#ある朝殺人犯になっていた

藤井清美(著者)

• 販売会社／発売会社: U-NEXT
• 発売年月日: 2020/11/11
• JAN: 9784910207025

商品レビュー

2025/04/27

面白かった。初めのくだりからどんどん渦中に巻き込まれて嫌な感情とかドキドキがあってみんな的で絶望的でどうしようもないって思ってたのがどんどん状況が変わって今までこう思ってた人が実はこんな人だったみたいなプラスの面とかマイナスの面とかに変わってきたのが面白かった。後半は真相解決に向けて今まで敵だと思ってた人が同じ目標に向けて一致団結して（良い意味で）解決に向けて近づいてるのがスッキリした！
でもSNSって本当怖いよね、なんともなしに言った言葉が他の人には引っかかってそこで炎上して人1人追い込むことなんて容易いんだもん、しかも嘘と本当の区別って本当に自分とそのこと知ってる周りしか知らないのに〇〇って聞いたとか噂とかがいつの間にか真実みたいに語られるんだもんね…本当私はポジティブなことを言うように心がけたいし自分もSNS見る時はポジティブなことを目に入れたいと思ってる。自分の心がしんどくなってしまうから…今回燃え広がったのはSNSだけど些細なことから自分が被害者になる可能性があるの怖いと思った。

2025/04/09

とてもリアルだった。SNS社会の今、自分がどちら側にも立つ可能性がある話。SNSの結束力が恐ろしくも頼もしくもあると痛感した。

2025/01/09

売れない漫才コンビ「スレンダーズ」の浮気（うき）淳也は、ふとしたことから高校時代に起こった地元の幼児ひき逃げ事件の犯人にSNS上で仕立て上げられる
事件と関係ない過去の言動が切り取られどんどん炎上していき、プライバシーが暴かれ、家族や関係者も巻き込まれていく
その中で淳也はコンビの片割れの佐藤昌紀と一緒に立ち向かっていくが…
SNS時代の怖さがリアルにテンポ良く描かれ、まるでよくできた邦画を観ているようだった
同時に事件を解決したのも、またSNSを中心とした集合知であることから、ネットの功罪を改めて深く考えさせられた