大切な人を亡くしたあなたに知っておいてほしい5つのこと の商品レビュー
今年、とてもつらく感じたニュースがありました。その中でぱっと目にとまり、読んだ本です。 私にとってはなのですが、今年読むことができて良かったと感じました。 「人を亡くすという体験は、自分の身体を奪われる体験と一緒」というくだりがあり、 自分なりの理解なのですが、 外傷におきかえ...
今年、とてもつらく感じたニュースがありました。その中でぱっと目にとまり、読んだ本です。 私にとってはなのですが、今年読むことができて良かったと感じました。 「人を亡くすという体験は、自分の身体を奪われる体験と一緒」というくだりがあり、 自分なりの理解なのですが、 外傷におきかえてイメージしてみると、(私は)突然身体半分が引きちぎられたような状態で、悲しみやショックもあったんだなと、あらためて思い返すことができました。 そんな身体で、仕事に行っていたんだな、それは苦しいことだったよね、ともあらためて思うことができました。 心に残った箇所です。 「喪失体験をきっかけに湧き出た感情で、心の風船はいっぱいいっぱいになっている。その感情や想いを吐き出せないのは、心が便秘をおこしてしまうのと似ている」 「欠ける、傷ができる。そのことに対して、金継ぎした器は作品、作成者によって、元の価値の何倍もの値がつくこともある。そんな見方もできる」
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親しい人との死別というのは非常にデリケートな問題であり、自分自身も周りもそれにどう向き合っていいのかわからないという人は多いと思います。 この本を読んだからといって今ある喪失感がすぐに無くなるというものではありませんが、こういったケアが存在していることを知ることはとても大事だと...
親しい人との死別というのは非常にデリケートな問題であり、自分自身も周りもそれにどう向き合っていいのかわからないという人は多いと思います。 この本を読んだからといって今ある喪失感がすぐに無くなるというものではありませんが、こういったケアが存在していることを知ることはとても大事だと思います。 自分には関係ない、と思っている人でも生きていれば必ず何らかの喪失感は起こります。 喪失感というのは死別だけでなく仕事や健康、恋愛や持っている物など何にでも起こるのだから。 ぜひとも他人事という目線ではなく当事者の気持ちを持って読んでみてください。 きっと多くの気づきがあると思います。
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