か「」く「」し「」ご「」と「 の商品レビュー
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最近名前を聞くようになった住野よるさん。その作品を試しに読んでみました。ジャケ見なしの購入でしたが、50近いおっさんが読むのがこっぱずかしくなるくらいの青春小説でした。 ・・・ 作品は5人の仲良し高校生の話。5人の視点からの短編が綴られますが、時間は重ならず、高校二年生から高校三年生夏まで少しずつ時系列がずらされています。グループ内での恋心、相手を労わる気持ち、等々、青春を過ごす高校生のお話です。 ・・・ 高校生という多感な時期、男女混合の仲良し5人組ということで、気遣いが過ぎて少し読んでて疲れますが、これも日本らしいと言ってもよいのかもしれません。 実は5人はそれぞれに、(違った形ですが)人の気持ちが「見える」という設定です。で5人が5人とも、揃って(個別にですが)その能力を生かして「忖度行動」に出る感じが、ちょっと。忖度しすぎやろって。 男子校育ち、苦手なこと:気遣い、な私にはもう異世界な感じでした。 但し。 他人を大事にしたい、だからこそ回りくどい行為に出る、そして気持ちもすれ違う。こういうのは青春あるあるかもしれないですね。気持ちが読めるという設定にもかかわらず微妙に読めていないのも、やはり人間が未熟?というか、若いからこそかもなあ。そういう意味でも青春かも。 そこから10年くらいすると、きちんと言語化してverbalに確認しないのはコニュニケーション能力が足りない、とかって怒られますが笑。 ・・・ ということで住野よるさんの作品を堪能しました。 世代としても性格的にも私には異世界な感じでしたが、私が想像する青春高校生の世界、でした笑 高校野球のシーズンですが、青春時代を懐かしみたい方、きゅんきゅんしたい方にはお勧めです。
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高校生5人のそれぞれの視点からの日常。それぞれに能力があるけど、それは決め手じゃなくて、普通に相手を想ったり悩んだりする物語。能力があっても無くても、きっと同じ日常なのかも。
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ある意味、人それぞれの個性だと思えました。 タイトルに引かれて読んだけれど、読んで良かったと思える作品でした!
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それぞれ特別な能力を持った五人の高校生たち。 日常の謎あり、青春ありだが、ミステリ的要素は少なめである(まあ青春小説だから当然なのだが)。 等身大の青春、と言ってしまえばそれでいいのだが、キャラクターが今ひとつ分かりづらくてどうにも入れ込めなかった。
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特別な能力を持つ5人の高校生の日常を描いた小説。まずタイトルが不思議。「 」と「 の意味。5人それぞれの能力も面白い。そして5人それぞれの個性が魅力的だ。プロロオグとエピロオグに挟まれて5人それぞれの視点から語られている。5人が相手のことを一生懸命に想って行動している姿が微笑まし...
特別な能力を持つ5人の高校生の日常を描いた小説。まずタイトルが不思議。「 」と「 の意味。5人それぞれの能力も面白い。そして5人それぞれの個性が魅力的だ。プロロオグとエピロオグに挟まれて5人それぞれの視点から語られている。5人が相手のことを一生懸命に想って行動している姿が微笑ましくもありステキだった。どんな特別な能力を持っていたとしても、相手の心を完全に理解することは出来ないんだな。逆に能力を持っているがために深読みして自分勝手な解釈をして勘違いしたり返って難しくしてしまうのかもしれない。だいたい相手の心が読めてしまうことは生きにくいと思う。特別な能力を持っていてもいなくても、相手の言動や表情などから気持ちを想像し想いを込めて行動することで大切な繋がりが生まれてくることがわかった。エルが4人の友達に向けて書いた手紙に感動。他の4人が書いた手紙も読んでみたくなった。 心に残った言葉 「後悔と不安と少しの諦め、まるで片想いみたいな心を抱いて私達はいきているんだなぁなんて、」(エルの言葉)
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会話がかわいくて読みながらにやにやしてしまった。 ちょっと不思議な力をもつ高校生5人の話。 不思議な力を持ってるからといってなにか事件が起こるわけでもなく、壮大な裏切りがあるわけでもなく、敵と戦うわけでもなく、一生懸命瑞々しい青春を謳歌しているだけ。5人全員いい子。 ミッキーと京...
会話がかわいくて読みながらにやにやしてしまった。 ちょっと不思議な力をもつ高校生5人の話。 不思議な力を持ってるからといってなにか事件が起こるわけでもなく、壮大な裏切りがあるわけでもなく、敵と戦うわけでもなく、一生懸命瑞々しい青春を謳歌しているだけ。5人全員いい子。 ミッキーと京くんがとってもかわいい。
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登場人物に共感したり、考え方に驚いたりして入り込める面白い小説でした。 あとエルとミッキーが可愛すぎた
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◾️record memo 人が最も悩むのは人間関係、なんていうけれど、人間関係なんて簡単だ。そんなの、心臓のとこに見えるシーサーみたいなバーのバランスをちょうっとプラス側に傾けてやればいい。 人生なんてさ、やりたいことだけやっててもきっと時間足りないんだ、やりたくないことやってる時間なんてないさ この世界のどこかにいる神様とかいう野郎が決めていやがるのさ、出会った二人の相性ってやつを 興味ないよ、孤独が人生の創造性を生むからね 本当の自分のままじゃ駄目なんだ。頑張らなきゃ、頑張らなきゃ。 無理をした。いや、正確に言えば、これまで無理をして頑張っていたことをはっきり自覚した。 私の言葉や、行動は、私がなりたい私に過ぎない。本当の私じゃ、ないの。 怖いんだ、仲良くなっても、いつ見放されちゃうのかって、怖くて 隠し事なんて、何もない。正しくは、隠せてない。 結局、自分は一体誰なんだろうっていう大きすぎる悩みに着地する
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君の膵臓を食べたいで有名な住野先生の作品。やっぱり最高だったし読み終わるとなんかスッキリっていうか言葉にできない感覚!好きなキャラはヅカ!
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