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14歳からの文章術 の商品レビュー

4.2

16件のお客様レビュー

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2024/08/31

『14歳からの文章術』 小池陽慈 笠間書院 2020年 数ある文章術の中で「構造」に注目した本である。 著者の小池さんは河合塾の現代文の講師であり、noteで現代文の学習法などを発信している、いわば現代文のプロだ。 このような著者が書いた文章術の本ということもあり、内容は論理...

『14歳からの文章術』 小池陽慈 笠間書院 2020年 数ある文章術の中で「構造」に注目した本である。 著者の小池さんは河合塾の現代文の講師であり、noteで現代文の学習法などを発信している、いわば現代文のプロだ。 このような著者が書いた文章術の本ということもあり、内容は論理性のある文章を書くにはどうするのか?というものに焦点が当たっている。 本は2部構成であり、第1部構成編、第2部表現編と分かれており、どちらも大変興味深い内容であるが、やはり一番読んでおきたいのは1部の構成編である。ここを読めば、論理的な文章の書き方だけでなく、それに付随した読解力もつくだろう。 簡単に内容を説明すると この本では、文章を書く際の1つの型として 話題→論拠→主張という一つの構成を採用している このような型を用いることにより、ブレることなく論理的な文章が書けるそうだ。 付け加えると論拠というのは主張の正しさを証明するための証拠である。 そして、それらをもっと充実させるために、いろんなアドバイスがあるわけだが、個人的に気に入っているのが 論拠の部分のアドバイスで 1論拠の質を増やす 2論拠の量を増やす こうすることにより主張の説得性が増すという部分には、なんだか長年の謎が解決した気分になった。 ちなみに、論拠と主張の間に抽象という項目があり、これは論拠で言ったことをすぐに主張として吐き出すより、一回抽象としてまとめ上げることにより、さらに鮮明に伝えやすくなるという技であったが、ここも大事なポイントの1つだ。 表現編ではこの構成編で完成した文章を基にさらに手を加えてより読みやすくしていくわけだが、ここでの私が気に入った箇所は 一般的な文章においてレトリックを多用することは避けた方が無難 語彙を増やすことで、よりすっきりした文章になる この2点だ 今の時代書くことは、発信することでもある。 現に今こうやって、この本を読んでみてほしいと発信している。 こうすることで、誰かの役に立てるのであれば、文章力を身に付けても損はない 是非ともご一読を!

Posted byブクログ

2024/03/11

これは勉強になる。 マスターすればきっと武器になる。 そう感じた本でした。 表題にある「一生ものの発信力をつける!」が16個のキーセンテンスに明示され、すれを例文形式で論理的に学べることろが分かりやすい。 シリーズ物ではありませんが「14歳からの、、」「13歳からの、、」の書籍は...

これは勉強になる。 マスターすればきっと武器になる。 そう感じた本でした。 表題にある「一生ものの発信力をつける!」が16個のキーセンテンスに明示され、すれを例文形式で論理的に学べることろが分かりやすい。 シリーズ物ではありませんが「14歳からの、、」「13歳からの、、」の書籍は出版社の垣根を越えて多数存在します。 その殆どが13歳、14歳の中学生を対象とした内容ではなく、「大人にこそ読んで為になる」「分かりやすく、丁寧に」書かれた本であるといつも思います。 本書もその好例! いつも傍らに置き、何度も読み返し、文章作成時の手引きとして財産にしたい良書だと思います。 ライターを目指す方、SNSで発信をしたい方、そして自分自身にとてもお勧めの一冊でした。

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2024/01/22

分かりやすさを意識した構成とレイアウト。短時間で読み終えることができる。 地の文は14歳でも読めそうだが、例文に少し難しいものがあるので、高校受験生または高校生以上が適切だと思う。 後半の文章表現については他書でもよく見る一般的な内容だが、前半の文章構成についての内容は、多くの子...

分かりやすさを意識した構成とレイアウト。短時間で読み終えることができる。 地の文は14歳でも読めそうだが、例文に少し難しいものがあるので、高校受験生または高校生以上が適切だと思う。 後半の文章表現については他書でもよく見る一般的な内容だが、前半の文章構成についての内容は、多くの子どもたちに役立つと思う。

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2023/09/16

文章を書く上での基本が学べる良書だった。会話形式が主で、飽きずに読める。「書こうと思っても手が動かない」「書いてみたけど、読み返してみたらイマイチ説得力に欠けていることが多い」などと思っている方におすすめ。 //備忘録// ・構成編 文章の構成は 「話題→論拠①→論拠②→抽象→...

文章を書く上での基本が学べる良書だった。会話形式が主で、飽きずに読める。「書こうと思っても手が動かない」「書いてみたけど、読み返してみたらイマイチ説得力に欠けていることが多い」などと思っている方におすすめ。 //備忘録// ・構成編 文章の構成は 「話題→論拠①→論拠②→抽象→主張」 が基本。 上記の各要素に対応した内容を簡潔にまとめた 「構成メモ」を作成してから書き始める。その際、主張を決定してから、それに応じて論拠や話題を設定する。話題は基本1つ。 論拠は複数、一つ一つを掘り下げて書くと説得力が高まる。 一般論と主張をの対比を用いることで主張が明瞭になる。 論拠を具体的に書くことで、読み手にとってわかりやすく、かつ独創性の高い文章になる。 論拠に学術的・公共的な文章を引用することで、客観性・普遍性が高まり、説得力が高まる。 論拠の内容をまとめた"抽象"を主張の前に置くことで、文章の首尾一貫生が高まり、説得力が上昇する。 ・表現編 一文はあまり長くせず、最大でも50字程度にする。特に複文の際に気をつける。 接続詞や指示語を適切に用いる。 レトリックは、ここぞという箇所以外では極力使用を避ける。 語彙は表現力の要であるから、「意味調べノート」を作成して日々復習する。 学術的・公共的な文献や資料のストックを増やすためにも、表現力を向上させるためにも、毎日の本や新聞を読む。「書くために読む」のである。 "書く"ことで生まれる運命の出会いがある。 楽しく、書こう。

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2023/05/05

会話形式 良い例文、悪い例文の比較も分かりやすい ●原則として、一つの文章で扱う話題は1つ ●話題➡︎論拠➡︎主張 ●論拠に厚みを持たせる事で主張の説得力をより高める

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2023/01/21

文章を書くコツが、とても分かりやすく、実践的に書いてある。もっと早くこの本に出会いたかったなー。読み終わったら、文章を書いてみたい!文章書くのって楽しいかも!と思っている自分がいた。びっくり!

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2022/06/28

14歳だから大人向けじゃないかな、と思ったけれどそんなことなかった。 twitterやブログにも使えそう。

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2022/06/03

分かり易い。 子どものために読んでみたが、自分のためにもなった。 人に伝わる簡潔な文章を書くこと、を目的に、実践したい。

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2022/02/19

タイトルに14歳からのとあるが、大人向けとしても充分役に立つ内容。 文章の構成編、表現編から成ります。 話題→論拠→主張 論拠は厚く。主張の前に抽象を挟む。

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2021/10/30

勉強になった!何となく文章書いている人は、一度読んでみると書き方が明確になるかも。 受験の小論文対策とかにも役立ちそう。

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