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燃える波 の商品レビュー

3.4

19件のお客様レビュー

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2024/09/03

またしてもやってしまった。読んだことあった。 ロンドン、パリと自分に近い環境への憧れ(?)を誘うのか。著者と同年齢の方には、その欧州先進国への憧れが伝わりやすいかもしれないが、今はもう古い感じ。1982年ほど強烈な男尊女卑っぽさもなく、マスコミ関係、ファッション関係のフワフワした...

またしてもやってしまった。読んだことあった。 ロンドン、パリと自分に近い環境への憧れ(?)を誘うのか。著者と同年齢の方には、その欧州先進国への憧れが伝わりやすいかもしれないが、今はもう古い感じ。1982年ほど強烈な男尊女卑っぽさもなく、マスコミ関係、ファッション関係のフワフワした感じが好みであれば。旅行に持って行ったので、スペースを損した気持ちが大きい。瑞々しい感じがある作風が好きだったけど、もう違うみたい。 @Ireland

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2024/08/19
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気難しい女優のはずが、とても人間のできた愛情深い人。この作家特有、やっぱりあった最後の激修羅場。中学の時からずっと好きでいてくれて、最後はだらしない関係全部切って一途になってくれたカメラマン。 だらしない息子を溺愛し、夫の浮気は妻のせいだ、何でも我慢しろという昔のタイプの義母。それを継承している主人公の夫。 なんかなー、と思う設定が多かったが、女優の言葉が所々刺さった。頭でっかちにならず、もう少し自由にできたら世界が変わるかもしれない。

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2023/12/27
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そりゃあ出せなかった一歩も踏み出せることでしょう。 大好きだ、と自分のすべてを包み込んでくれるメンズがいたら、 少ない勇気も振り絞れるし、ねー。

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2023/12/10

主人公が見て見ぬふりをしていた自分の感情に気づく描写がとてもリアルでした。 無意識の自分の言動とかで、自分の気持ちに気付いたり、再確認したりすることってありますよね。 子どもを欲しいと思う気持ちはあるけど、夫の子どもを産みたいという気持ちとイコールではない。 深夜に帰宅したと...

主人公が見て見ぬふりをしていた自分の感情に気づく描写がとてもリアルでした。 無意識の自分の言動とかで、自分の気持ちに気付いたり、再確認したりすることってありますよね。 子どもを欲しいと思う気持ちはあるけど、夫の子どもを産みたいという気持ちとイコールではない。 深夜に帰宅したとき足音を殺すのは、夫を起こしたくないという気遣いではなくて、起こしてぐちゃぐちゃ言われるのが嫌だから。 我慢を強いられている状態での生活が長く保てたとも思えませんが、仕事の転機と同級生との再会で一気に崩れていく。 何かきっかけがあれば、現状打破というのはできるのかもしれませんね。 そのタイミングを掴むかどうか。 主人公に感情移入し過ぎて苦しくなりましたが、結末はよかったです。

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2023/10/27

 「燃える秋」  題名だけでもうlove❣❣ それも、燃えるとくれば最高な物語❣❣ 読む前から、期待、期待。  水原瑶子も帆奈美も、読者にいろいろな事を伝え、生きる道を教えてくれます。  いい本ですね、やっぱり由佳も最高❣❣

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2023/04/19
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村山由佳さんの作品を初めて読みました。 - 本来、夫のいる身での恋愛はみな〈御法度〉であるはずだが、瑶子が訊いているのは、一般的なモラルでもなければ、方の下の正義でもない。ほなみ自身の〈譲れない一線〉はどこにあるかという問題だろう 美しくて仕事ができて、酸いも甘いも経験している女性が言うとカッコよく聞こえる(笑) 瑶子さんはきっとこれからも私の中に住み続けるだろうな。 叔母さんの、「最初は背伸びだって不相応だっていいの。手に入れたものにふさわしい自分になろうとするうちに、それらはいつのまにか等身大のあなたに馴染んでいく。、、自分のことを、どうでもいいもののように扱っては駄目。」というセリフも素敵でした。 私も胸を張って頑張れる仕事を見つけたい、背筋を伸ばして生きていきたいなと思わされました。

