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星をつなぐ手 の商品レビュー

4.4

40件のお客様レビュー

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2025/02/03
  • ネタバレ

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月原一整 桜風堂書店書店員。元銀河堂書店文庫担当。山間の小さな店の再生に取り組む。他者と関わることを避ける傾向にあったが、多少変わってきたらしい。書評ブログ「胡蝶亭」の書き手。 卯佐美苑絵 銀河堂書店児童書担当。内気で美しい娘。絵を描くのが得意。一整を心ひそかに慕っている。 三神渚砂 銀河堂書店文芸担当。若きカリスマ書店員。苑絵とは幼馴染。書評ブログ「星のカケス」の書き手。 柳田六朗太 銀河堂書店店長。業界の風雲児と呼ばれた豪快な男。万引き事件で店を辞めた一整を、なにかと気遣う。 金田丈 銀河堂書店のオーナー。裕福な実業家。戦後、灰燼に帰した風早の駅前商店街を復活させた地域の偉人。 桜風堂店主 明治時代から続く店を一整に託す。良き書店人。 透 桜風堂店主の孫。本好きな利発で優しい少年。 藤森章太郎 音楽喫茶「風猫」店主。一流出版社を早期退職 した元人文分野の名編集者。全国の書店員たちと付き合いがある。妻は東京在住の児童書編集者。娘は海外留学中。 沢本来未 漫画家の道を断念し、小野田文房具店の二階でひきこもっている美大生。繊細な心の持ち主。毱乃の妹。 沢本毬乃 小野田文房具店の女主人。本職は染織家。大柄な美人。 蓬野純也 見た目と知性と才能に恵まれた売れっ子作家。人付き合いもうまく、性格もいい。一整の従兄弟。 高岡源 大人気の『紺碧の疾風』シリーズの著者。五十を過ぎて売れっ子に。デザイン会社勤務の営業職。穏やかで腰が低い。 団重彦 デビュー作『四月の魚』は一整が見出したことがきっかけでベストセラーに。かつて活躍した著名な脚本家。 柏葉鳴海 本好きの大女優にして元スーパーアイドル。通称「なるる」。苑絵の母の古い友人。 福本薫 桜野町町長。定年まで出版業界で活躍した後、Uターン。白髪の美女。 大野悟 福和出版社営業担当。明るく素直、商売もうまい。 夏野耕陽 渚砂の離別した父。大手出版社に勤める著名な編集者。 アリス 桜風堂書店の賢い三毛猫。 船長 年齢不詳の白いオウム。態度が大きい 芹沢結子 星野百貨店のコンシェルジュ。 九田 銀河堂書店のパート。 茉莉也 苑絵の母。 鹿野有香 福和出版の団重彦の担当編集者。

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2024/12/08

「桜風堂書店ものがたり」の続編。ある人気時代小説シリーズ最新刊が桜風堂には未配本で悩む一整に銀河堂書店から連絡が入る。オーナーの書店への深い想い。三人の人気作家のサイン会に街のロマンチックなお祭り、本のある空間に宿泊と本好きなら遠くても行きたくなる企画。実際どこかでやったら行くだ...

「桜風堂書店ものがたり」の続編。ある人気時代小説シリーズ最新刊が桜風堂には未配本で悩む一整に銀河堂書店から連絡が入る。オーナーの書店への深い想い。三人の人気作家のサイン会に街のロマンチックなお祭り、本のある空間に宿泊と本好きなら遠くても行きたくなる企画。実際どこかでやったら行くだろうな(笑)リアル書店への思いは様々だけど無くなってしまったらもう二度と戻らない、そうなんですよね。だからリアル書店で買い物をしないと、とまたさらに思います。

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2024/09/28

ちょっと話がうますぎるようなときもあるけど…とてもキレイで透明感があるストーリー。 風景も目の前に浮かべやすく頭のなかがキレイな絵面で読み進められます。 辛いことがあってもまっとうにしてればいいことあるさ~~と思えます。

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2024/05/13

色んな人のストーリーがあって、その人達が田舎の小さな本屋さんに集まって、新たな道を切り開くと言った作品でした。ひとつのストーリーを軸に色んなところが集まって展開するのと違っても読みやすい作品色んな人のストーリーがあって、その人達が田舎の小さな本屋さんに集まって、新たな道を切り開く...

