ノーマンズランド の商品レビュー
姫川玲子、勝俣健作、日下、検事武見諒太、鴨志田議員と大変個性的なキャラクターが登場(他にも多数)し、キャラクターの人間性や行動が小説の展開を何倍にも楽しいものにしてくれました。
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シリーズ物と知らずにタイトルだけで手に取った本書。誉田哲也作品も初めてで、どんな内容かもわからずに読み始めたもののあっという間に読了してしまった。 全体に漂う薄暗い空気と、真実に少しずつ近づいていく緊迫感が次々にページを捲らせる内容だった。 姫川玲子シリーズ、少し読んでみよう...
シリーズ物と知らずにタイトルだけで手に取った本書。誉田哲也作品も初めてで、どんな内容かもわからずに読み始めたもののあっという間に読了してしまった。 全体に漂う薄暗い空気と、真実に少しずつ近づいていく緊迫感が次々にページを捲らせる内容だった。 姫川玲子シリーズ、少し読んでみようと思う。
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これまでの姫川玲子シリーズは、読ませて頂いているので迷わず手に取りました。今回は主役の周囲のメンバーが活躍した印象だった。特にガンテツの今を作った過去に興味を持った。事件そのものは、社会問題と法の縛りによるジレンマがテーマだと感じた。罪のない正直な人が悼ましい人に変貌するのは、歯...
これまでの姫川玲子シリーズは、読ませて頂いているので迷わず手に取りました。今回は主役の周囲のメンバーが活躍した印象だった。特にガンテツの今を作った過去に興味を持った。事件そのものは、社会問題と法の縛りによるジレンマがテーマだと感じた。罪のない正直な人が悼ましい人に変貌するのは、歯痒いところですがそれもまた避けられぬ苦渋なのか。 心なしか、主人公の周りに優しさが芽生えてきている気がしてシリーズの成熟感を抱かされた。
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1日で読み通してしまった。 続きが常に気になる面白い作品だった。 北朝鮮拉致問題を題材に取り上げた警察小説。 なんだろ、簡単な言葉になるけど本当に面白かった。 姫川玲子シリーズ全部読んでみたいなって思った。まずは、ストロベリーナイトからかな
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24久しぶりに玲子主任の話しを読んだ。相変わらず厳しいとこと可愛いとこが同居してますね。題材が拉致被害なら、もうちょっと救いのあるお話しにしてもらいたかった感はある。
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1日で一気読み。怖くて読めないシーンもあったけど読まなきゃ先に進めないので恐る恐る読む。背筋がゾワッとしたけどとても悲しい物語があった。
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なんの前知識も無く読んだので意外な展開でした。このシリーズ自体がはじめてでテレビドラマで1.2話観た程度。主人公 姫川玲子は竹内結子さんのイメージで読んでしまいました。
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このシリーズは、切ない事件がメインなのかただの刑事物という感じがしなくて良いと思った。 シリーズで一通り読めば前回作で残念だと思った気持ちも薄れるかもしれない。 今回もいなくなってしまった少女のことを思うととても悲しい気持ちになるし、ずっと思い続ける彼のこともすごく切ない気持ちで...
このシリーズは、切ない事件がメインなのかただの刑事物という感じがしなくて良いと思った。 シリーズで一通り読めば前回作で残念だと思った気持ちも薄れるかもしれない。 今回もいなくなってしまった少女のことを思うととても悲しい気持ちになるし、ずっと思い続ける彼のこともすごく切ない気持ちで読むことができた。
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メモ 姫川玲子シリーズ 事件になりそうなことが3つくらい出て来るけど後半で繋がる。北朝鮮!?意外!ってなる! 最後ちょっと続きが気になる展開。
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姫川玲子シリーズの8冊目。 玲子さんも何だか丸くなったものだ。『一つ歩を進める前に、一瞬だけ立ち止まり、考えてみる』とか、子ども相手に自らを「おばちゃん」と呼んでみたりとか。 周りから“死神”と呼ばれるほどに近しい人が次々と死んでいけばそうもなろうというものだが、もう35歳にな...
姫川玲子シリーズの8冊目。 玲子さんも何だか丸くなったものだ。『一つ歩を進める前に、一瞬だけ立ち止まり、考えてみる』とか、子ども相手に自らを「おばちゃん」と呼んでみたりとか。 周りから“死神”と呼ばれるほどに近しい人が次々と死んでいけばそうもなろうというものだが、もう35歳になるようだし、時の流れを感じるな。 (そう言えば、竹内結子も死んじゃったな。どうして、あんなことになるんだろう…) さて、物語に入れば、亀有署にいる湯田を引っ張り出し葉山や井岡や石倉も登場するなど昔の事件や作中の人間関係を肴にしながら進む、シリーズ物ならではの作り。 冒頭から3つの話が輻輳して描かれる。埼玉の女子高校生の失踪(?)事件、玲子が配された葛飾のマンションでの女子大生殺し、ガンテツこと勝俣が関わる政治家絡みの不穏な動き。 本も半ばを過ぎてそれぞれの繋がりが見えてくるのだが、それにしても女子高生の失踪があんなことに繋がっていくなんてね。結構面白い展開でした。 で、今回もまた自衛隊とともに憲法改正について触れられる。 こういう本の中で正面切って語られるのはあまり良しとは思わないのだけど、417頁を読んで改めて日本国憲法の前文を読んでみた。 久し振りに読んだ気がするが、この憲法が出来て20年後あたりに私らが学んだ時代では国民の思いにもしっくり来たと思われるこの文章も、確かに今の世界情勢の下では考えるべきところはあるかな。 勝俣のセリフに『…問題を放置してきたのは、この国の政府だ。ただ、そんな国の代表を選び続けてきたのは俺たち、日本国民だ』とあるが、コロナ禍の世の中でも平気で夜の銀座に繰り出す国会議員の姿を見るにつけ、同じく『砂場の砂をひと粒ひと粒、縦に積み上げて塔を築くような…そういう人間を代表に選ぶしかねぇ』というセリフに首肯。 まあ、勝俣も若い頃は正義感に燃えた優秀な警察官だったのだな。今回でも良いところあるしな。 一場面しか出て来ないが「見当たり捜査班」の人たちがグッドジョブ。 初めて登場した検事の武見と玲子さんがどういった関係になっていくのか、かなり心配。
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