扇物語 の商品レビュー
扇物語/西尾維新 11/19 #読了 戦場ヶ原ひたぎから別れを告げられた。謝罪の言葉と共に。その直後、老倉育からも過去の行いの謝罪を受けた。怪異現象だと判断した阿良々木暦は地元に戻り、怪異のエキスパート、忍野扇に会いに行く。 謝罪は許しを乞うためのものか。
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阿良々木パートと千石パートは謝罪の裏表をテーマにした話。 目的次第で謝罪の意味合いは大きく変わるし、受け取り方も様々。日常を省みて、こんな複雑な駆け引きをしていたかといえば、結構していた。 耳が痛いというよりは、無意識に感じていたことを言葉にされたようでスッキリした。
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シリーズ26作目(モンスターシーズン4冊目) テーマはあとがきにもあるように「謝罪」。 「謝罪」という行為に対してここまで深い考察を言葉遊びの中で展開するのはさすがです。 独白の叙述テクニックを使ってミステリー仕立てにしているのもうまいと思います。 ただ、メインの暦主人公の物語は卒業後の物語との絡みが無いようで、大学時代単独のエピソードのような感じがして盛り上がれなかったです。 むしろ併設の撫子の専門家修行の方がシリーズ通しての物語となっていて面白いです。 貝木さんの復活、貝木+余接とのコラボで沖縄でのお仕事へ出発したところで次巻のお楽しみとなりました。
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p.34 元より友達の彼氏に会うつもりなんてなかったけれど 物語シリーズは全部読んできました。 昔は面白く感じた言葉遊びが、今は微妙になってしまいました。歳をとったせいかな。 上記の阿良々木君のセリフは流石だなと思いました。そりゃあ友人、コミュニティは拡がらないよなと感服しました。 撫子の物語はどうなるのかな? 世界に羽ばたいた羽川のことはもうやらないのかな?
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謝罪がテーマ。 クビキリシリーズを始めとした西尾維新作品を学生時代に夢中で読んでいた身として、当時のようにのめり込めず残念。 本シリーズの魅力である言葉遊びに対して、よく思いつくなという尊敬の念を覚えながら読んだ。
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大学の友人命日子から彼氏に一方的に謝罪されるという困惑を聞いた直後、謝るという概念知ってますか?な戦場ヶ原&老倉から異常な謝罪が。怪異が原因なのか調べていく阿良々木君パートの話は「謝罪」に関してあらゆる考察が出てきてそこは読み応えあった。表面的には謝ったらはいそこでおしまい!でも...
大学の友人命日子から彼氏に一方的に謝罪されるという困惑を聞いた直後、謝るという概念知ってますか?な戦場ヶ原&老倉から異常な謝罪が。怪異が原因なのか調べていく阿良々木君パートの話は「謝罪」に関してあらゆる考察が出てきてそこは読み応えあった。表面的には謝ったらはいそこでおしまい!でもそうはいかないのが感情の難しい所。しかし読みにくいのなんの。何度も目が滑った。仕掛けが判ってもはいそうですか、な感想。呪ってきた相手に対峙する撫子ちゃんパートはすっきり読みやすかったし話も大きく展開して先が気になる終わり方。タイトルは扇ちゃんなのに全然物語られないのは正体が正体だし妥当か。
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謝ることと許すことのお話。 偶数チャプターの声の主、最後まで分からなかった愚か者です。 読み返せば確かにあの人の要素盛り込まれているんですが、てっきり妖魔令か落葉の声かと思っていました。 と、日傘ちゃんの名前って「ほしあめともせいうとも読む」が正解だったと記憶してるんですが、...
謝ることと許すことのお話。 偶数チャプターの声の主、最後まで分からなかった愚か者です。 読み返せば確かにあの人の要素盛り込まれているんですが、てっきり妖魔令か落葉の声かと思っていました。 と、日傘ちゃんの名前って「ほしあめともせいうとも読む」が正解だったと記憶してるんですが、本作では「ほしあめ」とだけルビが振ってあって「せいう」に関しては一切触れなかったですね。 (忍では「せいう」、宵では「ほしあめ」だったんです?) あと老倉の発言で怪異現象と気付くのに一番笑いました。 チャプター21の「妖しい光を放っている」の後は「妖魔光(レイ)」だと思ったんですけど普通に「妖魔令」でしたね。
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「おうぎライト」 必要以上に場所を選ばず謝罪を。 全てが何かの間違いだと疑いたくなる状況だな。 怪異ではなく言霊と言えばいいのか分からないが、彼女の執念が異常だった事だけは確かだな…。 「おうぎフライト」 修行中に再開した相手は自分を。 本人たちに自覚が無いというのが気味が悪い...
「おうぎライト」 必要以上に場所を選ばず謝罪を。 全てが何かの間違いだと疑いたくなる状況だな。 怪異ではなく言霊と言えばいいのか分からないが、彼女の執念が異常だった事だけは確かだな…。 「おうぎフライト」 修行中に再開した相手は自分を。 本人たちに自覚が無いというのが気味が悪いな。 どれだけの人を呪い返されたら、そんなに大量の穴が開くのか不明だが目を背けたくなりそうだな。
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謝罪ねぇ。それにしてもセカンドシーズンからこっちは読んでいてもあまりワクワクしない。撫子編はそれなりに面白く、先が気になる作りではあるけれども。あと、読みながら作者はプライベートで子育てでもしてるんだろうか? と思いながら読んだ。
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