色んな人のストーリーがあって、その人達が田舎の小さな本屋さんに集まって、新たな道を切り開くと言った作品でした。ひとつのストーリーを軸に色んなところが集まって展開するのと違っても読みやすい作品色んな人のストーリーがあって、その人達が田舎の小さな本屋さんに集まって、新たな道を切り開くと言った作品でした。ひとつのストーリーを軸に色んな人が集まって展開するのと違っても読みやすい作品でしたでした。

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2024/04/06

「桜風堂ものがたり」の続編。 意地悪く読んでしまえば、「なんで都合の良さ!うまく行きすぎー」なのだが、それを感じさせないところが、この本のすごいところだと思った。 後から後からおこるラッキーな波に、素直に「うわー!よかった!」と思える。 読みながら、桜風堂を、月原一整を応援してい...

「桜風堂ものがたり」の続編。 意地悪く読んでしまえば、「なんで都合の良さ!うまく行きすぎー」なのだが、それを感じさせないところが、この本のすごいところだと思った。 後から後からおこるラッキーな波に、素直に「うわー!よかった!」と思える。 読みながら、桜風堂を、月原一整を応援しているんだよな。 暖かい読了感。 この作者さん、好きだなー。。。 しばらくハマりそうな予感。 今回、すこーし寂しかったのは、アリスと船長があまり活躍しないところかな(笑) 特に船長、大好きです。

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2024/03/22

桜風堂物語の続編だと知り、楽しみにしていました。 主人公、一整の周りに集まる人は 誰もかれも優しく温かでそっと手を差し伸べてくれるそんな人ばかり。 読みながら、私までとても居心地が良く、ずっとずっと見ていたいような、続いてほしいような そんな物語でした。 私にとって 本屋は昔から...

桜風堂物語の続編だと知り、楽しみにしていました。 主人公、一整の周りに集まる人は 誰もかれも優しく温かでそっと手を差し伸べてくれるそんな人ばかり。 読みながら、私までとても居心地が良く、ずっとずっと見ていたいような、続いてほしいような そんな物語でした。 私にとって 本屋は昔から、憧れの職業でしたが、 あらためて、これほど奥の深い、仕事だと初めて気づきました。 みなさん、本に対する愛がいっぱいで自分の仕事に誇りを持ち楽しく働いていて、 街のこういう本屋さんが、閉店することなく ずっとこれからも続いてほしいです。 心に残る素敵なお話でした。

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2024/03/04

桜風堂ものがたりの続編ということで楽しみにしていました。想像以上の満足度で心温まるストーリーでした。物語に出てくる本や伝説も続きが読みたくなりました。桜風堂や銀河堂書店のような本屋さんが地元にもあればいいのにと羨ましくもなりました。ただ本を買うという以上に、そこでの出会いや物語を...

桜風堂ものがたりの続編ということで楽しみにしていました。想像以上の満足度で心温まるストーリーでした。物語に出てくる本や伝説も続きが読みたくなりました。桜風堂や銀河堂書店のような本屋さんが地元にもあればいいのにと羨ましくもなりました。ただ本を買うという以上に、そこでの出会いや物語を大事にするというお話にとても感動しました。 また前回以上にそれぞれのキャラクターのお話に深まりがあり、面白かったです。みんなの恋の行方も気になるところですね。

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2024/03/01

桜風堂ものがたりの続編 そして完結作らしい でも、完結と言いつつ続巻出てるけどね? 以下、公式のあらすじ ---------------------- 田舎町の本屋と、ある書店員の身に起こった奇跡を描き、全国書店員の共感を集め、2017年本屋大賞5位になった『桜風堂ものがたり』...