Posted byブクログ

2023/01/26
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人生のクローゼットは無限に大きくはない。何かを選び取るには何かを捨てなければならない……登場人物たちとは何一つ似たところは無いし別世界のお話だぁと読みましたが、読後感は全く悪くなかったです。 帆奈美さんのラジオは村山さんがパーソナリティーされてるラジオみたいで村山さんの声で再生されてたし、モラハラ夫って村山さんの元夫もそうだった気が…と思って帆奈美さん=村山由佳さんに思えて仕方なかったです。 元夫が身勝手過ぎて寒気がするくらいでしたが、一旦壊れるところまで壊れるとスッキリするのかな。 誰も彼も、良い方向に進むとよいです。わたしもわたしの出来る範囲でがんばろうと、なんだか思えました。

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2022/08/29

衣食住のプロデュースをする「ライフ スタイリスト」として活躍する、帆奈美と自分勝手で、前時代的な考え方の夫・隆一との夫婦関係は、冷えていた。 ある日、帆奈美は、中学の同窓会で、カメラマンの澤田炯と再会する。 同じ頃、仕事で、女優の水原瑶子と出会う。瑶子は、帆奈美の仕事を気に入り...

衣食住のプロデュースをする「ライフ スタイリスト」として活躍する、帆奈美と自分勝手で、前時代的な考え方の夫・隆一との夫婦関係は、冷えていた。 ある日、帆奈美は、中学の同窓会で、カメラマンの澤田炯と再会する。 同じ頃、仕事で、女優の水原瑶子と出会う。瑶子は、帆奈美の仕事を気に入り、大きなチャンスを与えられる。 その仕事場に、カメラマンとして、澤田が来ていた。 彼は、夫が頑なに否定し続け、価値を認めたがらない帆奈美のスタイリストとしての仕事をはっきり肯定し、称賛する。 その頃、偶然に、帆奈美は、夫隆一の女性関係を知る。やがて、夫から、子供ができた事を告げられる。 浮気相手に子供が出来たことを聞かされた姑は 「夫の浮気に気がつかないのは、無関心だったから」 「妻のあなたが、折れて、謝れば、元に戻る」 「別れるのは、外聞が悪いし、会社での評価が下がる」 と。 極め付けは 「あの子がかわいそう」 隆一はと言えば 「いっぺん、おふくろと話してみてくれないか」 と。 「はあー?」 と、つい、突っ込んでしまったワタシ。

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2022/05/22

最後のフレーズ「おやすみなさい」は、徹頭徹尾正しい一文だと思った。 帆奈美は、運命の波をさ迷って自分の幸福を見つけられないであろう人ーー元夫·隆一ーーに、さよならではなく、おやすみなさい、と言いたいのだ。電波/音波に乗せて、その過去の魂を鎮魂したい思いなのだろう。 作者は、躍起に...

最後のフレーズ「おやすみなさい」は、徹頭徹尾正しい一文だと思った。 帆奈美は、運命の波をさ迷って自分の幸福を見つけられないであろう人ーー元夫·隆一ーーに、さよならではなく、おやすみなさい、と言いたいのだ。電波/音波に乗せて、その過去の魂を鎮魂したい思いなのだろう。 作者は、躍起になっていると思う、「優等生な自分自身」の殻を破ろう、と。ただ、私は思う、無理はしなくとも、向こうからその瞬間はやってくる。しかし、帆奈美には待たせることなどさせなかった。つまり、帆奈美の運命/人生こそが、タイトルの言うところの「燃える波」なのだろう。帆奈美には待てないほどの抜き差しならぬ情熱があり、それが己から殻を破る瞬間となる。 波、とは、運命/人生/心のそれのことだ、月並みな言い方だが。それが身を焼く情熱で燃えるように照らされていて、「燃える波」となったのだ。 秀でた一文というものはなかった気がするものの、全体的に調和の取れた「普通」の文章が読みやすかった。

Posted byブクログ

2022/01/18
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そろそろこの人の本飽きてきたというか…才能と仕事に恵まれていてねこがいて、めちゃくちゃ愛してくれる男がいて、うらやましいですわあ

Posted byブクログ