妻は忘れない の商品レビュー
『味がすべて違う飴玉5個セット』みたいな短編集。 どれも見た目は似通っているが、味わってみると全然違う。 一番最初の話、妻が忘れないことってどうしても恨みがましい方の意味に捉えてしまう。 ストーリーもちょっと不穏な雰囲気だし。でも最後まで読んてみたら「そういう忘れないってことな...
『味がすべて違う飴玉5個セット』みたいな短編集。 どれも見た目は似通っているが、味わってみると全然違う。 一番最初の話、妻が忘れないことってどうしても恨みがましい方の意味に捉えてしまう。 ストーリーもちょっと不穏な雰囲気だし。でも最後まで読んてみたら「そういう忘れないってことなのか。。。なるほどね」となり、タイトルからイヤミスだと決めつけた自分を恥じた。 さて、そんな気持ちで次のママ友の話を読んだら「あれれ」と2回くらいクルクルと翻弄され、やはりこれは後味悪い系の短編集と思い直し、その次の自宅監禁を題材とした吐き気を催す気持ち悪い話を読み。。。 読んでる間は面白く読めるのだが、終わってしばらくするとすべて忘れてしまう。 そんな本だった。
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表紙がもっと可愛いといいのに。中身はもっと魅力的でした。 2作目、無垢〜は、なんともゾクゾクするイヤな感じ。 でもそういう人いるなあと、思う。
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初めての作家さん。 何だかモヤモヤする感じが残りつつ、女はやっぱ怖いなーと思いつつ(私も女性だが) ママ友のやつは、はっきり言えばいいのに、あーゆーコミュニティは言っちゃいけない空気とかあるんかなー。
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自分の妻と被る内容があるか楽しみに読んだ。すべてインパクトのある内容だったけど、残念ながら妻と被るお話しは無し。一番インパクトがあったのは表題通りの「妻は忘れない」。義父が急死する。そこで別れた妻が現れた。今妻VS別れた妻。旦那は別れた妻とちょくちょく会っている模様。今妻は旦那を信じられるか?これは厳しいね、疑心暗鬼になる。結局、別れた妻が義父の子どもを妊娠した!という訴えがあり、今妻は反撃に出る!DNA鑑定せい!!さすがに今妻は強し。旦那は今妻に事前になぜ事情を説明しないのか(怒)、でも面白かった。
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スッキリ3割 イヤミス7割 …ってところでしょうか。 特に『裂けた繭』はグロテスクな描写があるので 苦手な方は要注意。 (殺人鬼フジコの衝動みたいな) 読後感が良かったのは 表題作の『妻は忘れない』と『戻り梅雨』だけど 全体的に最初に勘違いさせるような描写のあと ひっくり返される所謂どんでん返しの趣向があり 読んでいて楽しかった。
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妻は忘れない 矢樹純さん。 初めましの作家さん。 日本推理作家協会賞短編部門賞受賞作家。 短編ミステリー。 おもしろかったー!! 一人読みながら、 えーっ!!マジか!!と、 声が出ちゃった。 おもしろかったー!!
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日常の中で、簡単に陥ってしまいそうな罠。 他人が仕掛けた罠だけでない。 自分自身でがんじがらめにしてしまう罠やら 愛情のボタンの掛け違えからくる罠やら色々だ。 自分にも起こる可能性だってあるかもしれないと思うから、 ちょっと怖いのよね、、、
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表題の妻は忘れないは、女性の勘の鋭さと それを表面には出さず夫と普通に過ごす 妻の裏の顔が見えて、女性はいざとなると 恐ろしいと思った。 ママ友を題材にした、無垢なる手は 日常何処にでもありそうなリアル感で 人の心に無邪気にスルリと入り込んで ずっと剥がれない溶接剤の様なべっとり...
表題の妻は忘れないは、女性の勘の鋭さと それを表面には出さず夫と普通に過ごす 妻の裏の顔が見えて、女性はいざとなると 恐ろしいと思った。 ママ友を題材にした、無垢なる手は 日常何処にでもありそうなリアル感で 人の心に無邪気にスルリと入り込んで ずっと剥がれない溶接剤の様なべっとりとした 最後まで後味の悪いママ友。 どの短編も、何気無い生活の中に潜んだ狂気が 感じられる作品。
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家族をテーマとしたどんでん返しミステリー、ノンシリーズの5作品の短編集。 よくありがちな家族設定からはじまり、彼らが抱える悩みや疑念が除々に大きくなり、あれよあれよという間に小気味良いオチが待っている。『私の骨』で、してやられた感があったが今回もたっぷりやられて楽しめた。
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短篇集 女性の視点で日常から起きてもおかしくない事件が次々と。主人公は一編づつ変わる。 どんでん返しもあり、思っていた展開と違った展開になる編もあった。よくできているが、欲を言えばひねりがもう 少し欲しい。
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