桜風堂ものがたりの続編 そして完結作らしい でも、完結と言いつつ続巻出てるけどね? 以下、公式のあらすじ ---------------------- 田舎町の本屋と、ある書店員の身に起こった奇跡を描き、全国書店員の共感を集め、2017年本屋大賞5位になった『桜風堂ものがたり』。その続編の登場です! 郊外の桜野町にある桜風堂書店を託され、昔の仲間たちとともに『四月の魚』をヒット作に導いた月原一整。 しかし地方の小さな書店であるだけに、人気作の配本がない、出版の営業も相手にしてくれない、という困難を抱えることになる。 そんな折、昔在籍していた銀河堂書店のオーナーから呼び出される。 そのオーナーが持ちかけた意外な提案とは。 そして一整がその誠実な仕事によって築き上げてきた人と人とのつながりが新たな展開を呼び、そして桜野町に住む桜風堂書店を愛する人たちが集い、冬の「星祭り」の日に、ふたたび優しい奇跡を巻き起こす。 今回も涙は流れるかもしれません。しかし、やはり悲しい涙ではありません! ---------------------- 桜風堂書店のその後と、銀河堂書店の方との繋がり 書店業界の問題点や課題点、そしてリアル書店の希望が見える展開 やはり、今作も魔法や不思議な出来事は起こらないけど、偶然の重なりが上手くいきすぎて、理想的な書店のファンタジーに思える 小規模書店での配本問題 そもそも、本の出版数が増えているのと、逆に一作品あたりの刷数が減っているわけで 大型書店ですら行き渡らない本が多数なのが紙の本の現状 これは出版業界全体の問題なんだよなー リアル書店の存在意義があるかについてゲームクリエイターが語っていたけど 前作を読んで思った私の主張そのものを代弁してた まぁ、この辺の感覚は本好きなら容易に思うところではある 直近の出来事として togetterで見かけたマンガシリーズを買おうと思ったけどamazonでも正規の本は品切れだし 中古も不当に高額になっていたりするし たまたま街中に行く用事があったので大型書店を回ったけど取り扱っているのでシリーズ最新巻と前巻くらいで 今からシリーズを読みたい私がいるのに買えないという状況だったわけで そりゃぁ電子化の波はじわじわと迫ってくるだろうし 容易に注文できるオンラインサービスの方にお客さんは流れるわなぁと思う 小規模書店の場合、書架の充実っぷりがジャンルによって異なるという描写 一整さんですらそうなんだったら、オールジャンルに強い小規模書店なんてまぁないでしょうね 個人的には、地域に根ざした書店は特定のお客さん向けの本棚でもいいと思うんだけどね 星祭りの言い伝えと、その真相は中々いい こんな構造の言い伝え好きだなー そして今回のファンタジー展開のサイン会 大御所作家さん、一整さんきっかけで初小説がヒットした元脚本家、一整さんの従兄弟で若者人気のある作家さん トントン拍子にここまで都合よく作家さんが集まり、地域住人の協力も得られ、そもそも大型書店と提携していたので応援の人員を送ってもらえるとかって展開がもうファンタジー でも、各エピソードは実際にありえなくはないという可能性が絶妙なリアリティのバランスになっている こんな人の繋がりが描かれている作品が好きだし、こんな作品ばかり読んで要られたら幸せだろうなぁと思う 今作で一番よかったと思うところは、一整さんが相談したときの返信 「人々は物語を求めている」 そうだよなぁ 人は実際の出来事でも何かしらの感動エピソードを欲するものだし まったく関係ないところにも関連性を見出してしまうものですからね でも、前作の冒頭の展開が本好きにとってリアルに起こった悲しい事件・事故なだけに 物語の中だけでも幸せな展開になってほしいと思う

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2024/01/31

昔は本屋さん沢山あったな~と懐かしく読みました。 気持ちや風景の細かな描写が分かりやすく想像力が膨らましながら読めてとても良かったです。

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2024/01/07
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桜風堂ものがたりの続編。前作も優しい奇跡の物語だったけど、今回もさらに奇跡の物語だった。 地方の小さな書店なので、やはり色々な困難が…そんなところに銀河堂書店のオーナーからの提案、桜風堂書店を助けてくれる人々…そして桜野町の『星祭り』の日に起きた奇跡、心温まる物語でした! それぞれのキャラの今後も気になるなぁ…

Posted byブクログ