそうじゃない自分、も本物だ。 面白かった。
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面白かった。 が、しかしけっこう後半までネット民にイライラさせられる。 まあそういう話だから仕方ないけど。 最近ネットリンチが多いからなんとなく現実とリンクしてしまう部分が多い。 つい「おまえらみたいな奴らのせいで死んだ人もいるのに」と思いながら読んでしまう。 映画でも小説で...
面白かった。 が、しかしけっこう後半までネット民にイライラさせられる。 まあそういう話だから仕方ないけど。 最近ネットリンチが多いからなんとなく現実とリンクしてしまう部分が多い。 つい「おまえらみたいな奴らのせいで死んだ人もいるのに」と思いながら読んでしまう。 映画でも小説でもSNSがテーマの話が増えてきてて、時代なんだなぁと思う。 2時間ドラマになったら面白そうだなと思いました。
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