ペルソナ の商品レビュー
人間は自分の考えていることを把握してない、書いて初めてわかる。自分の無意識にアクセスする意味で現在の自分を形作ったのは過去のどのような経緯なのか、またその経緯に至った理由は何なのかを遡って自伝を書くことを茂木健一郎氏は著書の中で提言していた。本書はまさにそれを茂木氏と同じ脳科学者...
人間は自分の考えていることを把握してない、書いて初めてわかる。自分の無意識にアクセスする意味で現在の自分を形作ったのは過去のどのような経緯なのか、またその経緯に至った理由は何なのかを遡って自伝を書くことを茂木健一郎氏は著書の中で提言していた。本書はまさにそれを茂木氏と同じ脳科学者の中野信子氏が書いています。かなり毒を吐きまくりなのも含めて興味深く読むと共に自分が描く場合の良いお手本になりました。
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著者がどんな人なのか全く知らないまま買って読んだ。テレビに出てる美人脳科学者コメンテーターってことで良いのか?どんな立ち位置なのか分からないけど、確かにテレビにとってはどんな場面でもうまく使えそうなキャラ立ちな気がする。 テレビ出演したり、言葉を上手く使うこと(使う人)をやたら...
著者がどんな人なのか全く知らないまま買って読んだ。テレビに出てる美人脳科学者コメンテーターってことで良いのか?どんな立ち位置なのか分からないけど、確かにテレビにとってはどんな場面でもうまく使えそうなキャラ立ちな気がする。 テレビ出演したり、言葉を上手く使うこと(使う人)をやたら賛美したり、そもそも自伝を著したり、さらには帯に自分のポートレートを使ったり、幼少期や思春期でどうしても手に入れることができなかったキラキラへの憧れや僻みを、この歳になって全部取り返そうとしているように見えた。もう少し言うと闇を抱えている自分に光を当ててあえて闇を目立たせているような、自分にとって辛く悲しい思い出だけれど一転、唯一無二のパーソナリティなのだと静かに(静かではないか)主張しておられるのかなぁと感じました。不器用な器用、トータルしたたか。
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横目で観たテレビでの発言を耳にして、かなりエキセントリックな方だと思った方の自伝。自伝とあるが、この本に書かれた内容もまた、ペルソナなんだということなのでしょうか。脳科学の研究を志した理由も凡庸なわたしには思いもつかない処でした。非常に興味を持って読ませていただきました。ありがと...
横目で観たテレビでの発言を耳にして、かなりエキセントリックな方だと思った方の自伝。自伝とあるが、この本に書かれた内容もまた、ペルソナなんだということなのでしょうか。脳科学の研究を志した理由も凡庸なわたしには思いもつかない処でした。非常に興味を持って読ませていただきました。ありがとうございました。
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著書読んだことなかったです。 想像以上に刺激的に、アカデミズムの運営@日本が煽られ、感情的なようで、理性的で分かりやすい文が綴られていました。 純粋に文章の論理展開うまいな、と思いましたし、一方的ではあるにせよ、そこまで批判的でもなく、うまく、言い表してくれたな、と思いました。 ...
著書読んだことなかったです。 想像以上に刺激的に、アカデミズムの運営@日本が煽られ、感情的なようで、理性的で分かりやすい文が綴られていました。 純粋に文章の論理展開うまいな、と思いましたし、一方的ではあるにせよ、そこまで批判的でもなく、うまく、言い表してくれたな、と思いました。 特に、社会の中での孤独感を自ら設けていた、設けてしまっていたことを、愉しむ、受け入れる、といったことは、もうちょい早く自分自身も知っておきたかったマインドセットですかね。どうしても、解決しなきゃ、変えなきゃ、とポジティブ思考になりがちだった考えに、まぁ良いじゃん良いじゃん、と辛いけど受け入れる。そんなことを思いました。
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彼女の脳科学に関する著書の、軽快で明確な語り口とは違い、文学的で毒舌で少し痛々しいところが魅力的だった。
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自分と対比しながら読んだので、すごく時間がかかってしまいました。私も暖かい布団が嫌いです。 この方は楽しい人生を歩んでいるのだろうか・・・
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タイトルのペルソナとは、ユングが提唱した概念で、古典劇で役者がつけた仮面を指していたことにちなんで、ヒトの外的側面を表す言葉として用いられている。 著者の自分語りのエッセイであり、様々なテーマを浮遊していくが、読者との距離を縮めないかのような、共感を拒むことへの意志の強さが感じら...
タイトルのペルソナとは、ユングが提唱した概念で、古典劇で役者がつけた仮面を指していたことにちなんで、ヒトの外的側面を表す言葉として用いられている。 著者の自分語りのエッセイであり、様々なテーマを浮遊していくが、読者との距離を縮めないかのような、共感を拒むことへの意志の強さが感じられる。母親との決して良好とは言えない関係、幼少期から周囲に理解してもらえなかった生育から、特異な人格が形成されてきたようだ。頭痛と共存してきた生き方が語られ、副題の'脳に潜む闇'が示唆される。ラストの2行、凝縮された問い掛けは読み手に投げかけられる、不思議な読後感が残る。
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脳科学者の中野信子さんの自伝。中野さんが生まれてから高校・大学~現在までが克明に語られる(本書では現在~大学時代~幼少時代の流れで進行する)。脳科学者になろうとしたきっかけが「自分の性格がおかしな原因が脳にあるかもしれないかも」で、コミュニケーション能力がなかったので医者に進む道...
脳科学者の中野信子さんの自伝。中野さんが生まれてから高校・大学~現在までが克明に語られる(本書では現在~大学時代~幼少時代の流れで進行する)。脳科学者になろうとしたきっかけが「自分の性格がおかしな原因が脳にあるかもしれないかも」で、コミュニケーション能力がなかったので医者に進む道はあきらめたなど、内容はかなり赤裸々。脳科学の要素も絡めた自伝なので中野さんの本が好きな人には刺さると思う。
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作者の人となりに興味があって購入したが全くの期待外れ。 内容はよくある女性の生きにくさを書いていてその辺の本と何ら変わりなく思えた。 もう少し別の観点から物事を見てるのかと思ったがそうでもない印象。 砂時計の件は興味深かったがその他は特に読む必要もなく思えた。 まあ何だかんだ言っ...
作者の人となりに興味があって購入したが全くの期待外れ。 内容はよくある女性の生きにくさを書いていてその辺の本と何ら変わりなく思えた。 もう少し別の観点から物事を見てるのかと思ったがそうでもない印象。 砂時計の件は興味深かったがその他は特に読む必要もなく思えた。 まあ何だかんだ言っても凡人には理解しがたく心響かない作品。
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辛口の多いこの本の批評。 私は、素直に読めた。 彼女の本来の姿を垣間見た。 ペルソナ!誰でもうちに秘めている心の姿 よくぞ描いてくれた。 もう少し一貫してれば星五つ
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